○上杉分科員 ありがとうございます。是非よろしくお願いしたいというふうに思います。
タラワ・プロジェクトはタラワ島における日米の協力でありますけれども、タラワのみならず、いろいろな戦地があったわけでありますから、いろいろな地域で協力を是非進めていっていただきたいというふうにも思いますし、身元が特定されて、まあ身元が特定される場合は御遺族側の方もDNA鑑定が必要でありますから、そういったことで非常に大変なところではありますけれども、本当に一人でも多くの方に御遺族の方にせめてお骨だけでもお帰りいただけるというのが大変重要であるというふうに思いますので、ひとつ是非よろしくお願いしたいというふうに思います。
今申し上げている安定同位体比分析でありますが、私たち日本の鑑定レベルをアメリカのレベルに、アメリカのレベルはグローバルスタンダードであるわけでありますので、押し上げるためには、この安定同位体比分析というのを全面導入するべきであるというのが私の考えであります。
もちろん日本も、安定同位体比分析、研究をしておりますし、例えば防衛研究所で研究もしておりますし、東京大学に委託して研究等も進んでいるというふうに聞いております。そういった意味では、別に日本のレベルが低いわけではありません、技術力というのは。また、次世代シークエンサーというまた新しいものもありますし、DNA鑑定もあるわけであります。そういった意味では技術は日本にあるわけでありまして、全体的なやり方だったり、どこまで適用するか、そういったところにおいてもレベルを上げて、アメリカ基準にしていかないといけないということであるというふうに思います。
また、現地の遺骨鑑定人の方々の御努力もありますし、目検でいろいろ区別するというと、現地の収集のレベルも上げていくということもまた一方であるというふうに思います。
そこで、まずその安定同位体比分析でありますが、簡単に言うと、どこで育ったかが判別できるというものであります。ただ、どこで育ったかが判別できるというのは、それはもうデータをしっかり蓄積して、幾つもの検体をたくさんそろえて、そして、このデータが出たということは、これは日本列島のこの辺りで育った人であろうとか、朝鮮半島のこの辺りで育った人であろう、こういうふうに分かるわけであります。実際、韓国の方ではもうデータの蓄積も結構進んでいるというふうに聞いております。
そこで、日本においてもデータの蓄積というのがどんどん進んでいるというふうに聞いておりますが、日本人確率分布のデータが現在、作成状況はどのような具合か教えていただきたいのと、さらに、この基本計画だったと思いますが、令和六年度以降は、そういった他国の同位体比分析データ、これも用いて日本のものと比較検証を図ると精度が上がるわけでありますから、そういったことをしていくという前向きな取組もあると聞いております。これは予定どおり実施することとしているのか。そして、そもそも根本的に、こういったデータ活用というのは所属集団を判別するためのものとして有用なのか、そういったところも教えていただきたいというふうに思います。
そして、済みません、一つの質問でたくさん質問してしまって申し訳ございませんが、この同位体比分析を今、日本はやっていないわけではなくて、今御説明いたしました例えばタラワでは今やっているわけでありますし、国内であれば沖縄でもやっているというふうに聞いております。しかし、これによっていわゆる日本人の骨かどうかが分かるということでありますから、もう今、日本に送られてきている検体全てやるべきであるというふうに思いますし、これから収集されてくるところは全部やるべきだというふうに思うんですね。
全部の地域にこの安定同位体比分析を導入をして判別していくというのがもう必要なんだ、必須なんだと私は考えております。この点についてもどのようにお考えなのか教えていただきたいと思います。
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