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内藤忍 ·独立行政法人労働政策研究・研修機構副主任研究員

参議院厚生労働委員会(2025-05-29)での発言

第217回国会 ·第第16号号 ·709字
○参考人(内藤忍君) 御質問ありがとうございます。  よく禁止規定といいますと必ず罰則の話が出てきて、これが必ずセットでなくてはならないかのような話になっているのですが、必ずしもそうではないと思います。まあ、もちろん罰則が付いているものもあり得るし、その方がいい場合もあります。  しかし、私はイギリスの労働法が専門なんですけれども、イギリスにおいては、このハラスメントの禁止については、一つは二〇一〇年平等法という反差別法、差別禁止法制の下で禁止される行為として規定されているんですが、その効果としては、雇用審判所というところに訴えることができる、そしてそこで補償金、賠償金が得られることになるという、そういう法的効果があると。だから、司法的効力、司法的効果がある、を有する規定ということになります。  こちらでも、前回、二〇一九年の法改正のときに、損害賠償請求ができる、の根拠規定となる法規定の検討をすべしということを政府に対して御注文付けられていますが、そういうことと似ているのかなというふうに思います。  あと、関連することとして、先ほど私、東京都のカスハラ条例の委員をやっているというふうに申しましたが、東京都のカスハラ条例では、カスタマーハラスメントの話ではありますが、第四条において、何人もあらゆる場においてカスタマーハラスメントを行ってはならないという禁止規定を入れました。これは罰則が付いているわけではなくて、メディアには罰則がないというふうに書かれましたけれども、今カスハラのこの段階を考えますと、啓発が重要であるということでして、こういった規定ぶりもあるのかなというふうに思っております。

内藤忍 の他の発言

2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) 御質問ありがとうございます。  厚労省が間違っているわけではありません。認識の違いといいますか、ちょっと注目しているポイントが違いまして、先ほど申し上げまし…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) おはようございます。労働政策研究副主任研究員の内藤忍と申します。  今日は、貴重な場で意見陳述の機会を賜りまして、ありがとうございます。  私は、労働法分…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) そうですね、確かに、そこのその救済制度を利用したい被害者、被害を訴えている人と制度側のミスマッチが生じていると思っています。制度側が提供しているのは、調整的な…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) 御質問ありがとうございます。    〔理事三浦靖君退席、委員長着席〕  そうですね、イギリスの場合は、先ほど申し上げたとおり、イギリスの場合は雇用審判所と…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) 御質問ありがとうございます。  そうですね、地方公共団体も、この今回のこちらで話し合っていただいている均等法や労働施策総合推進法の適用対象になると。で、もち…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) もし、これは行政がやる場合ですけど、そうしますと、賠償金などを命じるという形ではなくて、ハラスメントの差止め命令等ですとか、オーストラリアの例なんですけれども…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) おっしゃるとおり、ステークホルダーは変わってくるのかなと思います。  そういった意味で、少しハラスメントだけではない話になりますけど、本法案に入っている女性…
2025-05-29 · 参議院厚生労働委員会
○参考人(内藤忍君) 難しい御質問ありがとうございます。  今回、社会的にもいろいろメディアでもカスハラの問題取り上げていただいて、労働組合からもこういった実態があるんだというこ…

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