○市村委員 日本維新の会、市村でございます。
この通常国会、最後の機会だと思います。感謝いたします。
昨年の臨時国会、それから通常国会と、経産委員会に属させていただきまして、様々な議論、また質疑、提案をさせていただきました。今日は、その取りまとめということと、是非とも経産省としての推進の意思の確認を改めてさせていただきたいと思っております。よろしくお願いします。
まず第一のテーマは、とにかく電気を安くどんどん作ろう、そうしないといかぬということであります。
今の需要予測だと、二〇三〇年までに今より減るという予測になっているんですね。これでは、いわゆるエネルギーの使用量と産業の発展というのは正比例の関係でありますから、すなわち、正比例ということは、電気需要量が減るという見込みということは産業の活性化も減るということであります。
結局、今、潜在成長率がマイナスであるという日本であるという中で、産業競争力を強化してもっと日本を復活させようというのがいろいろ議論してきたことだと思います。ですので、やはり電気需要を、一番大きいやつは、今大体九千億キロワットアワー弱なんですが、これを二兆キロワットアワーぐらいにしようというのが一番大きな目的だというふうに聞いていますので、じゃ、それに向かって電気をどんどん安く作らないかぬわけですね。そうしないと、データセンターもそんなに誘致できないわけです。半導体にも電気は要りますし、リニアモーターカーだって電気は要りますということで。
じゃ、どうやって電気を作るか。本当は、一番いいのは原発に決まっているんですが、なかなか日本は三・一一もあってそうはいかないというところで、再エネというのもあると。あとは、かつ、LNG、石油、それをたいてタービンを回すということでありますが、そのときはどうしてもやはりCO2が発生をするということで、CCSの議論がありました。
しかし一方で、CCUもある、ユーズの方もあるということで、じゃ、Uの方に持っていくためには、UにしてもSにしても、CO2をやはり分離・回収する技術が必要であるということでありまして、この委員会でもいわゆるアミンの話をさせていただきました。
今、アミン溶液の場合は一CO2トン当たり四千円ぐらいかかるんですが、ゲル状の固形のアミンがもう実用化されて、商用化もされているという段階に入っています。これだとトン当たり二千円なんですね。将来的にはこれを膜にして、それを通過させてCO2を選択的に分離・回収する方法も今模索されています。
更に進むと、DACといって、空気中から直接CO2を吸収するということで、これはダイレクト何とかカーボンなんですが、そこまでいくにはやはりこれからあと十年ぐらいはかかるだろうということで、じゃ、今あるものをしっかりと使うべきだろうというところで、私は固形アミンの話をここでもちょっとさせていただきました。
これにつきまして、是非とも推進してほしい。膜を待つのもいいんですけれども、今あるものを使う。膜はやはり十年ぐらいかかると思うと、二〇三〇年までに二〇一三年比でCO2を四六%削減しなくちゃいけないわけでありますから、これからの五、六年が勝負でありまして、今あるやつはどんどん使おうと。
このアミン固体は非常に優れているようでありまして、CO2を分離・回収できる。一つの例としては、農家のビニールハウスですね。農業のビニールハウスで、灯油をたいて熱を供給しなくちゃいけないわけですね。冬場とか、やはりビニールハウスは温度を保たなくちゃいけませんから。温度を保つために灯油をたくと、やはりCO2が出ているわけです。これをアミンの固体で分離・回収して、CO2をまた戻すんですね、ビニールハウスに。なぜ戻すかというと、光合成に使うからです。今、ビニールハウスの中であえて木炭をたいているところもあるぐらいらしいんです、CO2を出すために。
だから、ビニールハウスの外で灯油をたいて、熱を供給していたところでガスが出ている、そのガスをこのアミン溶液に通すとCO2だけ分離・回収してくれて、それを、CO2をまた戻すということも今もう実用化されています。これは九州大学がやっておられまして、私も行ってきました。農学部がやっておられます。
だから、こういうこととか、あと、ごみ焼却場とか鉄鋼炉でも、とにかくCO2を含むガスが出るところはこうして、アミン、今のは固体、将来的には膜でCO2を分離・回収する。そして、回収したやつをまとめてどこかでCCUにする。できるだけCCUで頑張って、どうしても使い切れないならCCSということになるんだと思いますが、経産省としての取組を、志を聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。
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