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前原誠司 ·日本維新の会・教育無償化を実現する会

衆議院文部科学委員会(2024-05-15)での発言

第213回国会 ·第第6号号 ·1,934字
○前原委員 世界レベルの大学に伍するものを早くつくっていくということについては、異論はありません。異論はありませんが、私は、かなり今は差がついているという認識なんですね。  例えば、十一ページを御覧いただきたいというふうに思いますけれども、これは大学の基金、左側は基金の比較であり、そして右側が基金による運用益の比較でありますけれども、大人と子供にもなっていないような状況ですよね。これは言わずもがなですけれども。ハーバード大学の基金、これ、今円安ですから五兆円を超えていると言われているわけであります。二〇一九年度ですから、四兆五千億円は。ほかの大学、一番多いところで慶応大学、でも、これでも一千億いっていない、基金でですよ。今で恐らく九百億円台だと思いますけれども、こういう状況で、なおかつ運用益についてはほとんど出ていない状況であります。  私は、前回のこの文科委員会で、ハーバード大学、イエール大学がいかに運用をうまくやってきたかという話をさせていただきました。同じ資料を用意しておりますので、皆様方にも御覧いただきたいわけでありますけれども、十二ページを御覧いただけますか。  GPIFと大学ファンドの下にハーバード大学、イエール大学ということで書かせていただいておりますけれども、ハーバード大学については、一九七四年以降ですから、ちょうど五十年で収益率一一%。そして、イエール大学は、過去三十年間で一三・六%。四十年開いても一三・四%ぐらいだと思います。そういう非常に利回りのいい運用を行っているということで、物すごく差がついているということなんですね。  したがって、急激に本当に追いつけるのかというのが私の、追いつくべきだと思いますし、その努力を始めなきゃいけないし、大学ファンドというものをつくって、そして、それを国際卓越研究大学というものに入れていくということについては、私は是とする立場でありますけれども、本当にできるのかというところで質問をさせていただきたいと思います。  十四ページを皆様方には御覧いただきたいと思います。  右下でありますけれども、こういったグラフで、数校決めて、今は東北大学が一番のノミネートされている候補でありますけれども、こういう仕組みで大学に対して寄附をするんですけれども、外部資金獲得額というのは、大学も頑張れよ、つまりは、大学ファンドからのお金は下から渡すけれども、自分たちもこれをちゃんと確保しなさいよというのが条件ですよね。  これを見ると、大学ファンドからの助成額ということで、百掛けるα、そしてプラス三十掛けるβになっていて、文科省の御説明だと、αは一、そしてβは二ということでありますので、大学からファンドが、百という外部資金獲得額の目標とすれば、百六十ですよね。つまり、百の寄附を集めたら百六十を国として大学ファンドから出しますよ、こういうような仕組みになっているというのが国際卓越大学でありますけれども、仮にうまく運用したとして、この間はかなり酷評しました。  先ほど十二ページで見ていただいたように、大学ファンドの運用は非常に今拙いものになっていますけれども、仮にうまくいって三千億を数校に分けるとすると、五、六校と考えると、五百億円とか六百億円ですよね。  分かりやすくするために、これを例えば四百八十億円にしましょう、百六十の倍数で。百とそれから百六十の倍数で、三掛けて四百八十としましょう。つまりは、大学ファンドからある大学に対して四百八十億出すということにしましょう。ということは、幾ら寄附を集めなきゃいけないかというと、三百億集めなきゃいけないんです。先ほど見ていただいた今までの寄附の集め方で、本当にできますかということなんです。  令和八年度からフルスペックでやるということだそうでありますが、しかし、後でその寄附を集めるためにインセンティブの話はしますけれども、この数校でも、私は、なかなか、三千億という運用益を毎年毎年使うということにしたとしても、各大学に三百億円ぐらい集めろというのは相当大変なことであり、だからこそ、私は、むしろ十校にして、そして、徐々に徐々に十校に対して寄附を着実に集めるように促して、そして、それぞれが基金というものを積み立てていって、そして、それを運用していく方がいいんじゃないかというふうな思いなんですけれども。  大臣、三千億がフルで支払われる、数校に渡される、数校が五、六校か分かりませんけれども、例えば、五百億円、六百億円、計算しやすい四百八十億円とすると、寄附は三百億集めなきゃいけない。ハードルが高いと思われませんか。

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