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ながえ孝子 ·各派に属しない議員

参議院環境委員会(2024-04-23)での発言

第213回国会 ·第第6号号 ·2,115字
○ながえ孝子君 愛媛県選出のながえ孝子です。  先日、環境省では、海草・海藻藻場のCO2の吸収量を世界で初めて国連に報告したというニュース、大変うれしく拝見しました。伊藤大臣、それから環境省の皆さん、お疲れさまでございました。  周囲を海に囲まれた海洋国家日本では、ブルーカーボン、この海藻・海草藻場によるCO2の吸収量、年間平均値で百三十二万トンと見積もられておりますから、これ、自家用車の百五十万台分のCO2の排出量に相当するんですよね。ですので、日本にとっては朗報だなと評価し、期待をしております。  私の地元愛媛県も、海岸線の長さが全国第四位なので、大変ブルーカーボンのポテンシャルの高いところで、ですから県内の関心も高まっています。以前もこの委員会で御紹介させていただきました愛媛県の南の端、高知との県境、愛南町というところがありまして、ここがブルーカーボンではトップランナーなんですね。  先週、四国で大きな地震がありました。その震源地がこの愛南町だったんですね。震度が大きかったんですけれども、亡くなられた方もおりませんで、水産関係の被害もさほど大きくはなかったということで、不幸中の幸いだったなと思っていますが、いや、あの南海トラフ地震だったらと思って、全国でも多くの方がぞっとされたと思います。ですので、防災についてはまた日を改めて質問させていただきたいと思っていますが、今日は、環境と地域振興の観点から質問させていただこうと思います。  この愛南町、真珠養殖、タイ、ハマチの養殖大変盛んで、真珠もタイもハマチも愛媛県日本一なんですけれども、愛媛の日本一を支えている地域なんです。この養殖いかだに生える海藻が吸収した二酸化炭素をクレジット化しておりまして、去年の十二月に全国で初めて貝類、真珠を育むアコヤガイですね、この貝類の養殖いかだでのブルーカーボンがJブルークレジットに認証されました。Jブルークレジット、ジャパンブルーエコノミー技術研究組合がやっているものですね。四国で初めてのブルーカーボンの認証です。ですから、人口一万九千人余りの町の果敢なチャレンジが前に進んでいるということになります。  資料一を御覧ください。  これが愛南町のやっている海業の取組を表した図なんですけれども、水産業を軸として、養殖、それから観光、飲食など、地域のいろんななりわいを共に振興させようという取組ですね。ブルーカーボンがその海業のいろんな事業を回していく資金源の一つとなります。海業の持続可能性を担保する柱と言ってもいいかと思います。  ざっくり御紹介しますと、ウニが異常に繁殖しまして、藻場の藻を食べてしまうんですね。藻場がなくなってしまうということで、これを除去します。捕ったウニがおいしけりゃいいんですけれども、余りおいしくないので、特産のかんきつとブロッコリーを食べさせるとこれがおいしくなるんですね。それで、そうやっておいしく育てて、これを出荷、販売しようという仕組みを回していく資金、これをJブルークレジットで稼ごうということです。  ですから、このブルーカーボンのプロジェクトというのは、海の揺り籠とも呼ばれている藻場を再生する、生物多様性を守ってくれると同時に、CO2を削減する、カーボンニュートラル、加えて、地域振興にもつながるという三方よしの政策ですよね。  現場でお話をお聞きしましたら、一番悩んでいるのはやっぱり人がいない。それ、ブルーカーボンというのはみんな賛成してくれるけど専門的知見を持った人がやっぱりいないということと、もう一つは資金です。ある意味、資金があれば人も確保できるかもしれませんよね。資金調達の営業活動をしようとしても、どういう企業や団体が投資してくれるのか、これが分からないんですね。新しい分野なので営業先の開拓も大きな課題となっているという話を聞きました。  そこで、今日は、サステナブルファイナンスと呼ばれる持続可能な社会を実現するための金融、資金調達をどうするかということについて議論をさせていただきたいと思います。  地域で芽生え始めたこういった活動をいかに持続させる、その資金を稼ぐか。一つは、やっぱりカーボンプライシングの仕組みを使うということだと思います。それがブルーカーボンクレジットで収益を上げるということだと思うんですね。  でも、そのためにはブルーカーボンが吸収源としてしっかりと位置付けられることが必要で、以前私も、マングローブについてはアメリカやオーストラリアが一歩先んじていますが、海藻はまだ国際的にこれを位置付けられていないから日本がリードすることできますよ、大臣頑張りましょうという質問をさせていただきまして、その後、冒頭申しましたように、吸収源として世界で初めて日本が国連へ報告したということで一番乗りを果たすことができました。  二〇二二年度、三十六万トンほどの見通しということなんですが、これからこのブルーカーボン、日本全体の吸収量の何%を占める見込みか、今後何%ぐらいを目指していくのか、教えてください。

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