○和田(有)委員 日本維新の会の和田有一朗でございます。
今日はロシアの関係からお伺いしていこうと思うんです。
昨年の八月に、ロシアの反体制派の方々、イリヤ・ポノマリョフさんとか、あるいはロシア国内の少数民族のリーダーの方が、要は民族自決をうたっていろいろな活動をされている皆さんが日本に来られて、東京で、議員会館でロシア後の自由な民族フォーラムというフォーラムを開きました。そのときに私も実は出席いたしました。それで、今我が党の同じ会派におられる鈴木代議士もそうですし、ほかの党でも何人かの国会議員の皆さんが参加されました。
その後、いろいろな方からいろいろなお話がありまして、お手紙をいただいたりもしまして、この中にもいただいた方もいらっしゃるかも分かりません。そういった民族自決や、ロシア国内で弾圧されている方々に対する情報に接した方もいらっしゃるかも分かりません。
そういう中で、今ロシアで何が起こっているかというと、プーチン大統領に対する反発、あるいは戦争に対する反対、そのことを言う、口にするということに対しての弾圧がひどくなってきている。国内の政治的な抑圧のレベルが急激に今上昇しているというんですね。戦争に反対すると言うだけで行政当局からいろいろな罰を受ける。
どういうことかといいますと、外国の代理人というふうに指定する。そういう外国の代理人というものに指定されて、登録簿というものがあって、それに登録されてしまうと、何かあったときに行政的な罰を受ける。最終的には刑事判決を受けて矯正施設に送られてしまう。それで拷問を受けたりする。
この間のいろいろな、大統領選挙に出た反体制派の方がどうこうという話もその一つの流れの中だと思うんですね。まず、外国の代理人に登録するぞとロシア当局は脅迫していく。そんなことを言ったら登録簿に載せるぞ、こういうふうに脅迫していくというんですね。例えば、せんだって流れたニュースでは、ロシアで非常に有名なポップ歌手、アラ・プガチョワさん、「百万本のバラ」などのヒット曲を歌った方ですが、この方も、外国の代理人に指定するぞ、こういうふうに言われたということなんですね。
そうなりますと、そうやって脅迫を受けた多くの国民は海外に今出ていっている。逃げている。戦争に反対、又は、今、戦争に動員されようとしていますから、この可能性が出てきた方もみんな海外に逃げようとしている。プーチン反対と言うだけではなしに、戦争には行きたくないと言っただけでも登録簿に載せられる可能性がありますから、その前にということで逃げるわけですね。
逃げるというのは、パスポートを持っていなくても出られるんです。ロシアというのは、日本人の感覚では分かりませんが、多くの国がそうだと思いますが、パスポート以外にIDカードみたいなものを持っているんですね。
台湾もそうです。台湾の国民は、今は知りませんけれども、一昔前までは、皆さんパスポート以外にIDを持っていて、国内でどこかホテルに泊まろうと思っても、そのIDを見せないとホテルに泊まれないんですね。最初にチェックインできないんです。へえ、こんなものなのかというふうに横で見ていて思ったことがありましたけれども、世界にはそういう国が多い。
ロシアでも国内用のIDカードみたいなものがあって、これを持っていれば、旧ソ連諸国、いわゆるCISみたいなところには出国できるわけです。ところが、そこから先は、いわゆる普通の我々が言うパスポートを持っていないと当然出られない。例えば、CISには入っていませんけれども、ジョージアからポーランドに行こうかと思っても、その登録証では出られないんですね。
こういう方々が、今、実は難民のようになってたくさんいるというんです。いわゆるパスポートは持っていないけれども、とにかく行けるところまで出てきたという人がたくさんいる、こういうふうに今言われています。
この方々がその先どうするのか。政治亡命を求めるというわけです。要は、パスポートがない、登録証だけで出られるところまで来たけれども、そこから先に行けない、そういう人々が日本に対して、受け入れてほしい、逃げたい。ロシアでは抑圧されて、外国代理人としての登録簿に載せられて、自分はいずれ拘束されるかも分からない。政治亡命させてくれ。こういうふうに言っているロシア人が少なからずいると私は聞いたんですが、そのことに対して外務省は認識はあるでしょうか。どのように捉えておられるでしょうか。
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