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村上慎一 ·株式会社北浜化学取締役製造本部長

衆議院環境委員会(2024-04-09)での発言

第213回国会 ·第第7号号 ·3,404字
○村上参考人 株式会社北浜化学の取締役製造本部長、村上と申します。  今日は、貴重な時間をいただいて、発言また皆さんの意見を聞けることを楽しみで、ここへ参らせていただきました。  先ほど、藤枝参考人、花嶋参考人から、今回の新法に関する重要性ですとか概略の要望等は細かく発言していただきまして、私は、そこの座席ですごく感心しながら聞かせていただきました。  弊社は、参考に持ってきました資料からちょっと抜粋しますけれども、通常、プラスチックを主体としましたケミカルリサイクルということを、地元なりいろいろなところで啓蒙活動をしながら、プラスチックを廃棄物というものから資源というものに変えながら、また、先ほどお二人が言っていただいたように、ごくごく地域の身近なところから国民なりが資源循環ということに関しては興味を持って、また、毎日のようにテレビ、報道では、SDGsですとかCO2削減、環境破壊とか資源循環という言葉は多く聞いていますけれども、実際、それを活動、行動、実行に移せる人がどのぐらいいるかというのは非常に疑問なところです。ですから、今回の新法に伴って国からそれを発してもらうのと同時に、本当に自分たち国民が真剣にそれを問題意識として捉えて一緒になって動けるようになれればと思っています。  先ほど言ったように、北浜化学とすると、ちっちゃな事業活動として、地元大阪では、ペットボトルのキャップ等々を皆さんに集めていただいて、それを実際に実機をもって熱分解をしながら、その燃料を船の燃料として使用していただいて、府民の方に乗船いただいた。先ほど控室でちょこっとお話をしましたら、花嶋参考人もそのイベントに参加していただいて、その船に乗船をしていただいたそうです。ちなみに、そのときに燃料を入れたのが私でした。  本当に、身の回りにある廃棄物が資源になるということは、何となく情報等々では聞いていて分かっているはずなんですが、じゃ、実際にそれをどうするんだとか、これがどういうふうになって何に使えるんだということは本来余り理解されていないような気がします。  あと、法律の整備と併せてなんですけれども、今、北浜化学では、移設をしながら使える熱分解装置というものを研究もしていますし、製造もしているところなんですけれども、今年元旦に富山で起きてしまったあの大きな震災で大変な思いをされている方たちに何といっても必要なものとすると、水と電気だと思うんですけれども、あそこへもし、KASHINと呼んでいますけれども、熱分解装置を持っていって、廃棄物となってしまったプラスチック類をその現場で熱分解をして、それでできた燃料を発電機で電気に変えれば、電気ストーブが使えるとか照明が使えるとか、そこで実際に、リサイクルというんじゃないんでしょうけれども、エネルギーとしての体験ができるし、そのまま震災復興の助力もできるんではないかと思って、いろいろな企業さんが今見えますけれども、同じようなことを考えられている企業さんが今はある意味多いと感じています。  七百五十キロ未満にすると牽引の許可が要らないので、そういうちっちゃいものができますかと問いかけられた企業さんもいます。なぜですかと聞いたら、ああいった震災等々のときには、許可がなくても、もしちっちゃなものだったら、現地へそのまま行ってすぐさまエネルギーとして使うことができると考えていますね。  それはある意味、国の補助金を使わせていただいてという考えを述べられていましたけれども、環境問題、廃棄物から今資源というものに名前が変わりましたから、資源化をして、イコール、リサイクルになると思うんですけれども、その開発は、国の大きな機関だけではなくて弊社みたいな地方の中小企業も、日夜いろいろなものをテスト依頼をされながら、それに対応して、こんなものがこういう割合でこういう利用価値のあるものにできるというのを、日々検討、テストしている次第です。  それを国の方で何かの支援等々いただければ、更に身近に、日本は長いですけれども、北から南まで有効利用できるような装置ができるのではないかと思って、日々テストしているところです。  その中で、先ほどお二人の参考人がすごい全体像は語っていただきましたので、弊社が今抱えている、先ほどケミカルリサイクルというものを主としていろいろ研究しているという話をしましたけれども、実は何年か前から少し気になることがあって、熱分解設備の構造なり方法というのは、平成十七年の一月十二日に環境大臣が詳細を公表はしてくれたんです。  環境省告示第一号ということで、熱分解装置というのはこういうものですというのは公表してくれたんですけれども、その解釈が国と都道府県の所管と違うことが多々ありまして、都道府県の担当課へ行って、実は熱分解をしたいんですという申出をすると、この機械装置が何物だか分かりませんという回答が返ってきて、リサイクル設備の設置ができないということが実際にあります。  設備の構造とか方法というのは、環境省が出している文言の中でも本当にさらっとした上だけになっていまして、もうちょっと突っ込んだところになると答えが返ってこないというのが現状です。  私も実際、環境省の方に電話をして聞いたら、それは地元の都道府県の担当と協議をしてくださいと。地元の担当課へ行ったら、それは、県の中に環境事務所が四つに分かれているので、そちらへ行って事前協議から始めてくださいということで、結局答えが出なくて、私単独では駄目だと思ったので、県の産業技術センターの方も一緒に行ったんですけれども、答えは同じです。  そこら辺の細かな法整備というか、ちっちゃな流末のところなんですけれども、それを国が音頭を取っていただいて、こういう方法に関してはこうだということをもうちょっと詳細に決めていただけると非常に助かるということがあります。  その中の一つとして、環境省さんが、二年前ですか、八月末に、都市鉱山のリサイクル率を倍に上げるということで、工程を作られて進むという記事を見たことがありましたけれども、実は、皆さんがお持ちのスマホですとかパソコン等々は中に希土類がいっぱい使われていまして、これを熱分解して分離ができれば、精製をして、日本は資源もエネルギーもない消費国ですから、それを、日本国内にあるものを再利用できれば、そんないいことはないんですけれども、実は、あるところでも装置はやって、動いて、東京二〇二〇のメダルにも使われたという事例があるんですけれども、それも今現在は、例えば、都道府県なり国にお願いをして、こういう装置をといっても、その装置は何になるか分かりませんというようになりますし、環境省等々が出している熱分解設備の構造、熱分解方法にも、ちょっとこれはどうなるんでしょうかというところが詳しくは回答されませんので、廃棄物処理とは思っていないんですね。  先ほど言ったように、循環資源として、輸入をして使っている希土類等々が、実は、見てみたら自分たちの身の回りにもいっぱいありますので、それを資源として循環させるには、熱分解は非常に面白い方法だと思っています。  例えば、タイヤなども、この方法からいくと、熱分解するとカーボンと呼ぶものが五三、四%生成されます。オイルは、これはA重油になるんですけれども、三二、三%です。そうなると、国で決められた方法とか構造からいくと、これは一体何になるんでしょうかというのが非常に問題で、例えば、先ほど言った、震災のところへ行って、タイヤ等もあれば、熱分解してしまえばA重油の二号ができてしまいますので、古いディーゼル発電機等々の燃料としても使えるということが実際にあります。  それなので、今回の新法に合わせて、大きな日本のリサイクル方法等々の発展を踏まえながら、ちっちゃなリサイクルの一つ、ケミカルリサイクルなんですけれども、それは弊社とすれば、もうちょっと細かく精査していただいて、細かなところにも対応していただけるような体制をつくっていただけると非常にありがたいと思っていますので、是非よろしくお願いします。  ありがとうございました。(拍手)

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