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渡邊昌宏 ·つばめBHB株式会社名誉会長

参議院資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会(2024-02-21)での発言

第213回国会 ·第第3号号 ·1,731字
○参考人(渡邊昌宏君) 御質問ありがとうございます。何だか随分いっぱいありましたですね。  まず、プロセスライセンサーを目指す道筋ということで、私どもがやっているのは、いかにうちの触媒を使ってアンモニアを作っているところを皆さんに見せるかというところから始まると思います。したがって、まず市場を開拓していく。私どもの触媒を使った設備、これをやはり三つから四つお示しできるようなものに仕立て上げるということが重要だと思っています。  実は、非常に、やはりこういうことをやっておりますとマーケティングをやらなきゃいけなくて、お客さんのところに行くわけです。是非うちの技術を入れてくださいと、ああ、面白いね、脱炭素に貢献できるねというところで、大体、経営者は、それはいいね、行こうかというふうに言ってくれます。ところが、経営者がイエスと言っても、それを現場に落とすと、新しい技術を何でやらなきゃいけないんだというような御意見がどうしても出てきます。これがイノベーションのジレンマというやつですね。  経団連は、オープンイノベーションということで、大企業に対してオープンイノベーションを促進するように言っておりますけれども、現実には、現場に下ろすと、新しい技術や新しいオペレーションが入る、給料も変わらないのに何でやらなきゃいけないんだと、こういう非常に単純な御質問が来ます。例えば、アンモニアが一トン当たり千円で東京辺りは買えましたと。ところが、北海道に行くと二千円になっちゃうんですよ。これは、要するにサプライチェーンで運輸のお金がそれだけ掛かって千円のものが二千円になっちゃう。じゃ、千五百円でできたらいいじゃないですかと。いいですよね。じゃ、千五百円でつばめ作りますからと言って経営会議にも出て、いいじゃないかという話になる。ところが、現場に行くと、いや、勘弁してくれという話になってくる。この繰り返しが非常に苦しかったと。  でも、それを乗り越えて、先ほど言ったINPEXであるように、あるいはタイであるように、あるいはラオスであるように、一つ一つ作ることによって世界でつばめが新しいライセンサーとして入ってきたなという認識をいただけると思います。間違いなく、ハルダー・トプソーにしろ、既存のライセンサーが我々に対して非常に注目をしております。下手なことをやるんじゃないぞというような脅し等がありますけれども、それはそれなりにこなしていこうということで。  こういうことを進めていく上において、企業との連携というお話がございましたけれども、できるだけ株主さんを募りまして、今私どもの株主十六社ほどございます。その中には、三菱ケミカルさん、あるいは船舶の日本郵船さん等々、多くの株主さんがいらっしゃいます。そういう方々と意見を交換しながら、新しい分野に対するチャレンジといったものをやっていければと思っています。  今後の見通しについては、二〇二五年の八月に新潟で、メタネーションも含めてなんですけど、CCS、メタネーション、それからアンモニア製造という一連のプロジェクトが日の目を見ます。是非それを皆さん御覧いただければと思います。それで多分レピュテーションが上がってくるんじゃないかというふうに私ども思っています。  それから、肥料の安全性のお話がございましたですね。肥料、NH3は、アンモニアはNH3といいますが、NH3は単独でそのまま畑にまくこともできます。ただ、臭いだけですね。それから、カリウムとかリン酸だとか、これと一緒にして肥料にすることもできます。それから、CO2とアンモニアを作ることによって尿素もできます。尿素は臭いも全くございません。それから、一番簡単なのが、硫酸とアンモニアを作って硫酸アンモニウムです。これも肥料としては非常に有効です。これも臭いがございません。  ですから、爆発の危険性はございませんし、漏えいしたときの臭い、これをいかに防ぐかといったところがアンモニアの重要なところだというふうに認識しております。設備自体も、そういうことで漏えいのないような設備になっております。  よろしゅうございましょうか。

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