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猪瀬直樹 ·日本維新の会・教育無償化を実現する会

参議院憲法審査会(2024-05-29)での発言

第213回国会 ·第第4号号 ·1,545字
○猪瀬直樹君 日本維新の会・教育無償化を実現する会の猪瀬直樹です。  本日は、この憲法審査会の進め方について、中曽根弘文会長に申し上げたいことがあります。  日本維新の会は、緊急事態条項の創設を含めた五項目について既に条文案を示していますが、今国会においては緊急事態事項の関連に的を絞って議論をすべきとの方針となりました。我が日本維新の会としては必ずしも本意ではありませんが、各党の意向を尊重して議論を進めてきています。しかしながら、今こんなやり方、進め方で、一体今回の国会末までに結論が出せるのかと甚だ疑問です。  衆議院と違い、我が参議院は少数党でも当選しやすい仕組みになっているため、その制度上、より多様な意見が反映されることが想定されています。その多様な意見をどのようにまとめていくか、そこに会長の手腕と指導力が求められるわけです。  衆議院側は、条文起草委員会をつくって、具体的条文案をそこで起案する方向でまとまりつつありますが、一体参議院ではどうするつもりなのかということです。今の参議院は周回遅れどころか三周遅れぐらいになっています。  ほかの委員会と同様、本審査会も、その進め方については、事実上、与野党筆頭理事間での協議によって決めて運営するという慣例に基づいて行われているんですが、しかしながら、これまでの議論を振り返っても、憲法改正については与党対野党という枠組みは実態と合っていません。  衆議院では、維新の会のほか、国民民主、有志の会の野党三会派は、自民、公明両会派と緊急事態条項の必要性などについて一致して、具体的な条文案の起草を速やかに行うべきという考えです。これに対し、野党第一党の立憲民主党は、時期尚早で、数年かけてやるべきと言って、基本的な考え方に大きな隔たりがあるわけです。その立憲民主党があたかも野党全体の代表かのように振る舞い、自民党の筆頭理事との間で進め方を決めてしまう。会長はその筆頭間協議に任せっ放しで、自らリーダーシップを取ろうとしない。こんな慣習で進めている限り、いつまでたっても議論は深まらず、時間と費用の浪費が続いてしまいます。  これを改め、我々を含め条文案の起草について一致点のある野党会派が与党側と具体的な議論と協議が進められるよう、この非効率で無意味な慣習を改めて、中曽根会長御自身が指導力を発揮するよう強く求めます。  また、本調査会は、現在、本会議の午後からの開催となっていますが、本会議後からの開催ですけれども、衆議院では午前十時から行われています。これでは、参議院は本気度が足りないと言われるのはもっともです。先週もまた結局開催されず、今国会での実質的な議論の機会は今日でやっと三回目です。衆議院では、四月以降、毎週開催されています。マイナーな委員会のような扱いはやめ、もっと議論が進むような開催方法をすべきです。  具体的には、午前中から開催して審議時間を十分に取ること、それから、以前より我が党の議員が申し上げているとおり、週一回の定例日にこだわらず開催回数を増やすこと、更に申し上げると、時間が足りないのなら今国会閉会後にも審査会を開会し、岸田総理の言う任期中、すなわち今年の九月末までに参議院としても結論を得ること、これらを実行し、審査会としての責任を果たすよう中曽根会長に強く求めまして、意見表明とします。  なお、先ほど山本太郎委員が、会長の役割は議事進行に関する事項のみだという御発言ありましたが、これ果たしてこの憲法審査会が発足したときにそういうような取決めがあったかどうか。それについては一度ちゃんと検証していただきたいんです。そういう取決めはなかったと思います。  以上です。

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