SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
渕野貴生 ·立命館大学大学院法務研究科教授

参議院法務委員会(2025-05-08)での発言

第217回国会 ·第第7号号 ·598字
○参考人(渕野貴生君) 私も、本人への通知ということが非常に重要だと思います。  それは、今、河津参考人がお答えになった、その本来収集されるべきではないデータが収集されたことに対して不服申立てをする機会を保障するということだけではなくて、特にこの本人が被疑者である場合に、その被疑者として嫌疑を掛けられている事件に関して、その提供されたデータが何であるか、捜査機関がどういうデータを持っているのかということを知ることによって自らのその刑事事件の防御に使うと、つまり、証拠開示を受けてその捜査機関が収集したデータを被疑者側が自己のその刑事事件の弁護のために使うということができなくなってしまうおそれがあるからです。  これは河津参考人が別のところでよく指摘をされていますけれども、捜査機関が収集したデータですね、提供命令を受けたデータについて、必ずしも全てきちんと証拠として管理をしていない、できていないのではないかという疑いが払拭できないときには、これはいわゆる証拠のリストにも記載されないので、結局、弁護人、被告人はどういうデータを捜査機関が提供命令を受けたかということを知ることが制度上できないという問題が発生してしまいます。  ですので、この点からも、本人への通知というのは、被疑者が今その立件をされようとしている当該事件に関する弁護活動との関係でも非常に重要だというふうに考えます。

渕野貴生 の他の発言

2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) お二人の参考人がお答えいただいたところと重なりますけれども、その弁護士やお医者さんの守秘義務については、プライバシー、患者さんのプライバシーや依頼人のプライ…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 立命館大学で刑事訴訟法を担当しております渕野でございます。  本日は、貴重な機会をいただきまして、感謝をいたします。  時間に限りがございますので、配付…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 電磁的記録提供命令に対する罰則が罪証隠滅の防止のために必要だというのがその罰則を設ける根拠になっているわけですけれども、しかし、よく考えてみれば、通常の捜索…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 国家賠償請求等で使われる場合というのが実際にどの程度あるのかということがはっきりしないわけですけれども、問題の本質はやはりそこではないというふうに思います。…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 委員が御指摘いただきましたとおり、私も、オンライン接見というのは、被疑者の弁護人を依頼する権利、この弁護人を依頼する権利は憲法三十四条で保障されておりますけ…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 御質問ありがとうございます。  いわゆる電子令状を、令状請求についてIT化をするということによって、捜査機関が令状請求するに当たって、疎明資料を用意し、裁…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) これは非常に難しいと思います。厳格に特定をするということは非常に難しいというのが率直なお答えです。  とはいえ、もしこの制度ができたときには、やはり被疑事…
2025-05-08 · 参議院法務委員会
○参考人(渕野貴生君) 私の意見を述べたところでも述べたことの繰り返しですけれども、私は、本来的に憲法三十五条の要求を満たす特定性を、この電磁的記録、いわゆるデータについて、その特…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=渕野貴生
MCP: search_diet_speeches(speaker="渕野貴生")