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小西洋之 ·立憲民主・社民

参議院外交防衛委員会(2024-06-11)での発言

第213回国会 ·第第19号号 ·3,684字
○小西洋之君 また、防衛省の官房長から、同じく自衛隊員についても、非常に尊い日本国憲法の下のこの使命、任務について答弁をいただきました。  「事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえる」、このような宣誓をしている国家公務員は自衛隊員以外いないわけでございますので、本当に、日本に対する侵略を、文字どおり、危険を顧みず、身をもって国民のためにそれを排撃する、排除する。本当に尊い立場であり、尊い誓いであるというふうに思います。  また、私も常日頃防衛省の皆さんに申し上げているんですが、日本国の自衛隊員ほど、自衛隊員は軍人ではなくて武人なわけでございますけれども、日本国の自衛隊員ほど尊く、また、決して軽い意味で言うわけではないわけですけれども、外務省にも言いましたので申し上げると、格好いい武人というのは世界にはいないと。  なぜかというと、自分からは絶対手を出さないわけですね。命懸けの訓練、先日も本当に痛ましい事故がございましたけれども、命懸けの訓練を日々積んで、その抑止力で相手に侵略をさせず、で、もし外務省の外交が、命懸けの外交が破れた後に、もうそれ以外に手段はない、国家究極の手段としてこの武力の出動をして、その武力のこの力で日本の侵略を排除する、排撃するということですから、絶対自分から手を出さない軍事組織、実力組織が自衛隊でございますので、世界にこうした組織は唯一でございます。  世界中の国が憲法九条を持てば本当に戦争というものはなくなるわけでございますので、この防衛省・自衛隊員の皆さんは、胸を張って、この日本国憲法の下の崇高な専守防衛のこの防衛の基本方針、またその下での服務宣誓のこの誓いというものを頑張っていただきたいし、私たち国会議員は、日本国憲法の下のこの防衛省・自衛隊の在り方、そして自衛隊員の皆さんのための取組を頑張らなきゃいけないというふうに思うところでございます。  今日問題にさせていただきたいのは、今質問をしました日本国憲法の下の外交官と自衛隊員のこの使命と任務を国家公務員として遂行したというか仕事をされていた大塚さんという、元自衛隊の最高幹部の方でありジブチの大使になられた方が、この度、靖国神社の宮司に就任をされたということでございます。  先に申し上げておきますが、若林先生は靖国問題やられましたけれども、これ全く関係ありませんので、偶然でございますので。私もあの落書きのような行為は、器物損壊であり、また後で申し上げますが、靖国神社は戦前においては陸軍省、海軍省の下の国家機関として誤った軍国主義の精神的な支柱であり、またその下で推し進められた侵略戦争を始めとする戦争行為を進めてしまった、そうした歴史を、責任を私は持っていると思いますので、そこは大きな問題はあるわけでございますけれども、ただ、靖国神社に祭られている戦死者の方々の尊厳、またその祭られている方々に対する御遺族などの思いに対して、落書きのようなあの行為というのはこれはもう絶対許されない行為であり、また日本国の刑法などに照らしても器物損壊罪などの行為だと思いますので、私はもう言語道断、絶対許されない行為だと思います。ただ、たまたま質疑が重なったので、ちょっとそのことについて言及をさせていただきたいと思いますが。  ここで、今申し上げたこの大塚さんという方が、靖国宮司にこの度なられた方なんですが、二〇二〇年にジブチの大使に就任されていて、そのとき私、実はこの外交防衛委員会で取り上げているんですね。何を取り上げたかというと、武人の出身者が外交官になることは絶対あってはならない。それは、先ほど皆さんお聞きいただいた、よろしいですか、外務省の外務公務員の使命とその任務と、あとその自衛隊員の使命と任務というのは、それは対極なんですね。対極なんです。武力のその対極に外交があって、平和を何とかして創造し、守り、維持するために死力を尽くすのが外交官の任務なんですね。それが、戦いが敗れた後に国家究極の手段として実力組織として出動するのがこの自衛隊なわけで、まさにこれについて、対極なわけですから、本来それを別々にしないといけないわけですね。特にジブチのような軍事的なこの要衝の地にそうした武人出身の人を大使にするということは、私も二〇年の国会で触れているんですけれども、戦前、ドイツの大島大使という、これ軍人でした、ドイツに大島大使という人を送り出して、その人が暴走して日独伊三国軍事同盟を行って、結果、日本はアメリカやイギリスとの外交的な関係を決定的に損ねて無謀な戦争に突き進んでいったわけですね。まさに外交が誤って国民に戦争の惨禍をもたらしたわけでございます。  こうした過ちを犯してはいけないんだということを、二〇二〇年ですが、ここで力説して、結構、済みませんね、自民党席から笑い声が起きたんですが、今回は起きていないので、もう、少しずつ理解が広まっているんじゃないかなと思うんですが。  なので、今お一人、名前は出しませんが、武人出身の大使がいるそうなんですが、それは行政、日本外交の在り方として私は過ちだと思いますので、武人に頼るんではなくて、さっき申し上げた答弁、外務省の官房長が答弁した、日本国外務公務員の使命、任務に懸けて我々がしっかり外交をやるんだということでやっていただきたいと思うし、自衛隊員は、先ほど防衛省官房長が読み上げていただいた、本当に尊い専守防衛の方針とその下での本当に尊い、自衛官しかやっていない服務の宣誓があるわけですから、まさに武人としての生きざまをそのまま全うしていただければいいというわけで、全うしていただきたいというふうに思うわけでございます。  それで、また、本件の問題ですね、ちょっと時間になってきたので、また今日を初めに続けさせていただきたいと思うんですが、まず防衛省と外務省にそれぞれ聞きますが、この大塚さんという方が宮司に就任されて、靖国神社の機関誌、それぞれお目通しを両官房長にはお願いしておりますが、宮司になる前の寄稿文と宮司になったときの挨拶の寄稿文があるんですね。それを読んでいると、かつての戦争を大東亜戦争というふうに呼称をして、この靖国神社を平和の社というふうにおっしゃっているんですね、平和の社。  靖国神社の戦前の役割というのは陸軍省、海軍省の下の言わば国家機関で、軍国主義の精神的な支柱であり、そしてああいう誤った戦争を推し進めていった、その下で赤紙一枚で多くの日本国民が、はっきり言いますけど、さらわれて無謀な戦争に、戦地に送られて無残な死を迎えた。世界の戦争の歴史でもないような、餓死やあるいは玉砕攻撃ですとか、そういうものを繰り返していったわけでございます。  今申し上げたのは、別に小西見解ではなくて、私の手元に、読売新聞の主筆の渡辺恒雄さんの二〇〇六年の「「靖国」と小泉首相」という朝日の若宮さんという論説主幹の対談本があるんですが、これを読んでいると、渡辺さんは、当時、二〇〇六年当時ですが、いまだに靖国神社には参拝はしたことがないというようなことをおっしゃっているんですね。その理由の一つで、靖国神社本殿の脇にあるあの遊就館がおかしい、あれは軍国主義礼賛の施設で、中を見た子供が日本はこの前の戦争で勝ったんだねと言うんだな、軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物館を靖国神社が経営しているわけだ、そんなところに首相が参拝するのがおかしいというようなことをおっしゃっていて、戦前のこの靖国神社の果たしたこの役割というのは、先ほど読み上げていただいた日本国憲法の制定の動機、目的であるこの平和主義、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることを許さないという、そういう決意などの平和主義、あるいはこの国際協調主義、そうしたものと矛盾するし、日本国憲法が採用する個人の尊厳に基づく基本的人権の尊重、またその前提である国民主権、あるいはさっき申し上げた平和主義、そうしたものと残念ながら矛盾するわけでございますね。  なので、防衛省と外務省の官房長に聞きますが、この度、この大塚さんが宮司に就任されて、さっき申し上げた大塚さんの寄稿文を読んでいると、何か自分の、自衛隊のこの海将、海上自衛隊の海将も務められていたんですが、その自衛官の幹部としての経験やあるいは大使の経験を生かしながら頑張っていきたいというような意思表明をしているようにも読めるんですが、今後、この大塚氏や靖国神社と外務省や防衛省が連絡、連携を取り、他国高官の靖国への参拝あるいは訪問、防衛省、外務省職員の靖国神社への参拝、訪問などを進めていくつもりがあるのか。  つい先日、防衛省は陸幕においても、やってはいけない部隊参拝、あるいは海上自衛隊でも部隊参拝を私はやっていたと認識するんですが、そうしたことも踏まえて、それぞれ答弁を求めます。

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