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遠藤久夫 ·学習院大学経済学部教授/社会保障審議会会長

参議院予算委員会公聴会(2024-03-12)での発言

第213回国会 ·第第1号号 ·551字
○公述人(遠藤久夫君) 高齢者の負担も当然でありまして、ただし、これもやはり所得とか経済力に応じた負担というところが非常に重要になります。特に、高齢者は経済力や健康水準の格差は非常に大きいので、これ一律にやるということに対しては非常に課題を持っております。  と同時に、実は医療費を見たときに、確かに高齢者の医療費は若い人たちの医療費よりも国民医療費ベースで見れば増えているんですけれども、一人当たりで見ると高齢者の医療費は若い人たちの一人当たり医療費よりも伸び率はぐっと少ないんです。つまり、余り増えていないんです、一人当たりは。ただし、人数がどんどん増えますから、医療費ベースでは高齢者の医療費は増えているんですけれども、一人当たりの医療費というのは抑えられているんですね。  そういうようなことで、高齢者医療費ってもう野方図になっているわけではなくて、かなりいろいろなことが行われているという実態もあるわけでありますね、これは給付の段階の話になりますけれども。  そういうことも踏まえながら、しかも高齢者の場合は格差が大きい、健康格差と経済力の格差が大きいという中で、負担を増やすという場合でも非常にきめ細かくエビデンスベースで議論をしていく必要があるだろうなというふうには思っております。

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