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寺田静 ·各派に属しない議員

参議院農林水産委員会(2024-03-22)での発言

第213回国会 ·第第3号号 ·2,515字
○寺田静君 ありがとうございます。  この子供食堂、委員の方々も訪ねておられると思いますけれども、どこを訪ねてみても、課題はやはり困っている家庭の子供にどう来てもらうかというところだというふうに思います。食べられないならおいでなどと言われたら、やっぱり尊厳が傷つけられるから来ることができないと。だから、この地域食堂とかみんな食堂なんていう名前を付けて、誰が来てもいいと、けれども大人からはお金を取るよとか、どうしたら本当に必要としている子供に来てもらえるのかというところを現場の方々が様々工夫をしておられるというふうに思います。  この全国に増えてきた子供食堂ですけれども、それでもまだ遠くて小学生の足では通えないというところもあると思います。兵庫県明石市などは、小学校区一つに必ず、小学校区に対して一つ必ずつくるということを定めているというようなお話も伺ったことがあります。  また、私、十年ほど前に行ったアメリカの小学校を見せてもらったときには、ランチだけではなく朝御飯が無料で提供をされていました。もちろん、リンゴとかバナナとか、パンに牛乳とか簡単なものばかりではありましたけれども、全員が食べられるようになっていました。満足に食事が取れない子供が昼間までおなかをすかせて授業を受けるということがないようにということなんだと思いますけれども、でも、共働きで忙しい家庭や寝坊して朝御飯が食べられなかった子なども食べられるし、みんなにメリットがあって、やっていて悪いことは一つもないというふうに学校の方から説明を受けました。子供食堂に来てもらうのは大変でも、学校にはほとんどの子供が毎日通ってきていると。このアクセスということを考えたらこれ以上の方法はないんじゃないかなというふうに私はそのとき思いました。例えば秋田なら、おにぎりとリンゴぐらいならすぐにでも取り組めそうだなというふうに思います。  また、コロナ前から、長期休みに子供の体重が減るということも指摘をされてきています。学校給食が唯一のまともな食事であるという子供たちの存在があることに胸を痛めた方も多かっただろうというふうに思います。  フィンランドでは、長期休みは児童館に当たるところでランチを無料提供、毎日無料で出しているということでした。日本から移住した女性は、最初にそこに行こうとママ友に誘われたときに、いや、うちはそんなに困っているわけではないからとすごく戸惑った、自分が行ってもいいかどうかということを考えてしまったということでしたけれども、でも、実際に行ってみると、小さな子供を連れた親たちとか赤ちゃんをだっこした親などがいて、また、ちょっと大きくなって、恐らく児童館では遊んでいなくて、家で過ごしているんだなというような、共働きの家庭の中学生ぐらいの子供たちも昼の時間だけ食器を持って友達と連れ立ってやってきてそこに並んでいると、みんな全然遠慮もなく並んでいるということでした。子供のこの貧困対策というところと子育て支援を掛け合わせたようなものになっているということでした。  先ほどもお話し申し上げたこのアクセスの問題というところであれば、この子供食堂を更に広げようというよりは、既にあるこの学校や児童館を活用する方が早いのではないかというふうに思います。  大臣は、オーガニック給食を全国に実現する議員連盟の共同代表のお一人であられるというふうに思います。このオーガニック給食を広めていただきたいということはもちろんではありますけれども、この給食への国産のものの利用促進や地産地消の促進、食料へのアクセスの改善という様々な観点から、是非、この給食の無償化、さらに簡易給食の提供、長期休みにおける児童館での簡易的なランチの提供などということも是非御検討いただけないかなというふうに思います。  地元のJAの青年部の方たちとも、この学校で提供される朝食のことをお伝えをしたら、これならできそうだし、米の消費促進にもつながりそうだと。自分のところも、学校の準備をさせて、食べさせて、着替えをさせて、歯磨きさせてと、朝はとにかく時間がないから、この子育て家庭にとっても確かに有り難いかもしれないなというふうにおっしゃっておられました。  米の需要がといいながら、我が家も、朝はパンにチョコレートスプレッドを塗って、たまにそこにバナナを載っけて、あとはヨーグルトみたいな朝食がやっとだったりもするんですけれども、実は、時間がないから朝食はパンという家庭も子育て家庭には多いんじゃないかなと私自身は思っています。  昨日は、この国民の個人の嗜好を強制して需要を増やすというのはなかなか難しいというような御趣旨の発言もあったかと思いますけれども、この時間がないからパンになっている子育て家庭というのは、これはもう私自身あるだろうというふうに思っているんです。是非こうした可能性にも目を向けていただきたいなというふうに思います。  もう一点、三日ほど前の報道では、農水省の調査として、買物難民が九百四万三千人あるというふうな報道がありました。鈴木副大臣の昨日の御答弁では、この食料を行き渡らせるんだと、確保できる権利ということだというふうにおっしゃっていたかと思いますけれども、この買物ができないというところもアクセスの問題として農水省が捉えていらっしゃるというところ、非常に大事な視点ではないかなというふうに思いました。  ここのところも、秋田も本当にコミュニティーバスの運転手すら見付からずに自動運転のバスが走るみたいなところも出てきておりますので、是非、この買物難民のところも含めて、秋田に一度見に来ていただきたいなというふうに思っております。  最後に一問ですけれども、生産者、今本当に様々な生産者の方々が苦境にあるというところで、合理的な価格形成というところが大きな課題になっているというふうに思っております。この生産者がペイする価格と消費者がアクセス可能な価格のギャップというのは誰が埋めるというふうにお考えでしょうか。

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