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大澤昭一 ·特定失踪者家族会家族

衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会(2024-05-28)での発言

第213回国会 ·第第5号号 ·705字
○大澤参考人 私たち特定失踪者の家族には、これまで余り注目されていませんでした。私と会の荒木さんは、もう全ての、何十人かの特定失踪者の失踪現場を詳しく調べて、分かると思います。私は、特定失踪者の役員をしているとき、皆様と話合いをしたその中の知識ではございますが、皆さん同じような、私の弟みたいに誘われた事件とか、そういう事件があります。  ともかく、北朝鮮も、初めの頃はいきなり拉致じゃなくて、日本人の人権を守るという、そこまで言葉を使っていいかは分かりませんが、日本人に同意を得て誘われたような気がします。しかし、同意を得て誘われたんですけれども、皆さん、被害者が家族にそういうことを話すのが怖くて、あるいは、何か知りませんけれども、怖くて、ほとんどの被害者が家族あるいは知人にそういう話をしなかった。実にその点、北朝鮮の交渉は上手だったと思います。うちの弟はたまたまそれを知人に話していたもので、案外スムーズに進んだと思います。  特定失踪者の家族も、あの日も多くの家族が集まって、本当に熱心に救出を叫びました。あの家族の人たちは、毎日やはりそう思っています。私の弟は成年男子なんです。二十七歳の成年男子と、めぐみさん、せめても若い女性との間では、やはり一般の関心の持ち方が違ってくるんです。違ってくるのはあったと思います。  しかし、私の弟も、失踪する十日前に、最後にうちへ帰って、帰るときバイバイと、私の子供と手を振ってバイバイと別れたのは今も残っています。家族はみんなそういう思い出があります。是非、その思い出を被害者の皆さんから酌み取って、この救出に御尽力くださるようお願いしたいと思います。

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