○参考人(小笠原一郎君) どうも質問をありがとうございます。
ちょっと順番が途中、二つ目からお答えしたいと思いますが、まず国連改革です。
私もこのLAWSも広い意味で軍縮・不拡散の枠組みの一つだと思っておりますけれども、軍縮・不拡散の枠組み、まず交渉をして、それを各国が批准、締結して、それを国内的に実施をして、お互いに検証し合うと、ちゃんと守られているか、最後に、不遵守の状態が出た場合、それに対して対応していくという一連の側面がございます。今一番弱いのは、この不遵守に対してどういうふうに対応していくかということで、やはりこの安全保障と直結した軍縮の分野での国際約束が破られた場合に出てくるのは、期待されるのは安保理です。この安保理が機能しないという状況では、果たして新しい条約が作って意味があるのかと、作った端から破られているではないかという率直な疑問が出てくると思います。
したがって、そういう意味で、法の支配によってこういった軍縮あるいは不拡散、そういったものを規律していくという意味では、この不遵守を対応するための安保理が機能するようにするということが非常に重要なので、そこの部分は国連改革が引き続き必要だと思っております。
それと関係いたしますが、その入る国、入らない国が出てきて、まあ非対称性が出てきてしまうという御質問でございますけれども、これは規範の内容を薄めれば多くの国が入ってくることができます。他方、規範の内容を高くすれば入ってくる国は数が限られてくるということで、そこの部分はトレードオフの関係にございますので、どこを狙うのかというバランスの問題は一つございます。ただ、軍縮・不拡散の場合は、やはりきちんとそれが遵守されているのかどうか、一方が遵守している、他方は遵守していないと、その安全保障上の立場が脅かされますので、しっかり検証して、その遵守されているということに確信を持てるようにしておかないといけないと。これはやっぱり検証を伴ったそういった条約を作れるかどうかというのは非常に重要になると思います。
検証をつくるためのそういった条約を作るためには、今度、交渉、個々の間での非常に高いレベルでの信頼があることが必要なので、今現在はなかなか、大変残念なんですけれども、そういった状況にはなかなかないのかなと。したがって、今ここでそういった法的な拘束力のある文書を作るのがいいのか、あるいはもっと信頼のレベルが高まった時点でより踏み込んだ実効性のある条約を作っていくのがいいのかという、そのタイミングの問題もあろうかと思います。
それから、最初の御質問でございます……
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2024-02-07 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
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REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=小笠原一郎
MCP: search_diet_speeches(speaker="小笠原一郎")