○末松信介君 国益を守るということのお話でありましたけれども、仮定のことは答えられませんけれども、想定はしておかなきゃならぬと私は思っておりますので、恐らくいろんな事実、こうなるのだろうという事実認定しながら、いろんなことをケース・バイ・ケースで勉強しているし、各省庁から、今、どんなことができるかということをまとめているというお話がございましたので、その点をよろしく対応いただきますようにお願いします。
なお、国内対策、やはり石油も上がってきていますし、これからほかの物価もずっと上がってまいりますので、是非この政策は誠実に、ぶれずに、時機を逸することなく迅速によろしくお願いします。昨日の「日曜討論」でも、これはもう予備費のことであるとか補正予算の話も出ておりますので、この予算が通ってからの話でありますけれども、よろしく対応をお願いいたします。
次に、私はお話し申し上げたいのはインテリジェンス機関の強化についてなんですけれども、核兵器の恐ろしさは、決して理屈だけで語ることはできないと思うんです。かつて、世界は核兵器により滅亡の危機を迎えたことがございます。言うまでもなく、一九六二年のキューバ危機でございます。
二〇〇三年、八十七歳の元国防長官であられましたロバート・マクナマラ氏が、ドキュメント映画で当時のことを告白されました。十年前に安倍総理にも同じ話をいたしました。
当時、私は小学校の一年生でした。一九六二年十月十六日にソ連が核ミサイルをキューバに持ち込んだ瞬間、当時アメリカの人口九千万人です、国民が核の危機にさらされました。そして、十一日後の十月二十七日に、フルシチョフ氏が、第一書記です、ホワイトハウスに二通の手紙を送ります。一通目は、アメリカがキューバに侵攻しなければ撤退する用意がある、友好的な手紙です。もう一通は、攻撃すれば大規模な反撃に出るという強硬な手紙でありました。
ケネディ大統領は困惑したんですね。ルメイ将軍は、即攻撃せよと言います。一方、前モスクワ大使のトンプソン氏は、友好的な一通目にだけ答えてくださいと進言するんです。しかし、ケネディ大統領は、それでは駄目だと、解決につながらないと反対しましたが、トンプソンはケネディ大統領に、あなたは間違っていますと真正面から反対をしました。結局、トンプソン氏はフルシチョフ氏と家族的な付き合いがありましたから、フルシチョフが今どんな立場に置かれているかということを、そのことがよく分かったわけであります、苦しい立場が。結局、一通目だけの手紙に回答しました。答えは正しかったんです。
しかし、マクナマラ元国防長官は、回顧録でこう語っています。核戦争に至らなかったのは運が良かっただけである、我々は瀬戸際まで行ったと。ケネディもフルシチョフもカストロも理性ある人間。にもかかわらず核戦争の寸前まで行ったと、その危険は今もあると。
三十年後の一九九二年、マクナマラ氏はキューバを訪れましてカストロ議長と対面します。そして、カストロに、あのときキューバは一体何発の核弾頭があったんですか。答えは百六十二発なんです。通訳の聞き間違いと思って確認したんですけれども、カストロの答えは同じでした。カストロは、核の存在を知っていた、フルシチョフに核の使用を進言する用意があった、使用すればキューバは滅亡していたであろうと明言したわけであります。
キューバ危機の最大のこの教訓というのは、人間の弱さと核兵器の恐ろしさであります。当時の二千五百発のこの核ミサイルが、一人の人間で、しかも十五分でそれを発射することができると。一人の人間が判断を誤れば瞬時にせん滅が起こると。この言葉は、今のイラン情勢に何か通ずるものを感じるんです。
イランが保有しているとされる核関連施設の実態は、表面上のことだけで決して分かりません。でも、突如核兵器が出てきたということが明らかになれば、それを予測できるようにその努力をする必要が、我が国は必要がございます。
高市総理の御著書に、インテリジェンスについて繰り返し主張されておられます。情報力を強くすることは、これは国防力を強くすること、外交力を強くすること、経済力を強くすること、あらゆる国力を強化することにつながるとおっしゃっています。その具体策こそ、内閣情報調査室を格上げして国家情報局を創設して、各省庁の情報を一元的に集めて、そして分析する、そういう司令塔が必要であるということです。
スパイ防止法の整備と併せまして、日本国が同盟国だけに頼らず、自律的に戦略判断ができるように、自国でそういった情報収集できる、それこそが私、高市提唱型のインテリジェンスだと思うんですけれども、総理のお考えを伺います。
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API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=末松信介
MCP: search_diet_speeches(speaker="末松信介")