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高良鉄美 ·沖縄の風

参議院外交防衛委員会(2025-05-13)での発言

第217回国会 ·第第12号号 ·1,925字
○高良鉄美君 沖縄の風の高良鉄美です。  質問に入る前に、一言申し上げます。  自民党の西田昌司参議院議員がひめゆりの塔の展示資料を歴史の書換えなどと発言したことについて、今月八日の本委員会で、岩屋外務大臣は、政府の立場から立法府の議員さんの発言について十分な中身も承知していないままコメントすることは差し控えたいと答弁されました。発言の全てが公になっているわけですから、確認はされてから委員会に臨むべきだったと思います。中谷防衛大臣は、西田議員の発言は、失礼、西田委員の発言は承知いたしておりますが、個別の議員の一つ一つの発言について防衛省としてコメントするということは差し控えますと答弁拒否されました。  一方、石破総理は、昨日の衆議院予算委員会で、発言の全部は承知していないが、報道で知る限り、私は認識を異にするとの考えを示しました。両大臣も見解くらいは答弁すべきでした。  西田議員は、自分たちが納得できる歴史をつくらなければいけないと発言しましたが、歴史修正主義者に過去の事実は変えられない、凄惨な沖縄戦を語り継いできた沖縄県民は事実を変える言動は絶対に許さないと申し上げ、質問に入ります。  海上自衛隊に特殊部隊を創設し、初代隊長となった伊藤祐靖氏の著書「自衛隊失格 私が「特殊部隊」を去った理由」に次のような記述があります。(資料提示)資料の一の一です。後書きの抜粋ですが、読み上げたいと思います。  私が海上自衛隊を中途退職した一年後に、陸上自衛隊の特殊部隊、特殊作戦群の初代指揮官である荒谷卓氏も中途退職した。やっぱり無理だよなと思った。荒谷氏は、特殊部隊同士で濃い交流を重ねる中、たった一人だけ心酔した男である。  私の立場であれば、入隊時の志を貫くためには退職するしか方法がなかったが、あの人の立場なら陸上自衛隊、ひいては防衛省をも変革できたはずなのにと思った。それを諦めたということは、陸上自衛隊を、防衛省を荒谷氏は見放したということなのかと考えたら、自分が先に辞めておきながら、ひどく悲しい気持ちになったことを覚えている。  自衛隊には、全員とは言わないが、本気の隊員が信じられないくらいいる、その彼らの思いが実る組織に近づいていくことは、ある思いを残したまま自衛隊を去った多くのOBに共通する願いであり、祈りであると締めくくっています。  本気の隊員の思いが実らない組織とおっしゃっている伊藤さんのある思いに興味がある方は、是非本を読んでいただきたいと思います。  以前紹介しました防衛大学校の等松教授の告発、「危機に瀕する防衛大学校の教育」には次のような記述があります。  任官しない学生たちの多くは断じて打たれ弱いから辞めるのではありません。むしろ、優秀で使命感の強い学生ほど防大の教育の現状に失望して辞めていく傾向が強いのです。  優秀で勤勉な学生は、真剣に安全保障を学び、日本の防衛に貢献したいという熱意をそがれ、中には退校して一般大学や国外の大学で国際政治学や戦略研究を学ぼうと考える者もいます。一方、怠惰な学生は、あの程度でも教官が務まる組織だと自衛隊を軽侮して、勉学する努力を怠るようになってしまうのです。  幹部学校では在校中の三十から四十代の佐官クラスの幹部の多くが安直なレポートを書いてお茶を濁し、ゼミ形式の授業では想像力に欠けた浅薄な議論しかできません。このような思考停止の中堅幹部が年々増えていくことに愕然としました。  防大卒業後、このような教育階梯を上がるたびに、まともな知性がそぎ落とされ、形式要件だけを満たす要領の良さと、建設的批判でさえ排除するパワハラ的習慣を身に付けた幹部自衛官が増えていきます。  私は防衛力の抜本的強化に反対です。しかし、それが必要だと思っている皆さんは、このような指摘があることを御存じでしたでしょうか。  中谷大臣に伺います。  伊藤さんと等松さんの現状認識をまとめると、防衛省・自衛隊は国防に真剣な熱意を持つ自衛隊員に応えられない組織ということかと思います。中谷大臣は心当たりがあるでしょうか。  なお、先日外務省にも答弁の姿勢を指摘しましたが、防衛省の答弁は外務省よりも格段に不誠実なので指摘しておきます。質問の意図を外した答弁を事務方が書くことは、防衛省がこのお二人が言っているような現状認識どおりの組織であることを証明するとわきまえていただきたい。大臣におかれましては、価値判断、願望、今後の方針ではなく、伊藤、等松両氏の現状認識について心当たりがあるか、あるならどんな内容かのみを答弁してください。お願いいたします。

高良鉄美 の他の発言

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2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
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2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
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2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
○高良鉄美君 この自衛隊は、今回事故を受けて、破裂という表現を用いています。中谷大臣も十日の会見で、本事案は弾薬本来の爆発を伴ったものではないことから破裂という表現をいたしましたと…
2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
○高良鉄美君 今回、弾薬保管庫ということでしたけれども、資料の一の四は、これ沖縄防衛局の委託業者が米軍北部訓練場返還跡地で見付かった不発弾を、これ昨年、浦添市の住宅街にある事務所内…
2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
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2025-06-12 · 参議院外交防衛委員会
○高良鉄美君 しっかりとした対応ということですけれども、今細かい点をちょっと述べられる機会がなかったと思うんですけれども、この今回の事故、通常のプロセスとは違った形で爆発が起きたと…

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