SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
宮田律 ·一般社団法人現代イスラム研究センター理事長

参議院国際問題に関する調査会(2026-04-15)での発言

第221回国会 ·第第2号号 ·1,203字
○参考人(宮田律君) 昨年の九月に国連総会があって、G7の国々、あるいはアメリカの同盟国ですよね、イギリス、フランス、オーストラリアといった国々がパレスチナ国家承認をしました。日本とすれば、やはりパレスチナ国家承認をするとてもいいタイミングだとは思ったんですけれども、ただ、しなかった。それはやはりアメリカのトランプ政権に配慮した結果だと思います。  ただ、そのパレスチナの国家を承認するという意義ですけれども、パレスチナ人たちはやはり民族的なその意識というのが非常に強い。これ、イラン人と同じように、パレスチナ、アラブとしての民族的なその意識は非常に強いわけで、パレスチナ国家承認というのはそうした彼らのその民族意識に応えることになります。  あと、批判とすれば、国家承認しても国家として機能しないんじゃないかという声がありますけれども、国家が機能するように、いろんなその手助けというのはできるんじゃないか。先ほど伊勢崎先生言われましたけれども、PAとハマスという勢力があって、その仲介、調停をするというのも一つの手助けになるというふうに考えます。これは、中国などがパレスチナ諸勢力の調停、仲介をやっておりますけれども、日本としてもできる立場にあるんではないかなという気がするんですね。  ハマスの武装解除、これは大変難しいですけれども、やっぱりハマスとすれば、イスラエルが武力攻撃しているときに武装解除をするというのは、これは本当に解のない方程式みたいに難しい問題だと思います。ただ、イスラエルの、先ほども言いましたけれども、イスラエルの国際法違反を防ぐ一つの手だてになるんではないかなという気がするんですね。  イスラエルのガザ攻撃があって以来、国際司法裁判所であるとか、あるいは国際刑事裁判所であるとか、国連総会であるとか、そういったところがイスラエル批判の声を上げるようになりました。国際司法裁判所は、イスラエルのヨルダン川西岸占領、これを否定したわけですけれども、あるいは、国際刑事裁判所はネタニヤフとガラントに対して戦争犯罪人として逮捕状を請求したということがありました。そうしたその三つのコンビネーションを使って、何とかパレスチナ人の民族自決権というものを認める、後押しするということが日本としても求められているんではないかなという気がするんですね。  日本として、やってはいけないと言ったらあれですけれども、そうしたときに、イスラエルとの防衛協力をやったり、あるいはイスラエルから武器を買ったりするというのは控えた方がいいんではないかなという気がしますけれども、とにかくパレスチナ国家を認めるということは、今のそのイスラエルが訴えている、言わば民族浄化、エスニッククレンジングみたいなものに対抗する一つの軸にもなりますし、必要なことかなという、そんな気がします。  以上です。

宮田律 の他の発言

2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) お手元に資料があると思いますけれども、ちょっと多いので、かいつまんで御説明していきます。  御存じのとおり、イスラエルとアメリカ、国連決議もなく、イラン攻撃…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) 在日米軍基地が攻撃される可能性があるかどうかというわけですけれども、イランの今のロジックから、論理からすれば、攻撃される可能性があってもこれは不思議ではないわ…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) ホルムズ海峡の封鎖というのは、エネルギーだけではなくて、例えば、世界の肥料の三〇%がホルムズ海峡を通過すると言われています。ということは、アフリカに届くべき肥…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) 中東で何が起こっているかと、まあ、なかなかその情報が入りにくいということは確かにあるかもしれないですけれども、ただ、アフリカとかラテンアメリカに比べたらまだい…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) ホルムズ海峡を通過する石油というのは、八四%がアジア向けなんですね。ですから、日本とすれば、日本一国だけではなくて、ほかのアジア諸国とも意思疎通を図って、ある…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) 修復は、イスラエルが国際法を破っている限りは難しいと思うんですね。今、ヨルダン川西岸にイスラエルは入植地をつくって拡大させていますよね。それから、先ほども言い…
2026-04-15 · 参議院国際問題に関する調査会
○参考人(宮田律君) イスラエル・パレスチナ問題ですけれども、なぜそのイスラエルがイランを警戒するかというと、これは、一九七九年のイラン革命のときにホメイニという革命の指導者がいて…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=宮田律
MCP: search_diet_speeches(speaker="宮田律")