○鬼木誠君 立憲民主・社民・無所属の鬼木誠でございます。
引き続いて、AI関連につきまして質問させていただきたいと思いますが、私自身は、気付かないうちに利用していることはあっても、自主的にAIを活用したことがないという人間でございます。国民の皆さん、多くの皆さんがAIに対する不安を抱いていらっしゃるというふうな統計資料も見させていただきましたけれども、まさに私も同じようにAIに対して不安を抱いている。個人的に利用したことがない、そして多くの、不安を抱いている、恐らく今の日本の国民の皆さんの多くの感情と同じような心情や受け止めを持ってこのAI技術というのを受け止めている一人だろうというふうに思っています。非常に優秀な優れた技術だというふうには思っています。正しい理解の下に適切に使用すれば極めて有益性が高いということについても分かっているつもりです。
ただ、先ほど言ったように、やっぱり不安があるんですね。特に今回の政府のAI推進法、これ基本法ではなくて、名称が推進法になっている。端的にそのことが表れているんではないか。諸外国からの遅れを取り戻すために、先ほどもありましたけれども、前のめりになり過ぎているんではないか、あるいは、リスクと推進のバランスが正しく取れるのかというようなことについてもやっぱり不安として抱いている。
衆議院の政府答弁を見ると、例えば、AIの研究開発及び活用が諸外国に比べて遅れている中で、AIイノベーション促進とリスク対応の両面を図るためには、リスク対応に関して、過剰な規制は回避しつつ、必要な対策を講ずる必要があるというふうにおっしゃっています。今日もありましたけれども、また、我が国が世界で最もAIを研究開発しやすい国となるようにしっかりとイノベーションを促進するというような答弁もございました。うがった聞き方になるのかもしれませんけれども、諸外国からの遅れを取り戻して世界一のAI国になるためには過剰な規制は邪魔だと言っているようにやっぱり聞こえちゃうんですね。不安を持つ者からするとそう聞こえちゃうんです。おっしゃっていますから。
だとすると、やっぱりその、いや、この規制が過剰か否かという判断を政府が正しく行うのかどうかということに対しても不安になっちゃう。そういう思いを持って今日質問したいというふうに思うんですけれども、一般論で恐縮なんですけれども、大体のことは急ぎ過ぎるとろくなことにならぬのですと私は思っているんです。だから、急ぎ過ぎることなく、前のめりになり過ぎることなく政府として推進していただきたいということを是非お願いをしたいというふうに思っています。
大変申し訳ないですけれども、今日、個人情報保護委員会、来ていただいていますので、順番変えさせていただいて、最後に質問する予定だった個人情報の保護の観点から一つまず質問させていただきたいというふうに思います。
個人情報保護委員会、今年の三月取りまとめをされた個人情報保護法の制度的課題に対する考え方案において、統計情報等の作成のみに利用されることが担保されていることを条件に、公開をされている要配慮個人情報を本人の同意なく取得することについて可能とする、そのことを検討案としてお示しをされています。
この考え方案については、AIによる自動的なデータ収集が行われることに対応して検討されているんだというふうに理解をするものでございますけれども、二〇二三年、二年前には、個人情報保護委員会として、オープンAIに対する注意喚起を行って、要配慮個人情報の取得や利用目的の通知等に対して厳密な取扱いを求めていた。この二年間で大きな方針転換が今まさになされようとしているんではないかというふうに捉えています。
要配慮個人情報には、昨年の内閣委員会でも質問させていただきましたけれども、被差別部落出身であるというようなことまで含まれている。本人の同意なく公開された場合には、個人情報保護違反となる。ただ、インターネット上やSNS上にはもうあふれ返っているんですね、このような情報が。その情報を統計データ情報の一部として、データとして取り扱うということに対して、やっぱり私は懸念もあるし、危惧もあるし、問題であるというふうに思っているんです。
保護委員会は、特定の個人と対応関係が排斥をされた統計情報等の作成や利用は個人の権利利益を侵害するおそれが少ないとしていますけれども、被差別部落の所在地情報は、特定の個人と密接なつながりはないように見えても、ある個人の住所や出身地等が被差別部落の所在地と重なり合えば被差別部落出身と特定をされるんではないかというような心配を持っています。その人が権利侵害を受ける可能性というのは否定できないのではないかというふうにも思っています。
検討中の制度的課題に関する考え方案においても、要配慮個人情報の取得、利用については慎重であるべきと思っていますが、この保護委員会の考え方案の検討状況、それからAIによる要配慮個人情報の取得、利用に対する考え方について、まずお尋ねをしたいと思います。
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API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=鬼木誠
MCP: search_diet_speeches(speaker="鬼木誠")