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空本誠喜 ·日本維新の会・教育無償化を実現する会

衆議院環境委員会(2024-03-12)での発言

第213回国会 ·第第2号号 ·2,522字
○空本委員 大臣から前向きな御答弁をいただきました。ありがとうございます。  しかしながら、やはりスピード感が遅いといいますか、後手後手に回っている感が否めません。先ほど人的な補強もされるということ、国環研もしっかり補強されるとおっしゃっておりましたが、やはり、後ほど議題とさせてもらいますPFASに対する対策について、そういった問題に対してどのように人的に、またそれにどのぐらいの人数を入れるかとか、どういうレベルの方を入れるか、そういったことを具体的に本当はいただきたいと思っておりますが、まずは最初の出だしでございますので、ここからスタートということで。  次に、原子力の規制行政の在り方についてお聞きしたいと思います。  まずは、やはり、今様々な審査が行われています。原発再稼働に向けての審査、核燃料施設、六ケ所村での審査、こういったもの。私、原子力の専門家でございますので、審査の根本的な遅れの原因とは何ぞやと。いろいろな原子力の専門家若しくは技術者の皆さんと話すときにやはり出てくるのは、基本的な原子力規制の在り方、仕組み、ここが問題じゃないかな、ここにメスを入れなければならないと。こういう議論というのはなかなか難しいと思います。実際、裏方の方々が何をやっていらっしゃるか、これが見えないというのが一番だと思います。  私自身、原子力でいろいろな規制またいろいろな基準作りとかをやらせていただいた経験もありますので、それを踏まえながら少しお話をさせていただければと思います。  以前は原安審とか燃安審とか、今現在もそういう審議会はございます。しかしながら、数多くの技術者の方、また、プラント設計、プラント建設、そして施工、さらにはメンテナンス、さらにはトラブルシューティング、事故のときの対応とか故障のときの対応、こういったいろいろな技術を持っている方々がその審議会の下に集まり、部会をたくさんつくってその部会の中で審査してもらうといいますか、審議していく。そういう原安審、燃安審の下にある部会、これは専門家同士でのなれ合いじゃまずいです。  今、福島原発、昨日、三・一一。実は、私の誕生日も三月十一日。十三年前、まさに、私も三・一一のときには与党におりまして、その中で震災対策、原発対策をやらせていただきました。そういった意味で、やはりこの体制はなれ合いじゃいけない、これは分かっていますが、今の規制の在り方、やり方、審査の仕方、こういったものはもう少し変えていかなければならない、いや、大きくメスを入れていかなきゃいけないのかなというふうに感じています。  私自身も東芝側から専門の技術者として様々な、プラントの長寿命化、プラントの寿命延長の維持基準とかそういったときに、SCC、応力腐食割れという、溶接部に欠陥が起きやすい、それが年がたってくるとだんだんひずんでくる、そして割れてくる。そのサイズがどのぐらいの深さ、どのぐらいの厚みだったらいいか、それは許容できるのというのをまずは試験をやるんですよ。破壊試験とかそういう試験もやりながら、そしてその許容欠陥の基準作りをやっていく。こういうノウハウがこれまでの原子力行政の中にたくさん蓄積されています。しかしながら、それが見えてこない。  やはり、そういうものをもう一度つまびらかに皆さんの前に広げて、そういう基準を作ってきた、そういう経験を基に審査の在り方というものを考えていくべきではないかなというふうに思っております。  そして、やはり、原子力に携わる方々は、今、四十代の方々はプラント経験がほとんどない。建設も設計もされていません。ただし、今、メンテナンス、電力会社の方と話をして、例えば、私、広島ですので、島根原発を見に中国電力さんに伺って見させていただくときには、若い方々は運転プラントの対応といいますか訓練とかをされていらっしゃいます。運転訓練、また緊急時の訓練をされていますが、実際の運転経験はありませんし、しかしながら、いろいろなところに行かせてもらって運転経験を積むということもされているというのはお聞きしていますけれども、そういう経験者がいなくなった。  プラス、技術者に至っては、三菱、日立、東芝そしてIHIとか傘下の企業はたくさんありますが、そこの設計部隊の方々は五十代以上が主力でした。五十代以上の方々をもう一度活用しないとやっていけない。特に六十代、まだ元気だから、六十代ぐらいの方々をしっかり雇用してしっかり経験を入れていただきながら、そして、四十代、三十代の若い技術者の方々を育てるという仕組みづくりをしなきゃいけない。これは原子力の特別委員会でお話しすべき問題かもしれませんけれども、人材不足じゃなくて人材が抜けている今状況にあります。  また、配管とかはまだ何とか造れたりします。しかしながら、いろいろなパーツ、パーツを造る下請企業、関連企業、この企業がなくなっている。難しい技術になると、やはり下請さんに任せました。けれども、そういう方々が、今、みんな廃業したり、辞めていったりしています。ということは、技術の継承もできない状況にある。  そういった意味で、まずは原子力規制庁さんの方にお聞きしたいんですが、審査を迅速にするための対策、そして、その中で、規制庁が行うべき審査というのも、私は、規制庁の体質的な合理化も必要であろうと思います。例えば、審査を規制庁側としていついつまでにやり切ってしまう、その回答をいついつまでにやるという審査、仕組み自体の合理化、こういったものの迅速化。やはり電力に投げていて、電力の回答がまずいからということでやり取りをやっている、それは知っています。けれども、アメリカなんかの場合は、やはりお金をもらって審査して、ある期間で審査をやり切るというのが筋であります。  そういった意味で、審査の在り方自身も変えていく。それが安全面で危ないなというんだったらまずいかもしれませんけれども、やはり審査の在り方も見直しをかけなきゃいけないと思うんですが、規制委員長、いかがでしょうか。

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