○平澤参考人 おっしゃるとおり、非常に難しい問題でございます。
ただ、私は、そのことを考える際に、やはり、日本の風土に合ったお米は、水田は非常に大事なんですけれども、一方で考えないといけないのは、まさに需要が減っていることでありまして、これから更に人口が減っていくということですと、どんどん減っていくわけですね。そうすると、どこかの時点で、恐らく今の水田を維持していくことが本当に正当化できなくなるという日がいつか来ると思っているわけです。
今、既に水田が半分近く余っているわけです。これで人口が半減という状況で、普通に考えて、七五%の水田は余るんだけれども、ずっと取っておきますということがいつまでできるかということですね。
一方で、お金がかかるといっても、水田を維持するためにいろいろな施策をやっていますけれども、そちらにもお金がかかるわけです。ですから、最終的に水田が維持できなくなれば、それはもう畑にせざるを得ない。なので、長期的な展望を持ってどの程度畑にしていくかということを考えるというのが恐らく現実的なところであろうかと思います。
問題は、水田が一番生産が安定していまして、麦、大豆は変動が激しいわけですね。おまけに単収もそれほどいかないということですので、カロリーをどう稼ぐかという問題はもちろん別途あります。なので、必要に応じて水田に残せるような、輪作の部分が残せれば、それにこしたことはありませんし、ただ、やはり、水田に使えばその分湿気が出ますから、麦、大豆に不適ということもあるので、そこのバランスを取りながら。
もう一つは、あるいは、今余り積極的にやられていませんけれども、トウモロコシであれば単収が取れます。これであれば、我々はそれは餌だと認識しているわけですけれども、中南米ではこれが主食でありますので、餌といっても、それは餌米でもトウモロコシでも同じことですけれども、いざというときには食べるという考え方をすれば、食料安全保障という対策にもなるのではないかなと思っている次第です。
以上です。
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