○阿部(知)委員 今大臣も御指摘いただいたように、当事者性、当事者にもお入りいただいて、子供たちの差別、偏見の、再生産されないようなことを追求をしていただく大変重要な御答弁と思いますし、三者協は、正直申しますと、先ほどの総理大臣談話以降始まって、二〇一九年の談話でありますので、そこから定期的に行うことにはなっていたと思うんですけれども、十分活性化されていなかったものと受け止めております。
そしてあわせて、私は、いわゆる差別、偏見の根深さについて、例えばハンセン病差別を知っているかどうか。障害者差別についての認識度は約七〇%、身体障害。そして、同和、被差別部落問題は六割程度。ハンセン病になると五割を欠ける。やはり教育とか周知徹底とか、そこに問題があって、まだまだ到達しておらないし、そのやり方も重要だということを指摘をさせていただきます。
その上で、実はこうした意識調査も、元々、ハンセン病に係る偏見差別の解消のための施策検討会、これも厚労省がやっておられまして、報告書が二〇二三年の三月に出されて、そこで全国調査がないよということで、先ほど大臣もおっしゃられました、昨年三月までのものを今年の三月に発表された。厚労省としてはやっておられるんですけれども、やはりそれが十分達成されていない、到達していないというところも課題だと思いますので、なお担当部局には頑張っていただきたいと思います。
私が今日御提案したいのは、私は、以前からよくハンセン病施設の各地の、菊池恵楓園や長島愛生園などにもお邪魔をして、そこにある資料館の重要性というものを指摘させていただいております。と申しますのも、この資料館から分かってくることというのは極めてリアルで、なおかつ、国として検証して後世に伝えるべきだと思うのです。
ところが、大変突き詰めて、概略して言うと、国立ハンセン病資料館、東村山にございます、そこでの検証とか検討はよく俎上に上るのですが、普通にある療養所の資料館についてはなかなか充実がされない。その理由は、療養所の資料館は医政局の担当で、そして差別、偏見等々は健康局の方で扱っている。これは縦割りの弊害と申しますか、予算がどこから出ているかだと思いますが、そういう問題も根本にはございます。
そのことを指摘させていただいて、では、資料館から何が分かってきているかというと、せんだって、長島愛生園というところで、御自身の大おじ様の解剖録を公開請求して、それを出していただいて皆さんに展示して、その作業によって御自身の家族の再生というか、そういう大おじさんがおられたということはもう何からも消えているので、そうしたことを取り戻すという作業をされた木村さんとか、あるいは、ひ孫の方が御自身の、亡くなられた、自殺された政石コメさんという方、この方の剖検録を、たどり着いてみたところ、実はいろいろな問題がありました。
剖検については御本人か御家族の同意が必要なのは、昭和六年のらい予防法以来そのようになっておりますが、実は、長島愛生園で丹念に山本先生という園長がお調べいただいたところ、資料の三枚目につけてございますが、遺体解剖の同意書が、亡くなられてから同意書が出されたもの、これは、解剖全体は千八百三十四人、一九三一年から五六年まで、大変多い数の解剖がなされていますが、ここで、この園長先生が、園が三二年から三三年と四五年から四八年の計百四十人の同意書の剖検願を照合したところ、三十八件が死後、だから解剖しちゃってからですよね。それから、死亡当日が二十九件、まさか亡くなる日に自分の解剖の同意は、なかなかこれはできないと思います。亡くなる前日から七日前までが五十九件、八日以前は十四件。
これの意味するものは、そして、例えば木村さんの同意書の場合、何人か同じ筆で書かれております。やはり一言で言うと、偽造という事態が発生していたんだと思います。その背景とか理由はどこにあるのか、これもきちんと検証がされるべきですし、山本先生は、入所のときに同意書を取るのは余りにも非人道的だから、しかし、法律の要請で同意書がなければできないから、死後とか死の直前に書いたことにして、偽造せざるを得なかった背景もあろうかという御指摘であります。これが分かってくるのは、やはり現地でそれを見て、残されたものを見て検証が進むわけです。
もう一つ、菊池恵楓園というところで、虹波というお薬を軍と一緒になって治療実験をしたというのも資料館に残っております。
開いていただいて四枚目のページで、軍との共同研究で開発された薬、虹波、これは五百人余り、ここではまだ三百七十一人を対象にしてとなっておりますが、実は、全く効かなかった、死者も出たという治療実験なんですけれども、後々、さらに、資料館では、お調べで五百人以上が治験対象になったということで、大変人権侵害の著しいものですが、こういうものも資料館には残されております。
大臣に二つお願いがございます。
これまでの厚労省がやっている検証過程、そこにはなかなか、資料館の情報という、現地の資料館が出てまいりませんが、これも併せて検証もしていただきたいというのが一点。
それから、これは大臣に是非お願いしたいですが、デジタル化して、そこにある身分帳から何から、資料をきっちりと取っていただく。今、デジタルの時代です、できます。ただ、人手とお金が要ります。これについても是非大臣に御尽力いただきたいが、いかがでしょう。
阿部知子 の他の発言
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 今の御答弁ですが、先ほど引用させていただいた二階堂当時官房長官の御発言の中にも、国連憲章にのっとってパレスチナの人たちの自決権を認めることを日本は支援すると。五十…
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 現状を認識していただいてありがとうございます。
人道支援とは、どちらが正しいかをジャッジすることではなくて、そこにおける人間の安全保障ですから、生きていただく…
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 立憲民主党の阿部知子です。
本日は、質問のお時間をありがとうございます。
まず、茂木外務大臣ですが、二〇一九年の九月から二〇二一年の十月四日まで外務大臣を…
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 日本は、元々、中東のイスラエル・パレスチナ問題では、二国家共存、二つの国家が共存するということを目指してやってきたわけでありますが、一九四七年になりましょうか、イ…
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 いわゆる国際刑事裁判所、ICC、赤根所長は、ネタニヤフの逮捕状を出したことで逆に脅されているというか攻撃をされているわけで、日本人の所長であります、日本がしっかり…
2025-11-28 · 衆議院外務委員会
○阿部(知)委員 先ほど、十月七日のことで、大臣のお誕生日と申し上げて失礼だったかもしれませんが、私は、正直、この日、大変驚愕というか、驚きました。
もちろん、それまでの中東に…
2025-10-24 · 衆議院東日本大震災復興及び原子力問題調査特別委員会
○阿部(知)委員 ただいまの宮川伸さんの動議に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕…
2025-10-24 · 衆議院東日本大震災復興及び原子力問題調査特別委員会
○阿部(知)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=阿部知子
MCP: search_diet_speeches(speaker="阿部知子")