○伊藤孝恵君 今、金子委員の質問を聞いていて、給食の無償化を進めるに当たり、こういった不登校の子供たち、児童生徒との公平性のお話がありました。
実は我々、予算委員会の視察で栃木県の高根沢町のフリースペースひよこの家、行きましたよね。あのときに、この域内の小中学校の給食をそのフリースペースに通っている子供たちのところにも届けていて、そして、その同じ時間に同じ給食を食べている、ただただそれだけなんだけれども、それだけで自分たちは何かつながっている、学校とのつながりを感じるというようなお話を聞いて、それが不公平だと感じるんだったら運べばいいじゃないかと、そういうような、とても全国にいろいろ努力をされている、大変だったそうなんですよ、これを始めるに当たっては。でも、そういう努力をしている首長や、前高橋委員長でいらっしゃいますけれども、そういう首長やそういう事例がたくさんたくさん全国にあるんです。そういうものを広げていっていただきたいなというふうに思いました。
もとい、今回、私この今、今日のずっと質問を聞いていて、非常にやっぱりもやもやする法律だなというふうに思いました。私、多胎育児支援、一生懸命やってきました。なので、この多胎世帯の褒賞的な意味合いはあるけれども、これは少子化対策にはならないというふうに断言しても構わないと思います。
さらに、これを、この制度を余すことなく受けられるのって多分三つ子の御家庭だというふうに思いますけれども、三つ子が生まれる確率〇・〇一から〇・〇二%ですから、一万人に一人か二人の方々が余すことなくこの制度を使えるんですけれども、何で三人で線引きするんだろうとか、何で第一子が扶養から外れたら支援打切りになるんだろうとか、何て中途半端な線引きと、何て中途半端な制度設計なんだと思うんですけれども。
このもやもやはもっと深いところにあるんだなと思ったのが、今日皆さん、白表紙で新旧対照表を見ていただきたいんですよ。そうすると、現行で言うと、第一条の目的規定、真に支援が必要な低所得世帯の子供たちが質の高い教育が必要だから、だから修学をしてもらって、そしてそれが少子化への進展の対処にも寄与することを目的とするというふうに書いてあるんです。これが今度の改正案になると、今度は、多子世帯がすごく教育費負担が大変なので負担軽減を図るんだと、もって子育てに希望を持つことができる社会の実現。
これ、お金の話ばっかりなんですよね。ここに、なぜ学ぶのか、どういった教育が必要なのか、だって、これ修学支援法ですよね。この修学の持つ意味、そういったものがまるで書かれていない。負担の軽減はゴールではありません。負担を軽減して、学んでもらった先に何があるか、それを述べるのがこの目的規定であるはずなのに、それがまるでないということに一つの違和感があるんだなというふうに思いました。
これ、伊藤局長、先ほど困窮世帯の進学率、修学率というのが四〇%だったのが六九%になったと。すばらしいと斎藤委員もおっしゃっておりました。これ、今回、先ほどからずっと、今後拡充していくためにも、効果を見て、効果を見てとおっしゃっている。この効果を少子化対策なんというふうに置いてしまうと、絶対効果まみえません。効果は進学率で、今回の、今の現行どおり、進学率というのを見たらいいんじゃないですか。この進学率というものに対して、今多子世帯は何パーで、それを何パーにする、そうすることで多子世帯の子供たちも、なかなか経済的にしんどくて行けなかった、それが事実かどうかも含めてですね、そういうゴール設定の置き方というのは考えられないんですか。
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MCP: search_diet_speeches(speaker="伊藤孝恵")