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山崎正恭 ·公明党

衆議院農林水産委員会(2024-04-03)での発言

第213回国会 ·第第6号号 ·1,841字
○山崎(正)委員 ありがとうございます。  本当に幡多地域の方は非常に高知県の方でも中山間の方ですので、そういった農水省の後押しがありますと、また移住者の方も進むと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  済みません、質問の順番を変更いたします。申し訳ありません。次に、先ほど古川先生からもありましたけれども、食育についてお伺いします。  今回の改正では、消費者の役割が拡充され、環境への配慮や食料の持続可能な供給に資するものの選択に努めることで、食料の持続的な供給に寄与していこうという内容になっており、それには食育が今まで以上に重要になってきています。  この点につきまして、私の先日の本会議の質問に、総理からは、農業の持続可能性を確保し、その発展を図る上で、農産物が生産から加工、流通を経て消費者に届く過程、また、国産農産物や環境に配慮した食品を選択することの意義等について、食育を通じ、子供たちの理解を深めていくことが重要ですとの答弁がありました。  実は、この点につきまして、まさにこのことを絵に描いたような実践をされている高知県の小学校の栄養教諭さんがいます。  まず驚いたのが、昨年一年間で約百七十六時間の食育の授業をされていたことでした。その内容は、生活科や総合学習の時間の中で一年生から六年生までで実施されており、それぞれの学年の授業の教材とリンクさせ、まず田植から始まりまして、田植をして、野菜を育てることから始めまして、収穫をして調理をして食すという工程を、実に工夫をしながら、楽しく子供たちと行っています。  例えば、「おおきなかぶ」を習う一年生は、カブの種を植えて育て、収穫したものを給食の食材として使ったり、調理実習でカブスープを作って食したり。二年生は、生活科の夏野菜を作ろう、冬野菜を作ろうの中で高知県の特産品であるナス、トマト、ピーマンを、国語の授業で「ゆうすげ村」を習う三年生は、その物語の中で出てくる大根を作ります。昨年度は大根の収穫量が百キロを超え、学校給食として子供たちはそれを食すといった体験的な学びで、子供たちは学びを深めていっています。  さらに、その栄養教諭さんは、ほかの先生の協力も得ながら、校内で高知の特産品でもあるニラを子供たちと育てています。小型のビニールハウスを子供たちと一緒に張り、ニラを育て、収穫し、今では、学校給食で使うニラは、一年間全て自校で育てたニラで賄っているそうです。  これらの取組は、実は、学校生活が荒れていた当時小学校五年生の男子児童二名に、栄養教諭さんが一緒に農業をやってみないかと声をかけ、それに乗ってきた二人と始まったようですが、今は、農業ボランティア部という名前がついて、五年生、四年生も加わって、朝の始業前の時間と休み時間を使って楽しく活動しています。  その中では、ニラをただ切って食べるというだけではなく、この食べられるような状態になるまで、土を耕し、種を植え、ハウスを張って、水をやり、そして常々雑草を刈りといった手間、工程があってこそ私たちの口に入ってきているんだという、この工程を体験的に知ってもらう、学んでもらうことを重視していると語っておられました。  このことは、先日の総理の食育の答弁にありました、農業体験機会の提供、学校給食における地場産業の活用、栄養教諭を中核とした食育の推進であります。  また、地元に代々伝わる地元飯を地域の方と一緒に交流しながら作る中で、どうしてこのような地元飯が作られるようになったかという、地元の歴史や気候、土壌についても学んでいます。  そのほかに、地産地消の推進も含めて、健康も絡めて、必ず成分表示を見ていくような習慣化、災害時の防災食を作ったり、SDGs学習での食品ロスの学習、学校給食を通した牛乳のすばらしさを知ってもらう授業等、その内容は多岐にわたるとともに、その学習内容の質の高さには驚きました。  私は、六年前まで公立中学校の教頭をしていましたが、当時とは隔世の感があり、学校現場における食育の急速な推進に驚くとともに、大変うれしく思いました。  そこで、食育について、先ほどの事例にあったような、地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承し伝えていく取組は、地域教育との相乗効果があり大変有意義であると考えますが、現在の食育の現状と今後の具体的な取組の推進についてお伺いします。

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