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近藤和也 ·立憲民主党・無所属

衆議院農林水産委員会(2024-04-03)での発言

第213回国会 ·第第6号号 ·3,536字
○近藤(和)委員 近藤和也でございます。よろしくお願いいたします。  今日は、石川県が開発されましたお花で、フリージアの一種で、エアリーフローラというお花でございます。十数種類、種類がございまして、一番北では輪島市町野地区でも作られています。ちょっと今年の生産は微妙だということも伺ってはいるんですけれども、しっかりと生産活動が様々な分野で再開されていけばいいなと思いますし、農林水産省の関係の皆様には、今までの御苦労していただいていますことに心から感謝を申し上げます。実際には今は調査段階ということがほとんどで、これからもっともっと力を入れていかなければいけないということで、何とぞお力添えをいただきたいと思います。  そして、先週ですけれども、私の集落では江堀りがありました。恐らく地域によって言い方が違うと思うんですけれども、田んぼなどの溝、水路を掃除をするということでして、井堀りとか、えんぞ堀りとか、泥すくいですとか、様々な言い方があります。この江堀りを通じてですが、改めて、農業というのは、食料・農業・農村基本法の中で、農村というところ、こちらが成り立たなければ農業もそして食料供給もままならないんだということを、改めて今回の基本法の質疑の中でしっかりと皆様と情報共有をして、更なるよりよい方向になっていけばというふうに思います。  そして、質疑に入らせていただく前に、今の被災地の状況を少し、皆様に是非とも共有をしていただきたいと思います。  二日前ですけれども、官房長官が、九割の地域で水が来ているようになっているということを言われました。確かに、石川県全域でいけば、五十万軒弱の中で、今、水が来ていないのは六千軒台ですから、九割が水が来るようになったという言い方は間違いではありません。  ただ、しかし、今回の地震では、金沢では断水はほとんどなかったと聞いております。そして、私のところは中能登町というところで、七尾市、志賀町よりも南の隣のところで、こちらは一月五日から水が来ております。そして、七尾市は、ようやく全軒に近い形で、この三月末で水が来るようになりました。  実際には、ほとんど関係のなかったところも含めて九割が水が来ているんだということではなくて、例えば珠洲市であれば、九割以上まだ水が来ていない、断水状況が解消されたといっても、家の中でひねって水が出る状態になっていないということでありますので、今の能登の状況は、九割水が来ているんだという状況ではない、そしてまだ復旧段階であるというところもたくさんあるということも、御理解をいただきたいと思います。もちろん、珠洲市の中でも、輪島市の中でも、復興段階に移っていらっしゃる方もいらっしゃいますし、復旧にも至っていないという方もおられます。  そして、ボランティア等々も含めて、最初のときには、一月の一週目、二週目のときには、極力能登には来ないでくださいということを皆様にもお願いをしていました。一時間かかる道を三時間かかる、二時間かかる道を六時間かかる、緊急車両が通る、救急車であったり消防車であったり自衛隊の車が通ることに対して、一般の車がそれこそ邪魔をしてしまう、道が更にがたがたになってしまうということも含めて、極力来ないでください、プロの方々、プロのボランティアの方はどうぞ自力で来てくださいということではあったんですけれども、今はこの道路状況がかなり改善をされてきました。  例えば、私の家から珠洲市まで、一番端までは通常は二時間近くかかるんですが、今は二時間半若しくは三時間で行けるようにはなっています。渋滞の時間も大体夕方、金沢を出発して珠洲や輪島に作業に行かれた方が六時、七時に戻るために、四時台に穴水町というちょうど分かれ目のところ、輪島と珠洲に分かれる、この中間のところで大体四時、五時、六時前後ぐらいでは渋滞を起こすんですが、ほとんど渋滞が少なくなってきていますし、今、たとえ渋滞が一時間のところを二時間かかったにしても、命に関わるような渋滞ではありませんので、是非とも、専門的ではないボランティアの方も含めて、そして議員の皆様であれば何らかのノウハウがあると思いますので、是非とも能登に来ていただいて、課題を一緒に共有をしていただけたらということをお願いをいたします。  それでは、質疑に入らせていただきます。  まずは、災害ということからお話をしたいと思いますが、改めて、国土強靱化ということに対して、恐らくは、この強靱化という言葉、好きだという方と違和感のある方、それぞれいらっしゃると思います。私自身は違和感を持っている方ではあるんですけれども、ハードについての強靱化がいかに限界があるかということを今回の能登半島地震で示されたというふうに思います。  強靱化という点でいけば、災害が起きた後でのサポート、ここも含めて強靱化を。強靱化という言葉をこれからも生かしていくのであれば、災害が起きた後のハード面のサポートと、そして支援面での、ソフト面でのサポート、どちらも大事だと思っています。今日はまず、このサポートという点から質疑に入らせていただきます。  今、四月に入りました。例えば田んぼを植える方、例えばスイカを植える方が、今、苗を注文していいかどうかということを大変悩まれておられます。  分かりやすく資料の三から見ていただきたいんですが、左上の田んぼは、一メーター以上田んぼがずれました。恐らく上の方が隆起してしまったということでございますが、最初私も、見に行ってと言われたときに、どこがどうなっているかよく分かりませんでした。なぜかといえば、能登に住む私たちは棚田が当たり前だからです。最初はただの棚田だと思ったんです。ただ、この左下の方ですね、ただの棚田だと思ったのが、左上の方を見たら、完全にずれてしまったんだなということが分かります。  そして、右上の資料では、これは水路の問題もありますし、農道が駄目で農業ができない、こういった現状もあります。特に今、機械が大型化してきていますので、水路が直っても機械を通せないということも農業の阻害要因になってきます。  そして次のページですが、左上、これは貯水の池からの水路でございます。そしてその隣、右上の写真ですが、これは、貯水の池から集落のある田んぼのところまで、山の上に水路を通している。山崩れがあって、右上の写真の下の方に白い塊が見えると思いますが、これは、用水路を支えるためのブロックが崩れ落ちてきています。  ですから、集落にある田んぼがたとえ無事であったとしても、たとえ貯水池が、ため池が無事であったとしても、山崩れによって、角度がありますから、下の方でバイパスの水路を造ったとしても上げなきゃいけない、ポンプアップしなきゃいけない、余計な費用も更にかかってしまうということも、今後支援が必要です。  このようなことも含めて、一部だけ見て大丈夫かなと思っても、実際に、苗を植えるということをやりたいけれどもやれるか分からないという状況の中で、でも、やる気のある人はもう注文をしています。そして、悩まれておられる方もたくさんおられます。  そこでですけれども、収入保険に入っていないという方もやはりたくさんいらっしゃる中で、共済でカバーできる品目がございますが、植える、植えないは、ぎりぎりまで、その方の個人的な努力ではどうしようもない、土木的なところも含めてかなり他力にお願いしなければいけないんですけれども、ぎりぎりまで頑張って、植える、注文もしたけれども、でも植えられなかったというときには、苗を注文したお金が、今、田んぼや畑だけではなくて家も被災していますから、コインランドリーで一回千五百円とか二千円とかをかけて、いろいろな面で今お金をなくしていますので、農業にだけ資金を振り向けるということは、正直、大変厳しいです。ですから、キャンセルしてもその分をかぶっても、通常であればそれほど痛くないかもしれないですが、今は本当に痛いんです。  ですから、何らかの形で、このぎりぎりのところで共済に入れるのであれば、そこはぎりぎりまで待っていただきたいと思いますし、この苗の部分は何らかの形で担保できないか。それがあれば、今できるかどうか、耕作地ができるかどうかは、整備できているかどうかは分からないけれども、何とかその部分を持っていただければ準備をしたいという現地の声がございます。その点について柔軟な対応をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。

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