○礒崎哲史君 このもちろん独占禁止法の適用ということでいけば、それはもう今現行あるルールでもありますし、おかしいところはもうどんどんどんどんそれは摘発していくべきだと思うんですが、このやはりアプリストアに特化した規制というのが、やっぱりどうしても、もう一つ理解、なぜここだったんだろうというのがちょっと理解できなくて。というのが、そもそも、このアップストアといいますか、iPhone、そもそもスマホが登場したのがまだ十数年前ですから、二十年たっていない状態。じゃ、その前はどうだったかといえば、まあまあ、iモードですよ、iモードがありました。iモードというものがあって、あれでインターネットと携帯をつなげたという画期的な、もうNTTが世界に誇る、ドコモが世界に誇る画期的な技術でというふうになったんですけど、iモードからiPhoneに取って代わられた。
じゃ、取って代わられた最大の理由は何だったのかというと、まあ分析している方はいろいろいらっしゃるのでいろんな説がありますけれども、一つはやっぱりこのアプリの部分です。iモードは、結局、NTTのドコモの専用ブラウザとしてしかインターネットとつながらなかった。だから、あそこで使われるアプリって基本的に全部ドコモなんですよ。彼ら自身が開発をするわけです。これでしか使えなかったと。
それに対してiPhoneがやったことは何かといえば、アップストアということで、誰でもその世界に参入できるって市場をつくったんです。要は、オープンなアプリ市場をつくって、そこにみんながどっと参入して、こんなにいろんなことがこの携帯の中に全部詰まっているのかということでみんなが飛び付いたということなので、実はiPhoneのアップストアって、極めてオープンな世界を市場の中につくったがゆえに爆発的に売れることになったんですよね。
だから、実は寡占状態で他社を締め出したのではなくて、元々はオープンだったから広がったというのがこの世界なんですよね。なので、それが今、逆にその規制対象になっていくときに、寡占状態でというような御説明をちょっと立て続けに言われてしまうとちょっと釈然としないなというふうに実は思います。
あわせて、その寡占状態ということでいけば、午前中、これ石橋委員もいろいろと御質問されていましたけれども、衆議院側の質疑でお答えをいただいていたんですけど、モバイルOSの世界においては、アンドロイドの占有率が五四・八%、それからiOSの占有率が四五・二%ということで、完全に二分されていると。元々はもうiOSですよ。で、iOSは純粋にアップルしか使えない。だから逆に、選びたくなければ選ばなくていいですよという世界だったんだけど、それがどんどんどんどん広がって、その後、何とか巻き返しを狙ってグーグルがアンドロイドをオープン化させて、そこにいろんな企業が乗っかってきて、何とか今アンドロイドが盛り返して五〇パー以上になっているけれども、でも、いまだにもうイーブンで戦っているという状態ですよね。
それでいくと、OSの世界は寡占状態かと言われりゃ寡占状態なんですけど、二社が激烈な戦いを繰り広げている。二社が激烈な戦いを繰り広げているOSの上に存在しているアプリの世界というのも、だから、そういう意味では、オープンで今二社、二つの世界が戦っているということだとすると、そこも寡占だというふうに整理してしまうと、本当に寡占なのかな、そこに参入障壁というのが本当にどれだけあるのかなというのが、正直ちょっとそこは疑問に思ってしまうんです、今言ったような説明がずっと続いてしまうと。
私の中の整理は、もう個人的な整理ですけど、これ、先ほど三浦委員がデファクトスタンダードという言葉触れられました。まさにそこの領域に入ってくるんだろうなというふうに思っていまして、もう正直、多分、このモバイルOSで新たな人たちが参入してくるのはもう多分難しいんだと思うんですよね。難しいんだとすると、そのOSの上につくられている世界でどうやってビジネスを取っていくのかというふうにすると、やっぱりアプリ市場、これが今後もどんどんどんどん伸びていく市場だとすれば、それをどうやって取っていくかという、そういう競争領域に入っているんだと思います。
その意味でいくと、これはもう標準化の世界ではもう常識的に、アメリカはデファクトスタンダードで市場を押さえるという戦い方、ヨーロッパはデジュールスタンダードでまずはルール作りから入るというこの戦い方からすると、まさに今回のEUがDMAというものを作って規制から入って、新しくそこに自分たちの域内の人たちを参入させる領域をつくったというふうに整理していくと僕は分かりやすいのかなというふうに考えています。なので、そういう意味でいけば、EUは戦略的に戦術的にDMAというものを導入して私は取り組んでいるんじゃないかなというふうに思うんですね。ですので、一つこういう考え方を持っていっていかないといけないのかなということがあります。
ちょっとまたこの点、後で触れたいとは思うんですけれども、ちょっとそういう整理をした上で、次のちょっと通告していた質問に行きたいんですけれども。
そうしますと、今はなぜスマホのアプリストアだけだったのかという質問をしたんですが、ちょっとさっきそれに近いことは触れていただきましたけれども、当然この後、DX、デジタルトランスフォーメーションが進み、IoTというものがどんどんどんどん進んでいけば、新たなデジタル領域、市場がつくられ、そこにまた新たな寡占状態というものができ上がる可能性はあるんだろうなというふうに思います。
この特定の分野における寡占状態が将来も発生するんじゃないかということが想定されるとすると、今後もこうした規制、今回のような事前規制というものはやはりつくっていくべきだというふうにお考えなのかどうか。この点について、これはちょっと方針事になりますので、自見大臣の方からお答えをいただければと思います。
礒崎哲史 の他の発言
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 今御説明いただきました。引っ越しの費用に関しては総務省さん持ちということであります。また、システム移行後の運営費に関しては、これは自治体持ちになると思いますので、また…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 大臣、是非よろしくお願いをいたします。
ちょっともう時間が来てしまいましたので、残り本当は一問用意していたんですが、ちょっとそれは割愛させていただきたいと思います…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 とはいいましても、大臣、国産クラウドをやはり育てていく意義というのは大変大きいですし、重いと思います。特に、安全保障という観点に立ったときには、やはり日本の資本、国産…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 国民民主党・新緑風会の礒崎哲史です。どうぞよろしくお願いをいたします。
まず、デジタル庁さんの予算の内容についてお伺いしたいと思います。
冒頭、大臣の方から予…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 今、数字も含めて御説明をいただきました。まだ、システム単体といいますか、システムの数でいくと半分に届いていないところで、三分の一強というところだというふうにも今お話が…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 今大臣から、また、こども家庭庁の予算との比較もありましたけど、これ、同じようにデジ庁さんのこの四千九百九十億円の中身見ますと、大半が他省庁から上がってきているお金であ…
2026-04-01 · 参議院デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会
○礒崎哲史君 およそ二年間ぐらいではないかという見込みのお話がありました。
ただ、実際に、これリソースの方どうなるかというのはまだ読めないところもありますし、また、対応する自治…
2026-03-24 · 参議院国土交通委員会
○礒崎哲史君 何でその数週間のところにちょっとこだわって聞いたかというと、今、要は調達が難しい状態になっているということは、供給が少ないというのなのか。で、供給が少ないのであれば、…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=礒崎哲史
MCP: search_diet_speeches(speaker="礒崎哲史")