○参考人(井上聡君) ありがとうございます。
現在、普通の一般的な事業会社がお金を借りるときというのは、日本では、全資産担保ではなくて、抵当権を付けてA銀行、別の動産担保を付けてB銀行というパターンが多いんですが、唯一現時点で既に行われている全資産担保融資として、唯一ではないんですが、プロジェクトファイナンスあるいはLBOファイナンス、これは、新たに新設会社を設定しまして、そこに大きな事業会社の一部プロジェクトだけを動かして、もうそれ、そのプロジェクトだけを持っている会社にお金を貸すというようなときは、これはほかの事業を何もやっていないので、その持っている、新設会社の持っているもの全てに担保を付けてそれで融資をするということが行われますし、買収のときに新たに買収専用の会社をつくってその会社にお金を貸して、その借りたお金で買収、新設の会社がお金を払って事業を買う、あるいは株を買うと。
こういった形で使われる場合というのは、これは他の事業あるいは従業員というのを考慮しなくてもよいので、もう専らその全資産を担保にしてということが行われておりますが、こういったタイプのものというのは、現在、全資産担保といっても、個別にべたべたべたべたと積み上げていく、そうなると、実行しようとすると、実際は実行なんてめったに起こらないんですが、実行しようとするとばらばらに切り売りをする形になって、一括して事業として譲渡する実行が取れないわけですね。そうすると、本当は全資産担保を取って企業価値をつかまえているつもりが、現時点で行われている全資産担保というのは実はのれんに相当する企業価値は取れていない担保になるので、それよりは、この担保を利用することでより大きな価値をつかまえて金額を、貸せる金額を増やすといったことに使われるのではないかという観点で議論されているのだと思います。
申し訳ありませんでした。
井上聡 の他の発言
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) これはなかなか一概に言えないだろうと。ただ、やっぱり、債務者自身が自分の企業価値を百だと思っているのに今企業価値担保を設定して貸している金融機関が八十しか貸し…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) ありがとうございます。
どういう制度になっていくのかちょっとよく分からないところがございますが、担保のルールを変えればいきなり事業性融資が進むというわけで…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) 御質問ありがとうございます。
非常に難しく根本的な御質問、むしろ御意見をいただいたように思いますが、三つございますので一つずつ申し上げます。
どんなと…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) 御質問ありがとうございます。
既に不動産を抵当に入れて抵当権を付けている会社がこの企業価値担保を利用するということについては、その不動産が仮に事業の継続に…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) いわゆる根抵当のような、抵当制度にも極度額といったものがあるわけですが、今回のその企業価値担保は、極度額を定めることも定めないこともできます。ですので、特定の…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) 御指摘、御質問ありがとうございます。
この信託の仕組みがビルトインされているというのは、この担保の非常に大きな特徴だと思います。
いい面は、二つ。
…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) ありがとうございます。
そうですね、起きるんだろうと思います。現在の日本の担保制度はほとんどの場合、刻む担保とよく言われますけれども、債務者が持っている財…
2024-05-30 · 参議院財政金融委員会
○参考人(井上聡君) ありがとうございます。
通常の事業の範囲という言葉は、例えば集合動産譲渡担保において通常の営業の範囲というような表現が判例で確立しておりまして、普通に事業…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=井上聡
MCP: search_diet_speeches(speaker="井上聡")