○豊田委員 私、とがらない野党を心がけているんですが、ちょっとここはとがらせていただきたいと思います。ちょっと私へのお答えになっていないところがありまして。
立法府において政党間協議が行われることは、これはもちろん何の問題もありません。立法府の中で立法府の議員が政党の枠を超えて論じ合う、これは当たり前のことです、幾らでもやればいい。また、行政府において、有識者であったり、事業者であったり、そういった方を、審議会という形が多いと思いますが、御意見を聞く、これも幾らでもあっていい。それぞれが法的根拠に基づいて、行政府、立法府、憲法の秩序内で行われている行為であります。
しかし、今回は、政府が主催をして、立法府に属する政党をお呼びして、そこで議論をする。じゃ、それは一体何なのか。立法府なのか、行政府なのか。あるいは、そこで決められたものの法的位置づけは何なのか。私はそこを深く問いたいと思っているところであります。
国民にとって権利や義務を決めるものというのは、勝手に決めてはいけないルールになっています。それが、人類が長年の非常に弾圧の歴史を踏まえてつくり上げてきた秩序であると思いますので、こういったことについてもうちょっと根本的にお考えをいただきたい。
他委員会とは申しましたけれども、社会保障国民会議でございますので、これは社会保障の給付と負担の在り方なども決めていくということでございますので、この厚生労働委員会で論ずるにふさわしいテーマだと思います。
これは御答弁は求めません。私の懸念、質問、疑問については、まだまだ解消していないということをお伝えだけを申し上げたいというふうに思います。ありがとうございました。
次に、話を平和に戻しまして、オンライン診療についてお伺いをしたいと思います。
私、国政に戻る前の話なんですが、帯状疱疹になりまして、発疹がわあっと出まして、何だろうと思っていましたら、ぴりぴりと鋭い痛みが出て、夜だったものですから、翌日も朝から仕事がびっしり入っていて、医療機関に行けないなと。あっ、オンライン診療というのがあるじゃないかと思いまして、生まれて初めて、ちょっとどきどきしながらオンライン診療をネットで予約をしまして、午前二時ぐらいだと思います、受診しました。
また違う日に、お二人のオンライン診療のドクターにかかったんですが、これは、私は大きな気づきがございまして、玉石混交だなと。お一人は、本当にきちんと御説明いただいて、多分、処方とかもきちんとされていて、私がいろいろ割と御質問をぶつけるわけですが、もちろん、私が誰だかは分かっていらっしゃらなかったと思いますが、丁寧にお答えをいただきました。ただ、もう一方は、なかなか、ちょっとどうかなという感じで、何を聞いても何かうまく返ってこなくて、本当にこれで大丈夫なのかなというようなお話だったんですね、詳細は申しませんが。
そのときに考えたんですけれども、帯状疱疹というのは皮膚の症状で、それを事前にお送りをしておりますので、正直、診断はそれほど難しくないので、それが対面であろうがオンラインであろうが、診断自体を間違えるということはないんだと思うんですね。ただ、対面診療の場合と比較して、私は、オンライン診療は質の担保というのが一層難しいなというふうに実感をいたしました。
私が受診したときは夜中で、ドクターが、恐らく御自宅だと思うんですが、そういった場所でお一人で診察をするという状況ですので、ドクター御本人と私以外、誰もその診察内容を医学的な見地からもチェックをしていないという状況にあります。もちろん、対面の場合もチェックはしないんですが、対面の通常の医療機関の場合というのは、基本的には他の医療従事者の方がいますし、病院であればドクター同士もいます。また、その地域地域で医療機関があれば、正直、そこでのちょっと御評判が悪ければ、その地域全体に広まる、あるいは、それぞれの職業団体の方などでも情報が共有されるということで、やはり周りの目があるかないかというのは非常に大きな違いだなというふうに私は実感いたしました。
特に医療の世界は、医師、医療提供者側と患者の間の情報の非対称性が大きゅうございます。私は結構小さかったかなと思いますが。非対称性が大きい中で、その診断や説明や処方が適切かというのは、患者にはにわかには分かり難い中で、今申し上げたような対面とオンラインの差というのは、結構クリティカルに大きいなというふうに私は感じました。
もちろん、オンライン診療自体は、医療資源が乏しい地域や、通院に伴う御負担の軽減が必要な場合など、私は非常にその意義はよく理解するところでございます。だからこそ、オンライン診療における質の担保というものを具体的にどのように行っていくのかというのは、今後、オンライン診療が適切に広まっていくかということを考える上で、非常に大切ではないかというふうに思います。
個々の医師を、これは多分ルール上は管理者がチェックをするということになっていると思いますが、個々の診察の内容までは恐らくできないでしょうし、ガイドラインなどもありますけれども、その中に医師教育という項目も確かにございます。しかし、それでこの対面とオンラインの場合のリスクの違いがカバーされるとは、ちょっと私は思えません。
こうした点について、どうお考えになり、具体的にどのような方法でその質を担保されようということなのか、お考えを伺いたいと思います。
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