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浜地雅一 ·公明党

衆議院予算委員会第七分科会(2025-02-28)での発言

第217回国会 ·第第2号号 ·3,460字
○浜地分科員 ありがとうございます。  主な論点がコストの面であったということ、そしてもう一つ、データの利活用ということが今御答弁にございました。  特に、データの利活用につきまして、災害時とか見守りということが大事なんですが、例えば、電力は比較的スマートメーター化されている。しかし、仮に、ある場所で災害が起きて、亡くなっているかどうか又は御存命かどうかという判断をするときに、エアコンだったら、ずっとつけっ放しでやっているのでその変化が分からないんですが、水は、トイレに行ったりお風呂に入ったりするということでありますので、結局、水量をどう使ったかということになりますと、人の動態、動いているのか動いていないのかということがより詳細に分かるだろうと思っています。  ですので、当然、電力スマートメーターも災害時には役に立つと思うんですが、また見守りにも役に立つと思うんですが、水道量の変化というのは、人がまだ生存しているのかどうか、又は、見守りにおいてどういう状態なのかということがつぶさに分かりますので、この点もしっかり進めていただきたいと思います。  次に、もう一度国交省にお伺いしますが、先ほど一番目の質問の御答弁で、五十九の実証事業、モデル事業をやっている、これの有効な事例を横展開していきたいという御答弁があったところであります。これは実証事業の結果をしっかり詳細に分析しないと水道スマートメーター化は進まないというのが私の問題意識でございます。  私は地元が福岡県でありますが、そのうちの新宮町というところがございます。ここもスマートメーターを導入しております。これについては、全戸に行うとコストが高いということで、例えば島であったり、又は、都市部でも、なかなか検針員が行きにくいような、例えば検針のメーターがビルの奥の方に入っているところに入り込むよりも、このスマートメーターを使って受信ができるということであります。  スマートメーターといっても方式が様々ございます。AMR方式とAMI方式があるというふうに業界では言われております。国交省さんにお聞きしましたら、AMRとAMIの方式の考え方が業界の標準とちょっとずれておりましたので、そこも是非しっかり業界の皆様方の意見を聞いて行っていただきたいと私は思っております。  実際にはAMR方式を使っている多くの自治体があります。このAMR方式は、要は、スマートメーター、既存の羽根車式等のこれまでの水道メーターの上に読み取り用のデバイスをつけまして、そのデバイスが水量のデータを飛ばします。しかし、これは無線を使いますので、遠くまで電波が届きません。ですので、結局、水道事業者に直接そのデータが届くのではなく、途中で受信器、レシーバーが必要でございまして、検針員、若しくは、場合によっては郵便局の方々を使ったり、また、時には電力のスマートメーターを一度経由することによって水道事業者に届くという方式が私が理解するAMR方式でございます。  片や、AMI方式、これは東京都で行われていると聞いておりますけれども、これは、読み取り器から直接、通信電波、キャリア通信を通しますので、遠くまで電波が行きます。結局、間のレシーバーを通さずに、受信器を通さずに水道事業者に直接このデータが受信されるという方式であります。  何が違うかというと、今日私は資料を作ってまいりましたけれども、資料一にありますとおり、先ほど規制改革会議でもコストの面がございましたが、コストが大幅に違うということであります。  左側がAMI、先ほど言いましたとおり、読み取り器から直接、受信器を介さずに水道事業体に対して電波が届く方式。しかし、これはキャリアシステム、通信電波を使う。AMRは、途中でレシーバーを介して、無線方式ですから電波が弱いので、一度どこかで受け取って、それをもう一度事業体に運ぶということであります。  コストの面でいうと、元々のデバイスの費用、これは私がある業者さんに聞いて作ったものでございますので、いわゆる役所の公式資料ではないということも承知をしていただきたいと思いますが、一台について、AMI方式は、性能が高いといいますか、電波が遠くまで飛びますので、三万円かかる。AMR方式は一万八千円で済むということでございます。ですので、初期の導入コスト、三段目にございますが、一万個つけると四億円かかる。片や、AMR方式は二億円で済むというデータがございます。  そして、次はランニングコストです。AMIは、何度も申し上げましたとおり、キャリア通信、通信電波を使いますので、当然この分のコストがかかりまして、年間のランニングでいいますと、一万個つけた場合の想定として二千四百万円かかるというデータであります。片や、AMRは無線電波を使います。ですので、通信費は不要でございます。ただ、レシーバーとか、受け取った後はスマートフォンのアプリ等で管理しますので、その分の管理料が三百万円ということであります。  いわゆる初期の導入コストの段階でも金額が違いますし、また、ランニングの面でも費用の大きな差があるということであります。それは、どちらがいいというわけではなく、何度も申し上げますが、AMIの方が通信電波を通して遠くまで飛ばせるので、検針員の途中の手間はないというメリットが当然ありますが、コストが高いということが問題であります。  実際にどういう方式が実証事業で一番使われているかといいますと、私の理解ではAMR方式であります。電力会社とかガス会社は大きな会社が多いのでスマート化できるんですが、大臣も御案内のとおり、水道事業体は各自治体がやっておりますので体力がないですね。ですので、最初の導入コストに関してちゅうちょするということであります。  ですので、比較になるか分かりませんが、資料二のように、左側の羽根車式という従来のスマート化されていないメーターの上にぴたっとデバイスを、読み取り器をつけて、ここはスマート部分なんですけれども、いわゆる複合型でやっているんです。従来型とスマートのデバイスを取り付けて、元々分離しているものを一体として取り扱う運用が多くなされているんだろうと私は理解しております。  では、海外はどういう方式が使われるかといいますと、資料三を御覧になっていただきたいと思います。これは規制改革推進会議で出された参加企業の資料でございますので、会議で使われたいわゆる公式なものであると理解していただきたいと思います。  箱の中を見ていただきますと、上がAMR方式であります。下がAMI方式。北米ではスマートメーター化は進んでいると言われておりますが、実は、北米の中で、先ほど言いました、電波を途中で介さなきゃいけない、しかしコストが比較的安いAMR方式が四二%。そして、コストは高いが途中の受信器を介さずに直接データを運べるAMI方式は三三%というのが海外の事例でございます。  これは私の理解ですが、海外もAMRからスタートしてAMI方式に徐々に移行していると私は様々な業界の方から聞いているところであります。ですので、将来的にはAMIを目指すということが一つのスキームなんですが、一足飛びにAMIに行ってしまうと、体力のない水道事業体については恐らくコストの面で障害になる。ならば、AMR方式、これは先ほど言いましたとおり、従来の羽根車式の、機械式の上に読み取り器をつけて、更に受信器が必要になる場合でありますけれども、この方式を先に進めていくべきだろうと私は思うところであります。  したがいまして、国交省にお願いしたいのは、有効な事例を横展開したいと御答弁いただきましたが、実際に実証事業の中でAMR方式を使っているのか、AMI方式を使っているのか、もしAMI方式に行くんだったらコストの面やいろいろな面でどういう障害があるのか、導入するにはどういったところをクリアしなきゃいけないのか、こういったことを詳細に実証事業を分析して展開していかないと、ただ単にスマートメーター化と言ってやっているようでは恐らく自治体は迷うだろうと思いますので、その点をしっかり実証事業の結果も踏まえて分析をしていただきたいというのが私のお願いでございます。この点について御答弁をいただきたいと思います。

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