○深澤委員 それぞれ御答弁ありがとうございました。総理からも、前向きな御答弁をいただきまして、本当にありがとうございます。
厚労大臣から御答弁いただいた中で、健康とか、あるいは家庭、あるいはQOL、そういったことも大切だということで、まさにそのことは理解をしております。ただ、先ほど総理も答弁いただきましたように、働きたい人が働けないというのが、ニーズはあるというお話でありましたし、今、働き方改革の見直しの検討をされている中で、有識者の中で、働きたい人が働けるように、あるいは労働時間の上限規制を求めている意見が余りないということで事前に厚労省から説明を受けましたので、そこは有識者よりも私たち政治家が意見をしっかりと伝えていくことが大事だと今改めて思っております。是非、そんな意味で、私たちからしっかりと意見を発信していきたいというふうに思いますので、是非前向きに受け止めていただければというふうに思っております。
それでは、次の質問に移りたいと思います。
米の価格、流通の安定についてということで御質問させていただきます。
改めて、今回の米価高騰対策として、政府備蓄米の買戻し条件付売渡しという方法を考案して備蓄米の活用に取り組んでいただけるようになったことに、江藤農水大臣を始め農水省の皆様には心より感謝を申し上げます。現在も米価高騰が続く中で、引き続き状況を把握して、制度の柔軟な運用をお願いしたいと思います。
その上で、本日は、今までもさんざん議論をさせていただきましたが、農水省の見解と私の見解と違う部分に関して述べさせていただき、御検討いただけたらと存じます。
まずは、米の価格高騰に関して、国民の皆様が困っている状況を確認するためには、農水省の行っているサンプル調査による推計値を基にした生産量とか在庫量、またスーパーのデータだけで考えるのではなく、いわゆる米のスポット市場、民間市場を見なければならないと考えております。
集荷業者と大手卸、商社の間で行われる相対取引では、例えば、ゆめぴりかは二万八千円余りで取引されていますが、スポット市場では約四万九千円ほどで取引されております。また、魚沼産コシヒカリも、相対では二万六千円余りですけれども、スポット市場では四万八千円ほどで取引をされております。
そして、農水省の言うように、確かに在庫は倉庫の中にはあると思います。しかし、大手の卸、商社が優先するのは大手企業用の業務用です。大手企業用は一年間安定して納めるために、また価格を上げづらいので一年間在庫を抱えて安定的に出す、そのため、今のような状況では民間市場に米を放出されにくいのだと思われます。
結果、スーパーのような、納入が安定せず価格競争の激しい販売先には、昨年、今年のような米不足のときには在庫を回さず、スポットで調達した高いお米を回すことになり、家庭用米が異常な値段になっているのはこのためだという指摘があります。
ですから、繰り返しになりますが、農水省が言うように在庫はあります。卸、商社の倉庫にはあると思いますが、これは国民の皆様には今のような状況では出てこない。結果、高いお米を買わざるを得ない状況が起きているのだと推察をしております。
農水省とさんざん議論した中で、スポット市場についてお話をさせていただきますと、魚沼産コシヒカリが、コロナ前は大体上限二万円ぐらいで取引されていました。令和三年には需要が落ちて一万七千円、下落しましたが、それでも基本的には二万円前後。しかし、令和六年四月時点、コロナ前を超える二万二千六百円にスポット市場は上昇しました、魚沼産ですけれども。インバウンド需要を見越した買いが入ったと流通では言われておりました。その後、温暖化の影響で不作、そして市場に流通する米の量が少なくなる見込みという情報が流れると、商社、卸を中心に米の買占めが起こりまして、値段が高騰。ですから、先ほど令和六年四月に二万二千六百円と申しましたが、一か月後、五月には二万七千七百円に上昇いたしました。
その時点で今年は米がなくなると農水省に相談したところ、米は十分あると回答をいただきました。結果、八月の南海トラフ地震の臨時情報が発令されて、米が店舗からなくなってしまいました。
本来、米があれば、こういった情報が発出されても、十分何とか持ちこたえたと思います。新米が出たら落ち着くとのことでしたが、今年の取れ高も市場は不十分との認識だったと思います。商社、卸、米小売で九月から前倒しで出てきた新米の買占めが起こりました。それでは足りないために米の価格が急騰、令和六年十月の末の時点では、魚沼でいうと二万九千三百円から三万一千五百円、十一月になると三万三千円から三万四千円になります。今は、先ほど言ったように四万八千円にまで急騰しております。
このような状況を見て、昨年九月頃、再び農水省に今年の四月、五月に米不足が起きると伝えておったのですが、米はあるという回答でした。実際は、先月二月、私の地元の農協系統のスーパーでは既に米がなくなっております。また、米がどこかに消えたとも言われておりますが、そうではなくて、需要も高まり、加えて収穫量が農水省の見立てと違っているという可能性も考えられるのではないでしょうか。
令和六年度産の一等米ですが、例年並みの七割が収穫できたと農水省から御説明をいただきましたが、流通では一等米が八割から九割でないと厳しいという声もあります。値段が上がり続けている理由の一端はここにもあるのだと私は思っております。
私自身、自分の考えに絶対的な自信があるわけではありませんが、少なくとも、昨年五月から伝えているとおりにはなっております。なので、農水省として、いま一度、今年の米、米価高騰を受けて、農水省が把握している生産量だけでなく、歩留りやスポット市場の価格など様々な状況を見て判断していただき、必要な米の供給量を不断に見直し、ちゃんと米が流通するように考えていただけないでしょうか。農水大臣の答弁をお願いします。
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