○浜地委員 公明党の浜地雅一でございます。
十六分間でございますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。
私からも創薬力の強化をテーマに質問したいと思っています。先ほど自民党の長坂先生も御質問されておりました。
創薬力、医薬品というと、今、国民の皆様方に周知をされているのは、ジェネリック医薬品が今、供給安定不足にあると。これはテレビでも伝えられて、結構、国民の皆様方に周知をされている問題です。
ただ、もう一つ、国民の皆様方に余り周知をされていないのではないかと思う問題が、いわゆるドラッグロスの問題であります。要は、欧米で承認されていますけれども日本で承認されていない医薬品は、今、百四十三品目ございます。そのうちの八十六品目が国内で開発が未着手となっているわけであります。
開発がされていれば、遅れている、ドラッグラグという問題になりますけれども、着手をされていないので、これは日本ではなかなか手に入らない可能性があるわけでございます。特に、小児用そして希少疾病の薬が国内的に未着手であります。したがいまして、これまで以上に将来ドラッグロスが更に拡大をしていくことは目に見えているわけであります。
それともう一つ、我が国では、やはり基幹産業としての製薬関連業界、この企業の力も弱くなってきています。日本起源の医薬品の世界シェア、二〇〇〇年では一二・一%ございましたが、最近のデータでは九%を下回っているということであります。
その原因として言われているのが、一つ、これまでは、製薬メーカーが開発の段階そして生産まで一貫して自分たちで責任を持って行うビジネスモデルから、今は、アカデミア、バイオベンチャー、そしてベンチャーキャピタル、CRO、これは治験の補助をする機関でございます。また、CDMO、受託製造を行うような機関でございます。まさに、水平分業、半導体と同じような経済構造に変わってきているわけであります。これらのプレーヤーが有機的に絡み合う創薬エコシステムが日本では十分に構築をされていないというのが大きな問題の一つというふうに指摘をされております。
特に重要なのが、この各プレーヤーをつなぐインキュベーター、アクセラレーターという、いわゆる、これまでシーズを実際に製薬として実用化した経験のある、コーディネーターのような役割を果たす人材が不足しているというのが大きな問題であろうと私自身も思っています。
特に、最近は、低分子医薬品がこれまで主流だったんですが、例えば、コロナワクチン、メッセンジャーRNAは核酸というものがモダリティーだそうでございます。また、遺伝子とか新しいモダリティーに対して、なかなか日本の実用化の経験のある人材が少ないじゃないか、そのように日本は立ち遅れている状態であります。
これを受けまして、岸田内閣時代は、創薬力構想会議が立ち上がりました。政策目標と工程表が示されまして、昨年の九月には、内外の製薬関係者が一堂に会して創薬エコシステムサミットが行われ、非常にこの機運が高まったわけでございます。
しかし、私は、石破政権になりまして、この機運が後退していないかという危惧をしております。石破総理の施政方針演説、所信表明演説、計三回ございましたが、一度も創薬という言葉が出てきていない。
したがいまして、まず、石破内閣には、創薬力構想会議で示された様々な目標をしっかりとワークさせる、事務局体制も含めて強力に進めていただきたい、そのように思います。これは、辻副大臣に御答弁をいただきます。
〔奥野委員長代理退席、委員長着席〕
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