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野間健 ·立憲民主党・無所属

衆議院農林水産委員会(2024-03-13)での発言

第213回国会 ·第第2号号 ·1,582字
○野間委員 これも一体どうなるんだろうか。そう簡単に代替の売り先が決まるわけでもないので、毅然とした態度で、しかし早期な解決を望みたいと思います。  最後の質問になります。  今回、基本法の改正等で、とりわけ食料安全保障の問題が取り上げられていますけれども、我が国の歴史の中で一番、食料安全保障が危機に瀕して厳しい状況にあったというのは、もう御承知のとおりですけれども、太平洋戦争、戦中戦後の時期だったと思います。食糧難にみんなあえいだわけです。  これは、農水省の皆さん方の先輩の海野洋さんという方が、「食糧も大丈夫也 開戦・終戦の決断と食糧」、こういう四百八十七ページの、当時の、戦前から戦中戦後について、いろんな事情を詳しく述べられた本が出ております。  この表題の「食糧も大丈夫也」というのは、日米戦の開戦の前に、御前会議に日本の食料事情はどうなんだということを提出する際に、当時の鈴木企画院総裁が、食料も大丈夫なりと言って、大丈夫ですということを報告しているんですね。後から見れば非常に甘い考えで、食料は何とかなります、だから日米開戦、戦って大丈夫なんですということを言っているんですね。当時もう、非常にこの見通しが甘いことで国民が大変なことになったわけです。  これによりますと、大体、戦前も、昭和十年代も、日本の食料の自給率というのが七割ぐらい。あと三割はどうしていたかといいますと、米ですね、台湾と当時の朝鮮、日本の植民地だったところからのお米を入れて、それで何とか国内の需要に、一〇〇%になっていた。ところが、昭和十四年に朝鮮の南部の方が大干ばつになって、前年から三割ぐらいしかお米が取れなくなる。それで日本にお米が全然入ってこなくなって、それから日本は困って、タイ、それから当時のベトナム、南部仏印ですね、仏領インドシナ、そこからお米を持ってこざるを得なくなって、南部仏印進駐とか、当時のいろんな軍事的な動きが出てくるんですけれども、そういったところから、開戦に至る道も開けてきてしまったわけです。  そういうように、当時から非常に日本の食料の事情、そして自然条件、これは八十年以上前の話ですけれども、今と全然、実は、この自然条件も、そういった条件も変わっていないということは御承知のとおりだと思います。確かに、いろんなところから今輸入できるといいますけれども、それが途絶したときは同じような事態になるということは目に見えているわけです。平成五年の平成の米騒動と言われたときも、お米をどうしたかといえば、タイから買ったわけですよね。やはり、当時と同じことをしているんですね。  それで、今回の食料安全保障の問題でも、自国の生産基盤を確立するのが第一だ、次は備蓄だ、そして輸入。何か、三本柱でやっているように思われるんですけれども、三本柱じゃないですよね、自国の生産が八割か九割なければ輸入なんか簡単に途絶するわけです。  最後は、朝鮮半島からも台湾からも輸送船が米軍の機雷封鎖で来れなくなって、本当に、あと半年終戦が遅れていたら、大変な飢餓状態になったであろうということも記されていますけれども、そういう状況でありますので、備蓄とか輸入は結構なことですけれども、それに頼っていては、これはできない。  当時は、今と違って千二百万人ぐらい農業人口があったんですね。ですから何とか、何とか持ちこたえた、しかし、二十年後、農業人口は三十万ですよね、皆さんが予想しているのは。これでは基盤が完全に崩れているわけですから、その上に家を建てようとしても、これは崩れてしまいます。  ですから、もうちょっと、国内の生産をどうしていくのか、基盤をどうやって固めていくか、こっちに注力すべきだと思いますけれども、大臣の見解をお聞かせください。

野間健 の他の発言

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2026-04-16 · 衆議院農林水産委員会
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