参議院経済産業委員会(2024-05-07)での発言
第213回国会
·第第7号号
·939字
○参考人(竹内純子君) 御質問いただきまして、ありがとうございました。
先ほども申し上げましたとおり、この海上輸送をしてまでというようなところについては、申し上げたとおり、日本と韓国と幾つかの国に限られると。この同じ水素の利用と申しましても、やはり欧州や米国等は近隣に再生可能エネルギーの大きなポテンシャルがあって、そこからできた水素を陸上で、パイプライン等ですっと持ってくればいいといったようなところと、日本のように海上輸送をしてというようなところとは、私は、やっぱり大きくこれから競争力という点で開くおそれは、私は十分考えるべき話だろうというふうに思います。
先ほどお話ちらっと申し上げました豪州の皆さんとの対話のときには、あなたたちが、豪州の方たちがですね、もう鉄鉱石持ってグリーンエネルギーもあるんだから、こちらで産業をっておっしゃるのはこれは当然だけれども、ただ、産業というものをそこまでなめてもらっては困りますと。サプライチェーンも含めて、非常にこの技術力、それから納期をきちんと守るであるとか、そういった全てのこのクオリティーといったようなものを含めて、日本はこれは今まで競争力を保ってきたといったようなところ。なので、エネルギーと鉄鉱石、原料とエネルギーがあればできる事業ではないというところで我々はずっと戦い続けるというようなことを申し上げたんですけれども、逆に申し上げますと、この形での戦いしかなくなるといったようなところ、ここは本当に認識をする必要があると思いますし、先ほど東先生の御回答の中でちょっと無理やりにリスクシナリオについても是非皆さんに御検討いただきたいというふうに申し上げましたのは、やっぱり世界がどこまでコストを掛けてこのカーボンニュートラルに取り組もうとしているんだという、この国民がカーボンプライスを許諾する、受容するという仕組みづくりも必要なんですが、日本の国民だけではなくて、世界的に負担をしてくれなければ、これは温暖化のためにも意味がないということに加えて、日本の国民の負担だけが増えるということになりかねないので、そうしたリスクシナリオも含めて是非御議論をいただければというふうに思っております。
私からは以上です。