SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
塩田康一 ·鹿児島県知事

衆議院予算委員会(2026-03-09)での発言

第221回国会 ·第第8号号 ·4,401字
○塩田康一君 本日は、坂本委員長を始め委員会の皆様方におかれましては、鹿児島まで大変国会中の忙しい中お越しいただきまして、このような機会をいただき、誠にありがとうございます。  それでは、時間も限られておりますので、早速私の方から資料に基づいて御説明を申し上げます。  資料をめくっていただきまして、本県の概況でございますが、鹿児島県は、離島を含めまして南北六百キロに及ぶ広大な県土に、雄大な桜島や世界自然遺産の屋久島、奄美大島、徳之島などの美しい自然、そしてまた、そこで育まれました豊かな食、温泉、個性ある歴史、文化など、多くの宝物を有している地域でございます。  特に農業産出額は、令和六年は過去最高の五千六百八十九億円と、八年連続で北海道に次いで全国第二位となっております。特に最近、お茶ですけれども、令和七年産の荒茶の生産量が、昨年に引き続き日本一となっております。そのほか、和牛も全国和牛能力共進会での二大会連続の日本一、また、ブリ、カンパチ、ウナギなどの水産物や、かつおぶし、お茶など、日本一を多く有している地域でございます。  次のページへ行きまして、こうした農林水産物につきまして、最近特に輸出に力を入れております。令和六年度は約四百七十一億円と、四年連続で過去最高になっております。右側の方に推移のグラフがございますけれども、当初は令和七年に三百億円という目標をつくっておりましたけれども、これがどんどん伸びまして、今、五百億円というふうに引き上げ、そして更に今後は八百億円の達成に向けてビジョンを作っていこうということでございます。  ただ、四百七十一億円の半分が米国でございまして、トランプ関税の影響等も考慮しながら、米国自身は重要な市場として東部、中南部への販路開拓を進めながら、更にほかの国への多角化、あるいは品目の多角化などを図っていこうということで取り組んでおります。  次のページでございますが、特にお茶でございますが、荒茶の生産量が日本一になっております。抹茶が世界的なブームになっておりまして、輸出額も米国、EUを中心に大きく増加しております。ただ、この抹茶も、お茶の生産量がなかなか、面積も減っている状況の中で、どういうふうに生産基盤を確保しながら販売、流通、加工、こういったところをしっかりとやっていくかということが課題になっております。  次のページでございます。この輸出拡大に向けては、やはり販売の促進、販路拡大という取組が大事でございまして、特に新たな市場開拓に向けては、バイヤーの招聘、あるいは輸出先の市場調査、こういったものが必要になってきますので、こういったところについての予算の確保をお願いしたいと思っております。  また、牛肉、お茶、ブリ、どれもやはり輸出先国の認証制度などがございまして、それに適した生産施設を造らなければいけないということで、食肉の施設についても、鹿児島の和牛の生産者が大分県で屠畜して米国に持っていったりというような実情もあったり、また、碾茶、抹茶の加工施設もなかなか足りない状況で今増やしております。また、水産物も、ブリの輸出などの施設整備、こういったことについての予算の確保をお願いしたいと思っております。  また、最近、地球温暖化の影響で海水温が、鹿児島の錦江湾でも四度ぐらい平年ベースで上がっていると聞いております。そうした中で、なかなか餌の食いつきが悪かったりということで成長が遅れたりということもございまして、ここにあるような浮沈式ですね、表面よりは少し沈めた方が水温が低い、海中での給餌の技術、こういったことに取り組んでいきたいというふうに思っております。  次は、観光関連でございます。  鹿児島県も観光関連産業を基幹産業と位置づけておりますけれども、なかなかコロナ禍前の水準まで、特にインバウンドが戻っておりません。特に昨年は、香港における風評で香港線が運休になったというようなこともあったり、夏場のちょうど八月のお盆の時期に、大雨、台風の影響で宿泊者数が大幅に減少したということで、また更に上海線も運休になっておりまして、今後、インバウンドを中心とした旅行需要の更なる低下を懸念しております。  次のページ、六ページでございますけれども、国内旅行を中心に、まずは宿泊割引を実施をしております。また、来年度も引き続き実施をしたいと思っております。  これに加えまして、米国、シンガポール、タイなど、これを戦略的市場と呼んでおりますけれども、直行便以外で羽田や関空、あるいは福岡、こういった空港を利用して鹿児島に訪れるインバウンドの拡大を図りたいということで、まずは、海外の旅行予約サイトと連携して、鹿児島に来たいという人を増やしたいということで、旅前のプロモーションというのをしっかりと行っていく。その上で、羽田から来たり、関空から来たり、福岡から来たりということがあるんですが、ただ、福岡だけ、来る場合には、飛行機の乗り継ぎではなくて新幹線になるものですから、航空会社の乗り継ぎ割引がないということで、この部分については実証的に新幹線の運賃支援を行おうということにしております。  あと、クルーズ船については、過去最高を更新して、百八十三回と好調になっております。  こうしたことで、七ページでございますけれども、国の方でも地方の方に観光客をということでございますので、地方、そしてまた鹿児島県は大変すばらしい離島がありますので、そこへの誘客のプロモーションの強化をお願いしたいと思っております。  また、その際には、やはり離島の航空運賃も高いものですから、交通費の低減対策ということ、それから、先ほど申し上げたようないろいろな災害の多い時期もございますので、そういったものに対応する、地域の事情により実施をするようなプロモーションへの財政支援。それから、あと、クルーズ船が増えていると申し上げましたけれども、クルーズ船に鹿児島県産の食材を供給したいということで、今年度は水産物について実証的に取組をしておりますが、非常にロットが大きくてリードタイムが短いということで、冷凍冷蔵施設などの物流体制構築への支援というのをお願いしたいと思っております。  次に、八ページがデータセンターの関係でございますが、GX戦略地域制度というのを昨年八月に国の方で創設いただいております。本県においては、薩摩川内市において、国内最大級の三百五十メガワット超のAIデータセンター設置の計画が進みつつございます。そして、このデータセンター集積型GX戦略地域の選定ということで今申請をしておりますが、この制度ができたときにはいろいろな支援策があるということでございますので、その辺の予算措置もしっかりとお願いをしたいと思っております。  次は、防災・減災、国土強靱化でございます。  本県は、地理的にもシラス台地に囲まれていて、また半島、離島を多く有しているということで、非常に災害発生リスクの高い地域でございます。これまでも、台風、豪雨、地震、火山噴火など様々な災害がございます。引き続き、道路、河川、港湾整備など更なる国土強靱化対策が必要であります。  また、特定利用空港・港湾ということで指定をされた空港、港湾が幾つかございます。これについては災害時の迅速な対応にも資するような着実な整備が進むことを期待をしておりますので、よろしくお願いをしたいと思っております。  次の十ページのところは今申し上げたことを書いておりますが、一点だけ、志布志の国家石油備蓄基地を今日御覧いただいたかと思っておりますが、この肝属川の河口の波見港というのがございますが、航路に土砂が堆積をして支障が生じておりますので、こうした部分のしゅんせつなど、港湾の機能維持向上に係る予算確保についてもお願いをしたいということでございます。  次が、奄美離島の関係でございますが、本県は二十八の有人離島を有しております。この離島については、様々、奄振であったり離島振興法、有人国境離島法での支援をいただいておりますが、まだまだ改善されていない格差も存在いたしますので、これについて引き続きの支援をお願いしたいと思っております。  特に離島航路でございますけれども、港湾の整備と併せて、最近は船舶が老朽化していて故障するというものがございますし、ジェットフォイル、屋久島、種子島をつないでおりますけれども、この部分についても老朽化しておりますが、船舶の更新のための船価が非常に高額になっているということでございますので、この部分についての御支援もお願いをしたいと思っております。  十二ページのところは、今申し上げたこととかぶりますけれども、三島、十島といった非常に財政の小さな規模の島でございますが、ここも港湾の整備というのが重要でございます。是非、御支援をいただきたいというふうに思っております。また、離島はやはり航路がございますので、物価が高く、ガソリンなど、いろいろ国の方で対策をしていただいておりますが、こうした部分についても離島という事情をよく配慮していただければと思っております。  十三ページのところは、今申し上げたことでございますので、後で御覧いただければと思います。  十四ページは、地方税財源の充実確保ということで、当県も財政状況が非常に厳しい状況でございますので、国の御支援を引き続きよろしくお願いしたいということでございますが、特に十五ページのところで、一般財源総額の確保充実と併せまして、地方税収の充実ということ、それから教育の無償化ということがございますけれども、制度設計においては、本県の先ほど申し上げたような離島における特殊性ということも配慮をして、安定財源の確保をお願いしたいということでございます。  そのほか、税財源について、ガソリン税の廃止であったり環境性能割の廃止といったようなことがございます。また、今後は消費税についても議論がなされるということでございますが、消費税減税の議論等においても、地方への影響、これについてしっかりと検討していただきまして、地方の財政運営に支障が生じないように配慮をお願いしたいと思っております。  最後、十七ページのところは、政府の予算案の成立が遅れた場合には自治体の事業執行に支障が生じることも懸念をされるということでございますので、政府の予算案、それから地方税法及び地方交付税法の改正案等の関連法案については丁寧な議論を行っていただいた上で、是非早期の成立をお願いしたい。  以上でございます。ありがとうございます。

塩田康一 の他の発言

2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 地域における人材の不足ということは、いろいろな分野それぞれで顕在化してきていると思っております。そうした観点から、いろいろな省力化の投資を後押ししたりとか、外国人材確…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 消費税につきましては、先ほどの資料にも書いておりますけれども、地方にとっては社会保障を支える重要な財源となっているというふうに考えております。  今回、飲食品等につ…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 ありがとうございます。  地方創生の取組ということで、政府の方でこれまで地方自治体の総合戦略等の御支援をいただいて、取り組んできております。  そうした中で、いろ…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 LNGは火力発電に使われているということと、また、都市ガス供給においても鹿児島県内においても利用されておりますので、そういった面でのエネルギー、ガスの価格というものに…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 外国人材は、県内のいろいろな分野、産業においても、非常に貴重な人材として、また地域を支える人材として、大変重要な方々だというふうに思っております。  鹿児島県におい…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 国の方からは、まずはその供給の安定性というのを確保していただくということでもありますし、また、今も電気・ガス料金については一定の支援というのをしていただいておりますの…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 薩摩川内市のサーキュラーパーク九州というところに、三百五十メガワット超、国内最大級のAIデータセンターを今建設するということで準備をしております。このデータセンターを…
2026-03-09 · 衆議院予算委員会
○塩田康一君 半導体の関連では、TSMCの熊本県進出の後、いろいろな企業等からも鹿児島県への問合せとか引き合いとか、そういうのも来ております。  ただ一方で、県の工業団地が九五%…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=塩田康一
MCP: search_diet_speeches(speaker="塩田康一")