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高橋博之 ·株式会社雨風太陽代表取締役

衆議院農林水産委員会(2024-05-09)での発言

第213回国会 ·第第15号号 ·953字
○高橋参考人 江戸時代、日本は三千万人で、それが一億三千万人になったら中山間地が過疎になったという、おい、どこに行ったんだという話で。七割の中山間地から三割の平地に皆が出ていって、都市に集中して、中山間地が過疎になっているということなんですけれども。  僕は、やはり平場の農業はドローンを飛ばして生産性を高める農業を追求すればいいと思うんですが、中山間地の農地の保全に関しては、もはや、行けば分かるけれども、集約化といっても条件不利地域は日本は多いですから、ここにいる人たちだけでやれというのは酷ですよ。行けば分かる。  なので、いわゆる多面的機能と一言で言ってしまえば身も蓋もありませんが、あれは別にそこに住んでいる人のためだけのものではなくて、多くの都市住民、僕、冒頭説明しましたけれども、今、帰るふるさとがないという都市住民が多いので、子供たちも夏休みにやっていることといったらユーチューブと塾とゲームみたいな。だから、都市で得難い教育的価値を提供できる空間がやはり中山間地にあるので、そういう形で、農地ということでもいいし、体験する空間としてでもいいし、都市の人たちに対していわば開放していくことで、そこを都市の人も含めて一緒に保全をしていくということは十分やれると思う。  ヨーロッパは、一九六〇年代に労働時間の短縮運動を各国でしています。日本で言う働き方改革ですよ。自由時間を手にした都市住民はどこに行ったかというと、農村、漁村ですよ。一週間、バカンスをやっているわけですよ。そこで創作活動をしたり、生産活動を手伝ったり、ワインを飲んで農家と交流し、心身共にリフレッシュをして、農家にお金を払って都市に帰っていくということを、まあ、イタリアなんかが先進地ですが、日本もそういう形で、これからの農家は、漁師も、作物を作るだけで収入を得るのは半分、あと半分はやはり場を、都市の人たちは価値を感じるところにお金を払うので、場を開放して提供することで半分収入を得ていく。まさにイタリアがそうですけれども。  そうすることで、農業に対する理解も広まって、適正価格にもつながっていくと思いますし、ひいては足腰の強い食料安全保障をつくっていくことにも僕はつながっていくんじゃないのかなと思っています。

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