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池下卓 ·日本維新の会

衆議院政治改革に関する特別委員会(2025-06-19)での発言

第217回国会 ·第第16号号 ·1,678字
○池下委員 日本維新の会の池下卓です。  日本維新の会は、結党以来、あらゆる企業、団体からの献金を受け取らないという原則を貫いてまいりました。それは、企業・団体献金は本質的に見返りを期待した関係性にほかならないためであります。営利団体の目的からして、企業が善意で巨額の資金を差し出すことは考え難く、実質的に便宜供与の対価としての賄賂と紙一重だとみなさざるを得ません。国民の政治への信頼を回復するため、企業・団体献金の禁止は避けて通れない道だと確信しております。  自民党は禁止より公開を掲げて法案を提出しましたが、肝腎の職域支部の透明性が著しく欠けており、名ばかりの公開と言わざるを得ません。また、透明化を掲げるならば、租税特別措置など便宜が図られていないことも証明するべきであります。この点には一切触れず、公開という言葉のみを盾に企業・団体献金の温存をたくらむ自民党の政治姿勢には誠実さを見出せません。  また、公明党及び国民民主党も、受け手規制を掲げて企業・団体献金に上限を設けるなど一定の規制強化を打ち出してきましたが、企業・団体献金を禁止するには至っておりません。とりわけ看過し難いのは、独自案を打ち出しながらも法案すら提出せず、挙げ句の果てには自民、公明、国民民主の三党で収支報告書のオンライン公開を条件として政党支部への企業・団体献金を容認するという合意を交わした点であります。この合意は、公明、国民案の根幹である受け手規制を棚上げしたものであると言わざるを得ません。  受け手規制の根幹である政党法の制定に関しましては我が党も必要性を認識していますが、実務上は会社法を一から制定するような作業であり、時間をかけた丁寧な議論を要します。結局、その構想すら放棄し、自民党の案に毛が生えたどころか毛すら生えない中途半端な案に賛同し、自民党の逃げ切りに手を貸す姿には大変失望させられました。企業・団体献金の議論をこのような形でうやむやにして本当によいのでしょうか。正々堂々と議論をし、結論を得るべきです。維新は、しがらみのない政治の実現を諦めません。  また、政治資金監視委員会に関しましては、議論の進め方には根本的な問題があることを指摘せざるを得ません。第三者委員会の設置は少なくともプログラム法に賛成した全政党の協力を得て進めるべきですが、現状は野党第一党である立憲民主党が不参加であり、協議体制が機能不全に陥っています。  また、国民、公明両党が示したたたき台に対して様々な意見が寄せられております。我々も、複式簿記を導入すべき、開始当初から監視機能を持たせるべき、監査内容を先に議論すべき等の意見を示してまいりました。  しかし、両党の姿勢は、いかに早く第三者委員会を立ち上げ形式的に政治から切り離すかという点に傾いているように見受けられます。プログラム法に賛同した各党には、第三者委員会の調査内容や成果について意図するところを明確にした上で、第三者委員会が軌道に乗るまで伴走する責任があります。今からでも協議体制を再構築し、腰を据えて制度設計を行い、国民の信頼を得られる体制を築いていくことが肝要であります。  最後に、インターネットと選挙に関する問題に触れておきます。  SNS事業者に対する規制は、もはや喫緊の課題です。選挙期間中、一人の人物が複数のSNSアカウントを作成し大量の情報を拡散することにより情報空間を操作する行為が見受けられるばかりか、アカウントやコメント、いいねなどが売買されている実態も既に明らかです。適正な選挙の執行は公共の福祉の一つであり、実効性のある形で対策を打つべきです。  以上、企業・団体献金、政治資金監視委員会、そしてSNSと選挙の問題に関して述べてまいりました。これらはいずれも我が国の民主主義の根幹を成す極めて重要な問題であり、議論を継続する必要があることは言をまちません。我が党も引き続き議論に貢献してまいります。  以上、我が党の見解を申し上げます。ありがとうございました。

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