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中田宏 ·自由民主党

参議院予算委員会(2024-03-25)での発言

第213回国会 ·第第13号号 ·1,404字
○中田宏君 検討を進めたいと言っていただきました。まさに今年がその見直しの中間年に当たりますので、総理の答弁、確かに受け止めさせていただきたいと思います。  さて、最後ですけれども、一一九番の適正利用についてお伺いをしたいと思います。  NHKで「エマージェンシーコール」という番組がありますけれども、私これよく見ます。私自身は救急車で搬送されたことはありませんけれども、救急車を出動させる立場に立った側、その経験はあります。  さて、救急車は救える命を救わなければいけないんですけれども、残念ながら、救える命が救えていないという現状があります。本当です。というのは、もう血が止まらない、大変だといって行ってみたら、行ってみたら深爪だったとかですね、あるいはもう呼吸が乱れて大変だといって行ってみたら風邪でタクシー的な利用を考えていた人だったと。こういう事態が発生して、結果として、脳梗塞だとか心臓発作だとか、本当に命が懸かっている人たちのところに救急車が後手に回ってしまう。結果、データには表れていないけれども、それで命を落としている人は確実にいます。  私は、横浜市長時代ですけれども、救急車のその適正利用に対していろんな議論をしました。そのときに、一つは有料化ということの議論も避けるべきではないと考えてやりましたけれども、しかし、これは消防庁が駄目だということでありました。  結果、当時の横浜市は、これはコールトリアージという、一一九番の指令センターに通報を受けたその段階で、重篤な人、本当に命懸かっているという人には手厚く行く。通常は一台三人ですけれども、これを五人体制で行く。まず、救急車が出払っていたら消防隊が行って、これは士の資格の、救命活動士としての資格を持っている人たちが全員まず真っ先に駆け付けていくということをやって、現実に救急車よりも三分早くたどり着いて、そして先に手当てをする、報告できるようにする、そして救急車が来ると、こういう順番になっているんですね。しかし、軽症で命も関わっていない、搬送も重くないという方にとっては二人体制で行くというような、軽重を付けた形でコールトリアージをやって、今、全国の自治体にこれは約四百、消防本部に広がっております。  松阪市は、これ三重県の松阪市ですね、六月から有料化という報道が流れました。実は有料化ではなくて、これは、仮に搬送して病院に行ったけれども入院加療が必要ではない軽症者という場合は、国が設けた選定療養費、これを取るという形に医師の判断で行うということで、これは七千七百円ということであります。  この松阪市の意味は二つあって、一つは、救急車の軽々しい利用を避けてもらう。もう一つは、やはり救急現場において張り詰めた人たちがもう疲弊しているわけです、人手不足でもあるわけです、そしてモチベーションも下がるわけです、こういう事態に対して対応するためにやっていくという方針なわけですけれども。救急車の適正利用、これ一一九番ですね、消防庁はとにかくコールが来たら三人で出ろという画一的な対応に対して、地方はいろんな工夫をしているわけです。  是非、消防庁、もう少し柔軟な取組をしないと、これパンクしますよ。現実パンクしているということに対して、これから先考えて、検討を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

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