○加藤(勝)委員 自由民主党の加藤勝信でございます。
前回も発言をさせていただきましたが、ここでの議論を更に深めていくためにも、条文案あるいは要綱等の案を具体的に示しながらしていく必要がある、そのために起草委員会等が必要だということを申し上げました。この数回の審議を経る中で、一層その思いを強くしているところでありますし、その御意見が多数出ている、そのことを改めて申し上げたいと思います。
その上で、今日は、私どもの中谷筆頭幹事が、メモという形でありますけれども、踏み込んだ案を、これまでの他党のアドバイス等もいただきながら出されたということでございますので、具体的な中身について一、二、質問させていただきたいと思います。
前回、山田委員が、また先ほど玉木委員が発言をされた件でありますけれども、まず、選挙困難事態の認定そのものは政府が行う、では、それを承認する、その承認の国会をどういうふうに位置づけるかというのは大変大事な問題だと思います。
それを議論するまず前提として、そもそも、私どものたたき台の段階では、任期の延長ということを前提に自民党案は出させていただきました。しかし、実際、中谷筆頭からもお話がありましたように、これまでもほとんどのケースは解散を伴うものでありますから、解散を想定していないこうした仕組みそのものは余り意味がない、それはそのとおりだと思いますけれども、しかし、その上に立って、やはり一度失った資格を選挙を経ることなく戻すということ、これはある意味では非常に異常な状況でありますから、そこのところを、しっかりとその正当性を整理しておく必要があると思います。これは答えを求めるわけではありません。
その上に立って、では、最初の国会承認の、政府の選挙困難事態に対する認定を国会が承認する際に、一体、緊急集会で今やるのか、あるいは、元々我々が、失った衆議院議員が、例えば身分を戻してやるのか、これは一つのポイントであったというふうに思います。
その際に、できるだけ多くの国会議員の英知を結集してその適否を反映させるという説明を先ほどされました。また、玉木委員からは、そもそも内閣がそうした認定をするということは、解散権は取消しをした、したがって、それに係る議員を復活させるのは正当だという趣旨のたしか説明だったというふうに認識をしておりますけれども、この点を含めて、今回メモを出された中谷委員としてはどういうふうに整理をされているのか。
まさに、今回のメモでは、その承認に当たっては、国会議員の身分を一度復活させてやる、こういう整理をされているわけでありますから、そこの説明と、それから、結果とすると、二回身分が復活されるということになります。承認をする際の身分復活と、そして、それが決定された後の、要するに今回の選挙困難事態が終わるまでの身分復活、こういう二つの身分復活がいわばなされなければならない、こういう整理なんだろうと思いますけれども、その点を改めて確認をさせていただきたいと思います。
それから、参議院の緊急集会の件は、たしか、去年の参議院の緊急集会に関する資料、これは憲法審査会事務局がまとめられておりますけれども、その際も、実は四十日説と七十日説とそれぞれがあったというふうに認識をしております。
今回は、選挙困難事態を七十日としたという関係で、七十日をベースに作られているんだろうと思いますけれども、ただ、この際にも議論になったのは、あくまでも、選挙が終われば、その新しい選挙によって認定された、いわば特別国会を早くやって、そしてそれで対応すべきだという議論だったと思います。
そうすると、今回も、例えば、七十日終わった、選挙の後、そこをどこまで参議院の緊急集会に委ねるのか、あるいは、それは委ねずに、改めて特別国会を早くやって、そこに委ねるのか、こういった整理も併せてやっておく必要があるのではないかなと。ただ、特別国会は、選挙結果によっては相当いろいろな事案があると思いますから、そういったことも想定しながら進めていく必要があるかなと。
それからもう一点は、選挙困難事態が解消するというときの判断であります。これは国会に委ねられているように書かれていると思いますけれども、では、具体的に、一体誰がどうそれを起案して進めていくのか、こういった問題もあるのではないかな。これは問題の指摘にとどめさせていただきたいと思います。
いずれにしても、これまでいろいろ議論を積み重ねさせていただいておりますけれども、こうした、まさに要綱あるいは条文、そういった案、具体的なたたき台があって、もっと議論を進めるべきだと思います。
先ほど國重委員からも有識者のお話がありましたが、やはり有識者を呼ぶに当たっても、もう少し我々の議論を整理した上でお話を聞くということが、更に議論を深めることにつながるのではないかなというふうに思っております。
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