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遠藤久夫 ·学習院大学経済学部教授/社会保障審議会会長

参議院予算委員会公聴会(2024-03-12)での発言

第213回国会 ·第第1号号 ·685字
○公述人(遠藤久夫君) ありがとうございます。  医療保険制度の枠組みを使って支援金の原資を調達していくという枠組みなわけでありますけれども、これは、このために全く新しい仕組みをつくるというのはそれなりにやはり社会的なコストも掛かるわけであります。  保険料ということを財源にするということでありますと、幾つか保険の仕組みはあるわけなのですけれども、医療保険というのはそういう意味では全ての国民がそれに入っているということで、介護保険の場合はやはりある年齢層以下の人は保険料を納めていないということもありますし、そういう問題もあるので、医療保険という仕組みが一番適切なのではないかということで選ばれたんだというふうに理解しております。  と同時に、先ほども議論もありましたけれども、医療保障というのは、やはり少子高齢化による影響というのは非常に受けるわけであります。今回、別に医療保険をそのまま使うという話ではありませんけれども、医療保険というものは、まさに少子化が進むと非常にその制度の維持が困難になりますから、そういう意味でも医療保険の枠組みを使うということにある種の親和性があるんだろうというふうなことになるということで、社会保険の枠組みの中で考えるのであれば、医療保険というのが、多くの人が支えて、なおかつ医療保険財政そのものにも長期的にはむしろプラスの影響を与えるということで使われたと、こういうふうな理解はしているわけですけれども、その辺のところが余り説明されているのかどうかというのは非常に、ちょっと疑問なところはあるというところは正直なところです。

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