○参考人(加藤宣行君) ありがとうございます。
先ほど、冒頭の私の発表にも述べさせていただきましたが、おっしゃるとおり、循環経済というのはいい話ばかりではないです。いわゆるリニアな経済と先ほど言いましたが、一方通行の、分かりやすく申し上げると、採取をして、資源を取ってきて、製造して、消費して、廃棄するというこのやり方を今、日本は続けてきたことが多かったんですけど、このメリットは、その一方方向に流れるということで、どんどん成長していくことを簡単にしていくということですね。いいものを取ってきて、それをよりいいものに変えるということがたやすくできるわけです。
一方、資源循環、循環経済を進めるというのは、採取する部分がなくなって、廃棄物を戻して、そして新たな製品に変えるという、工程が変わりますので、当然、そこから得られた資源をまた再度、高度な技術を使おうが、いいものに変えるというものに対しては、コストや時間やそういった努力も必要になってきます。
比較するまでもなく、後者の方が経済的メリットは鈍化する部分もありますけれども、私が考えるのは、もうそれを、その選択をする時間はなくて、世界も含めた人口増における資源の枯渇とか、また日本のいわゆる資源を再利用するというものが次の世代を担う、日本人のみならずですね、地球市民に対して必要となっているわけです。しからば、循環経済が多少のリニアエコノミーよりも時間が掛かることが分かったとしても、ここは乗り越えるべきだというふうに思ってなりません。
もちろん、言うのは簡単で、やっていく上で国際競争力も含めた日本を代表する企業の皆さんには非常に負担が掛かることもあろうかと思いますけれども、そういった意味では、リスクを取ってでも進めなきゃいけないと思っております。
また一方で、いいこともあると思っているのは、今言ったものをいずれ乗り越えるときが来ると思います。これは、時間のスピードというのはこれから我々の努力も含めた濃度によりますけれども、そうなったときは、もうリニアに戻ることはないし、またどうすればより経済も豊かにすることができるかというのも含めた製造者の知恵も湧くと思いますし、また廃棄物を出す人たちの意識も変わっているはずです。
そういった意味で、循環経済を選ぶかどうかよりも、もうそうなることを前提とした動きに入っているし、それが望ましいというふうに思います。
以上です。
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API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=加藤宣行
MCP: search_diet_speeches(speaker="加藤宣行")