○参考人(石田一喜君) 御質問いただき、ありがとうございます。
三つの御質問をいただきました。
まず一つ目が、研修、中長期的なキャリア形成の在り方でございましたけれども、こちらについて、本当に農業を最初からやりたいんだと決めている方に関しては、既に新規就農の取組というものは非常に各地域拡充してきているような印象を受けております。それまでは割と教え方が不慣れなところもあったんですが、最近はちゃんと農業者のところで弟子入りして、ステップアップの研修というのも組んでおりますので、以前と比べると定着しやすくなってきていると思います。
ただ一方で、農業もやってテレワークも少しやりながら、徐々に農業のシフトを増やしていきたいとか割合を増やしていきたいという方ももちろんいらっしゃいますので、そういう方に関する支援の在り方というのは、実はこれからの検討事項だというふうに思っております。片手間とは言いませんけれども、ずっとテレワーク忙しくて、ちょっとだけ農業やればいいんじゃないかと思っている方も少なからずいる中で、この時期はこれだけ人手が必要なんだよとか、現実、具体的なところの忙しさを伝えていくというのが農業現場の本当に必要な在り方だというふうに思っております。
また、二点目につきましては、調整に時間が掛かるということでございました。
こちらに関しましては、地方の市役所のOBの方、あるいはJAの部長職まで務めたような方が事務局長となって申請しているというのが調査先の実態でございました。これについては、総務省のところで事例の報告が近年かなり多く上がっていて、イメージが付きやすくなってきたというふうにも思っております。
また、申請の在り方については、仲間集めというのが一番難しくて、農業者だけであればすぐ集まるんですが、商工業の人となかなかこれまで話したこともないしというところで、そういった集まりがある場、商工会と農業界がつながっていく場とか、ふだんからの付き合いというものがあれば自然と申請の話合いも盛り上がるというふうに思いますので、事務局員とふだんからの付き合いというものを同時に見ていければというふうに思っております。
また、三点目、外国人についての質問でございました。
これは、私、今ほど、よく質問を受けるテーマでございまして、やはり、九州であったり東北で最初は働くんですが、やはり北関東であったり東海に移動してしまうというのが非常に多いのが現実でございます。これを止めれるかというような質問も受けるんですけれども、やはり、その地方でこの人にずっといてほしいという人を決めて、その方の賃金を上げていくとか手厚くしていくというような在り方、日本人によく見られるような在り方を外国人労働者にも適用するという発想をまず持っていただきたいということを私の方からは伝えております。
また、一年で転籍、二年で転籍という議論も出ていますけれども、一年間いてくれればいいじゃないかと。で、その後転籍しても大丈夫なように自分の働く場所を変えていこうと非常に割り切って考えていくということも現実必要かと思っておりまして、農業でそれができるかというとなかなか難しいんですけれども、そのような、やはり働く人の希望を受け止めた上での在り方を考えないと、強制的にはやはりできないものですから、在り方を考えていきたいというふうに思っております。
御質問いただき、ありがとうございました。
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