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早稲田ゆき ·立憲民主党・無所属

衆議院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会(2024-04-18)での発言

第213回国会 ·第第13号号 ·2,384字
○早稲田委員 立憲民主党・無所属の早稲田ゆきでございます。  まず私は、観光庁の方に、そしてまた自見大臣に、地域活性化の視点から、そして持続可能な観光のためのツーリストシップという言葉の提唱、提案をさせていただきたいと思います。  私の地元は鎌倉で、観光地でございます。観光資源、神社仏閣等々ございまして、本当にありがたいことですけれども、この観光資源を抱えている地域におきましては、今、このインバウンド需要の回復がございまして、大変地域活性化が進んでおります。  他方で、住民の方々にとっては、観光公害とか、それからオーバーツーリズムと言われるような、そうした問題も多発をしているわけです。一言で言えば交通渋滞が一番大きなものですけれども、それ以外にも、自分の敷地内に、お宅の中にごみを捨てられる、それからまた、落書きをされる。そんなマナー違反というのは元々どうなのかということはございますけれども、日本には旅の恥はかき捨てというような言葉もあって、非常に楽しい中で気分が高揚して、逆にそうしたマナー違反が起こってしまうという残念な事態も起こっているわけです。  この点に関しまして、昨年十月十八日、自見大臣も参加をしておられます第二十一回観光立国推進閣僚会議においてはオーバーツーリズム対策パッケージをまとめられまして、その中で、マナー違反行為防止、抑制策として、二〇二三年度中をめどに統一のピクトグラム及び旅行者向け指針も策定をされるということであります。鎌倉市も先駆モデルとして選定もされました。  私は、オーバーツーリズム、それから観光公害といった非常に後ろ向きなネガティブな言葉ではなくて、もうちょっと前向きで、みんながそれをやろうと言えるようなポジティブな表現こそが、地域住民とそれから観光客とのウィン・ウィンの関係を構築して、それが地域活性化、地域創生につながっていくのではないかと考えています。  この点に関しまして、自見大臣所管のデジタル田園都市国家構想総合戦略においては、地域資源を生かした個性あふれる地域の形成の一環としてユニバーサルツーリズムの推進を掲げており、また、地域の魅力を深く味わい、かつ地域の持続可能に寄与する、来訪者も貢献できるサステーナブルツーリズムを推進するとしております。  そして、私の地元の鎌倉でも、鎌倉市観光協会がサステーナブルツーリズムにも取り組んでいるわけですけれども、一方で、ちょっとこのサステーナブルツーリズムというのは、日本語では持続可能な観光ということになりますが、この具体的な取組はなかなか進んでいないのではないかと思われます。地元でも、やはり清掃活動とかバリアフリーの対応といった内容でありますけれども、それが果たしてデジタル田園都市国家構想の戦略に言われているユニバーサルであるとかサステーナブルというようなことにつながるかどうか、ちょっと、いまいち分かりにくいと私は思っています。  その中で、ツーリストシップという新しい言葉の普及、これを提唱したいと思います。  昨年来、スポーツマンシップという言葉がございまして、その観光版であるツーリストシップという言葉の普及に努めておられる一般社団法人ツーリストシップ代表の田中千恵子さんと出会いまして、意見交換を繰り返してまいりました。今日も傍聴席に田中さん見えていらっしゃいますけれども、このツーリストシップ、この同法人で実施する旅先クイズというのが大変楽しいもので、街角で小さなブースを出展して、道行く内外の観光客、それから地域の方にもこのクイズを答えてもらう。これは文化や歴史、それから生活習慣などなど様々なことですけれども、たわいもないことであるけれども、そこで地域住民との交流も生まれるとか、非常に旅行者が、また旅先でどのような心構えを尊重したらいいかというようなことも呼びかけるツーリストシップのイベントであります。  墨田区観光協会が中期事業戦略の中でこの位置づけを継続的に実施しているほか、北は知床半島、奈良、大津、京都、広島、石垣島にも広がっておりまして、参加者は間もなく一万人を超える勢いであります。ゴールデンウィークには豊島区でも予定をしていて、大分県由布市ではツーリストシップを明記した啓発動画も策定されました。提唱者の法人代表によれば、旅行者に対しては、その旅先の文化や歴史、そしてまた風習などを伝えるとともに、インフラなどの住民生活への配慮、それから、観光ガイドに載らないような小さなお店でもこんないいところがあるから購買してくださいと。それからまた、伝統、歴史の学習、それから挨拶などを地域住民と交わしていただくとか、それから地域貢献事業、ごみ拾いもそうですけれども、そうしたことの参加の姿勢を伝えていく。  そしてまた、地域住民には、さらに、出会った観光客に何か教えてください、文化、歴史、それから皆さんが知っているいいお店、そんなことも教えてくださいとか、そういう地域の交流を、伝えること、これによってウィン・ウィンの関係ができてきて、それこそ持続可能、住民も、観光客が多過ぎて渋滞で困るというような渋い顔ばかりでなく、大変ウィン・ウィンの関係で交流ができる、いい関係になるのではないかと私は思います。  まず、観光庁政府参考人に伺いますが、政府が策定中の旅行者向け指針にツーリストシップという前向きでキャッチーな言葉を入れていただくこと。これは、内外での観光客の注目を集めるとともに、おもてなしという言葉がございます、そのおもてなしに代わる、また日本発の新語として、SDGs、オーバーツーリズム対策の柱として世界に発信をするべきではないでしょうか。是非検討していただけないか、お尋ねいたします。

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