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原田尚美 ·東京大学大気海洋研究所教授

参議院外交・安全保障に関する調査会(2024-05-15)での発言

第213回国会 ·第第5号号 ·808字
○参考人(原田尚美君) ありがとうございます、御質問。  もう一回、二ページ目、それからその次の三ページ目も同時に併せて、ただいまの御質問に回答したいと思います。  おっしゃるように、南極、南大洋の海氷の減少の応答、これ、現状でグラフでは急激に二〇一四年以降、二〇一五年以降、落ちています。これ、現実です。  ただ、本当にこのまま、右肩下がりのままに推移していくのかどうかというのは、研究者によっても見解まだ定まっていないんですね、たった数年の、十年ぐらいの出来事ということでですね。ですので、このままどんどん南極が解けていくフェーズになっていってしまうのかどうかというのは、もちろん私自身はその方向にあるというふうに思うところですけれども、いや、そうではないという研究者もおりますので、それが現実です。  三ページ目の南極の大陸のところの絵ですけれども、氷床量の変化というのが、西側の南極の氷床量、随分もう失われている。赤茶色の面積がかなり広がっていますね。ですので、海氷の面積、それから氷床で解けている部分というのは、今、西側の南極が中心なんですね。日本の観測隊がテリトリーとしている東側の南極、これ実は余りまだ明確に、例えば昭和基地周辺の海氷も減っているのかと言われると、実は昭和基地周辺で見てみると、余り大きな変化ないんです。それが現実です。  このグラフ、お見せしたグラフは極域全体を平均化して見ているので、極域全体平均化して見ると確かに減ってはいるようなんですけれども、ローカルでエリアごとに見ていくと、いや、余り減ってないところもあれば、極端に減っているところもあるという、非常にヘテロジーニアスです、分布が。ですので、全体で見るのか、それからローカルで見るのか、あるいは時間スケールによっても見解がまだ定まっていないというところが現実かと思います。  これで回答になっていますでしょうか。

原田尚美 の他の発言

2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 御質問ありがとうございます。  私、非常に有り難いことに南極と北極、両方携わらせていただいていまして、より気候変動に深刻な状況にあるなと思うのが、やっぱり…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
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2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 重要な御指摘ありがとうございます。  実は、運営費交付金の削減が少しずつ始まって久しいのですけれども、その研究室の基本的な運営をするためにある運営費交付金…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 御質問ありがとうございます。  まだこういった観点で十分な議論はスタートしていないというのが現状かと思います。といいますのも、やはり日本は災害大国でして、…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 御質問ありがとうございます。大変重要な御指摘かと思います。  地形照合システムの整備に関しては、これは国でやっている部分であります、国土地理院ですとか。で…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 御質問ありがとうございます。  スパコンの性能ではなくて、まだまだモデルシミュレーション、現実をリアルに表現することができていないというのが現実です。これ…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) 御質問ありがとうございます。  この文章だけでは、確かにおっしゃるように、なかなか分かりにくくなっているんですけれども、実は今、漁業とそれから私たちのよう…
2024-05-15 · 参議院外交・安全保障に関する調査会
○参考人(原田尚美君) すごくいい御質問ありがとうございます。  私もいろいろフィールド行きますけれども、やっぱり南極の特別感というのは、ほかのフィールドと大きく違っているところ…

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