○藤巻健史君 日本維新の会・教育無償化を実現する会の藤巻です。よろしくお願いいたします。
今日は全部、植田総裁に御答弁をお願いしたいと思っております。
まず、十九日に発表されました日銀政策決定会合のその結論を、マスコミは大規模緩和解除とか、金融正常化への第一歩というようなヘッドラインとか付けていましたところもありましたし、それから識者も同じようなコメントをしている方が多かったと思うんですが、総裁も同じように考えているかどうかということについてお聞きしたいと思っています。
異次元の量的緩和、質的・量的緩和というのは、基本的には一番幹となる部分は世の中にお金をばらまくということであって、YCCとかマイナス金利というのはその幹から出たとげのようなものだと思うんですよね。要は、異次元の量的緩和というのは、日銀が、一番重要なところは日銀が国債を買い取って紙幣を刷りまくって、実際には日銀当座預金を増やすわけですけれども、お金を市中に供給することだと思うわけですけれども、これをどう判断するかというのは日銀のバランスシートを見ればいいわけですよね。日銀のバランスシートというのは、大部分が発行銀行券と日銀当座預金ですから、その残高を見ていけば、お金をばらまいているかどうか、すなわち異次元の量的緩和を進めているか、収縮しているかというのが分かるわけです。
要するに、そのバランスシートが膨れ上がっているということは、異次元の量的緩和を加速しているわけですし、バランスシートが大きくならなければ、拡大しなければ、そこでもう量的緩和はそれ以上のことをしていない。それから、バランスシートが縮小しているということは、その量的緩和を縮小に向かっているということであるし、昔のレベルに戻れば量的緩和から脱却したと、こういう話だと思うわけですよね。山登りでいえば、山を登っているのか、頂上でたたずんでいるのか、山を下っているのか、それとも麓に戻ってきたのかという判断だと思うんですけれども。
ここで、今回の決定で、YCCはやめるけれども毎月六兆円の国債購入を続けると決めたわけですけれども、これ年間で七十二兆円なわけですよ。先日、私、予算委員会でお聞きしたんですけれども、平成二十四年じゃない、二〇二四年に日銀が保有している国債の満期、どのくらいあるのか、六十七・一兆円と回答を言っていたわけですけれども、七十二兆円買って六十七・一兆円、国債が大部分の、日銀の資産の大部分ですから、これ純増ですよね。バランスシートはどんどん膨らんでいくというふうに考えられる。実際に、ずっと今まで、まあ多少のぶれはありましたけれども、異次元の量的緩和を掲げてからどんどんどんどんバランスシートは膨れ上がっていて、植田総裁が総裁になってからも膨れ上がっているわけです。
今後とも膨れ上がっていくのであるならば、これは異次元の量的緩和を縮小しているとも方向を転換しているともいうわけではなくて、幹たる部分は量的緩和を更に続けているということだと私は思うんですが、ですから、そういう意味でいうと、政策変更なんて全くしていないわけで、どんどんどんどん更にお金を世の中にばらまいているというのが現状だと思うんですが、その辺については植田総裁はどう考えるかということなんですね。
それに関連して、今日の日経新聞一面のトップ記事が、「世界緩和マネー 圧縮途上」と書いてあるトップ記事なんですね。圧縮途上ということは、さっき言いましたように山を下っているわけですよ。お金をばらまいたのを回収し続けているわけです。ところが、日銀はまだまだお金を、山を登り続ける、要するにお金をばらまき続けるのであるならば、それはお金も物とかサービスと同じようにその存在、その希少価値の問題で、ほかの国々がお金を回収しているのに日銀がばらまいていたら、それは円の価値が他の通貨に比べてどんどんどんどん安くなっていっちゃうんじゃないか。まさに、インフレが大幅に加速していっちゃうんじゃないかという懸念があるんですが、その辺についてお答えいただければと思います。
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻健史です。よろしくお願いいたします。
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