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成田憲彦 ·駿河台大学名誉教授

衆議院政治改革に関する特別委員会(2024-05-27)での発言

第213回国会 ·第第6号号 ·816字
○成田参考人 平成の政治改革が選挙制度しかやらなかったということはございませんで、いろいろなことをやらせていただきました。それから、これで全てが解決したというふうには全然考えていたわけではございません。  ただ、平成の政治改革の最大のテーマは何であったかというと、確かに選挙制度なんですけれども、選挙制度というのは、非常に誤解されていますのは、小選挙区制導入というふうに言われていますけれども、実際は並立制で、小選挙区制と比例代表制を導入したわけです。じゃ、目的は何であったかといいますと、中選挙区制の廃止なんですよ。  中選挙区制というのはどういう選挙制度であったかといいますと、それは、高度経済成長下の経済成長の果実を分配する政治的システムというのが中選挙区制でございました。ところが、右肩上がりの経済が終わり、保守対革新のイデオロギー対決が終わって、これからは政策で競い合う時代だということで、中選挙区制がその非常に大きな足かせになっているということで、政党本位の選挙にするということで改革したのが平成の政治改革でございます。  それと、もう一つは、非常にしばしば言われることですが、政権交代があると言ったけれども政権交代は起きていないじゃないかということをよく言われます。イギリスをモデルにしたのに起きていないじゃないかと。  しかし、一九七二年でしたか、サッチャー保守党政権が成立して、保守党は十八年間続きました。その後、トニー・ブレアの労働党で十三年間続きました。現在は、保守党が十三年間やっております。自公に政権が戻って、まだ十二年しかたっておりません。まだ十二年たっていないんじゃないかと思います。ですから、イギリスをまねたのに政治改革が起きていないじゃないかというのは少し短兵急な御意見ではないかと思いますので、一応申し上げさせていただきます。これからの野党の奮起次第ではないかというふうに思っております。

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