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藤井多希子 ·国立社会保障・人口問題研究所社会保障基礎理論研究部長

参議院国民生活・経済に関する調査会(2026-03-04)での発言

第221回国会 ·第第1号号 ·684字
○参考人(藤井多希子君) 御質問ありがとうございます。  今の六十五歳以上の単独世帯の分布につきましては、東京にかつて移住、若い労働力として移住してきた人がそのまま単独世帯化したというよりは、高度経済成長期、六〇年代、七〇年代に、農家の次男、三男のように地方を相続する必要のなかった人たちが東京や大阪などの大都市圏にやってきて、家族を持つ人がほとんどでしたので、つまり、七〇年代は有配偶率が九〇%以上ですから、ほとんどの人が結婚をし、そしてほとんどの人が子供を持っていたということを考えると、今の高齢者のほとんどは、実は単独世帯といいながらも離れて暮らす子供であるとかあるいは近隣に兄弟姉妹もいるというような形で、完全に身寄りのない高齢者というのは都心部の方には多く、私が以前勤めていた中野区などではそういった人も多いんですけれども、それ以外の大多数の場所では今の六十五歳以上の単独世帯はキーパーソンがいるような状況でございます。  ただ、それが、先ほど申し上げましたように、今の五十代のように未婚者割合が高い世代が、団塊ジュニア世代などが多くなっていくと、身寄りのない高齢者というのが恐らく、例えば二〇三五年ぐらいからは都心の今の独り暮らしが多いような場所で増えていきますでしょうし、あるいは、今の郊外地域で年齢的に八十代の親と五十代の子供というような形で住んでいる人たちは、今後親の世代が亡くなっていくと単独世帯化していくということで、恐らく二〇四〇年代以降から高齢単独世帯が増えていくということで、今の単独世帯と将来の単独世帯は全く違う状況になると思います。

藤井多希子 の他の発言

2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 御質問ありがとうございます。  おっしゃるとおりです。  急激な低出生率への移行というのがその後の、数十年後の急激な高齢化を引き起こしますので、韓国、…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 国立社会保障・人口問題研究所の藤井と申します。今日はどうぞよろしくお願いいたします。(資料映写)  それでは、いただきました時間が二十分と短うございます…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 今まで、例えば高齢の親と子の世帯、例えば一人親と子であろうと高齢の夫婦と子の世帯であろうと、八十代の親と五十代の子というようなそういう世帯であると、どちら…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 簡潔に、じゃ、済みません、トップバッター、藤井でございます。  ジェネレーションギャップ、その結婚観であるとかジェンダー観を変えるというのは非常に難しい…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 今進んでいる問題として、身寄りのない高齢者に対する、その例えば死後手続の問題であるとか、そういったことについては検討が進んでおります。  しかし一方で、…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 御質問ありがとうございます。  課題先進地域といった場合に、今の過疎地域での問題というのは、高齢者も減っているんですけれども労働力も少ないということで、…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 重要な点、御指摘ありがとうございます。  まさに医療、介護、福祉の連携はもう本当に重要で、恐らくこの二〇一二年以降の地域包括ケアの展開の中でもそこに主眼…
2026-03-04 · 参議院国民生活・経済に関する調査会
○参考人(藤井多希子君) 御質問ありがとうございます。  先ほどちょっと私の言い方が悪かったかもしれませんが、キーパーソンが東京ではもちろん多いんですけれども、都心部であると未婚…

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