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山崎正恭 ·公明党

衆議院農林水産委員会(2024-04-17)での発言

第213回国会 ·第第10号号 ·2,409字
○山崎(正)委員 公明党の衆議院議員の山崎正恭といいます。  私は、鹿児島つながりじゃなくて、四国比例ブロックの選出でして、高知の方に今住んでおります。  今日は、四名の先生方、貴重なお話を聞かせていただきまして、ありがとうございます。  早速質問の方に入っていきたいと思います。  鹿児島つながりじゃないですが、私は、教員つながりで、中学校の教員を二十四年間務めてまいりました。その中で、特に一番ど真ん中に置いてやってきたのが、今、不登校の子供さんたちが十年連続で史上最多を更新しております。小中で三十万人と言われていますけれども、あれはカウントの仕方がありまして、実際は、小中高でいうともっと、三十日以上休んでいる子供さんたちは六十万人近くいまして、この子たちをどうしていくのかというのは、非常にこの国の重要な課題になっているなと。  それで、多くの子供さんたちは別に、中学校のときに不登校であっても、ほとんどの子供たちが今、社会で頑張っていっているんですけれども、中にはそのまま引きこもってしまう子供さんたちも一定数いまして、そういったこともありまして、今もこういったところはど真ん中に置いてやっているところです。  実は私も、高知県の方で非常に八尋さんと似た感じの雰囲気の人が、今、引きこもり支援、同じような、本当に似たような感じでやっておられる方がいまして、その人との連携もしながらやっているんですけれども、実は八尋社長のところが去年の五月の工業新聞に紹介されていまして、そこには、面白かったのが、井上君という中学校時代から引きこもりぎみの方の記事が載っておりました。  井上君は人間としゃべるのが苦手なんですけれども、畑では作物に声をかけ、優しく触って、触って、触りまくって育てるんですというふうに八尋さんが言われていました。また、彼が種をまくと、その種が土に吸いつくような感じで芽吹きます、もうこれは生まれ持ったものでしょうね、僕らはオーガニックの人と呼んでいますというふうな紹介がされていまして、そして、彼は人は余り好きじゃないみたいなので本当にしゃべりませんが、僕は井上君のまねをできる人は見たことがありませんということで、井上さんがダウン症の子供さんたちに丁寧に教えられているというふうな状況がありまして、井上さんはどんどんどんどん活躍の場を増やして、その中で生き生きと送られているというふうにあったんですけれども、本当に、引きこもりの方にとって、農業というのは非常に相性のいいものじゃないかなというふうに思います。  先ほど社長からもお話があったんですけれども、実は、引きこもりは、おととしの政府の推計調査によると、やはり全国で百四十六万人ぐらいはおるんじゃないかなと言われていますし、八尋さんからお話があったように、障害者の方でいうと九百三十六万人ぐらいおいでます。身体障害が四百三十万、知的障害の方が百八万、そして、言われていました精神障害の方は四百万人近くおいでます。  もちろん、障害のレベルもあると思うんですけれども、かなり多くの方が農福連携の中で共に社会参画しながら働いていく可能性があるんじゃないかなというふうに、私自身もすごく、高知なんかでの実践を見ても思っているところです。  ただ、大事なところが、その後、八尋さんはこういうふうに言われているんです。井上君がそれだけ生き生きと八尋さんのところで働いているけれども、じゃ、ほかで就職できるかといったら難しいと。では、障害者手帳がもらえるかといったら、そこまででもないというふうな形の中を言われています。しかし、しゃべれない以外は何の能力も劣らないんです、ただ、しゃべれなければ就職できませんと。  実は、ここが物すごく大事であって、やはり、先ほどもありました、井上さんはずっと引きこもり傾向があったのが、働けるようになって、そこで収入を得て、オーガニックの人と言われて、ダウン症の子供さんにも教えていく中で、すごく生きがいを感じたでしょうし、一番大事な自己肯定感というか、自分を肯定する感覚を持ったと思います。そして現実に稼いでいける。  先ほど八尋社長もそのことを言われて、ある意味そのことだったと思うんですけれども、やはり、ずっと保護をもらっていくこれからの人生だったのが、しっかりと自分で稼ぎながらというか、そういった実感を持っていくのか、ここが、先ほど言いましたように、今、日本ではいろいろな産業で担い手が不足していく中で、先ほど言った引きこもりの方や障害者の方が逆に生き生きと働いて社会参画し、その働き手となって、そして自分の生きがいを感じながら稼いでいける、これは物すごい重要なことだと思うんです。  実は、この間の質問でも言わせてもらったんですけれども、八尋さん、その方々がなぜ成功しているかというと、やはり私は、その人たちが最初にしっかり、先ほど言ったように、何年かたてば自分で自走できるんだと言われましたけれども、そこまでのところに特別な配慮、いわゆる合理的配慮と言われていますけれども、そういった合理的配慮が非常に丁寧で、そして、その人のペースに合わせながらやっているからこそ、八尋さんのところではそういった人たちが、実はここの記事にもありますけれども、九年たっても誰一人辞めていないんだ、ほぼ一〇〇%、全員が続いているというのにもそのことが表れているんじゃないかなというふうに思います。  ここで聞きたかったのは、まず一問目、八尋さんに聞きたいんですけれども、農業と福祉の関係の相性のよさというところと、これから農水省とか厚労省が一緒に進めていく上でどういうふうな合理的配慮があればそういった自立ができるのかというところについてお聞かせ願えたらと思います。よろしくお願いします。

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