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高田克樹 ·元陸上総隊司令官

参議院予算委員会公聴会(2024-03-12)での発言

第213回国会 ·第第1号号 ·813字
○公述人(高田克樹君) ありがとうございます。  私の方は、ロシア・ウクライナ戦争を見まして、まず、大きな一つ目は防空であります。防空の能力、地上戦もちろんのことですが、ロシアからのそのミサイル攻撃、これに対して、ウクライナの防空体制が今のところ二年を過ぎても何とか持ちこたえているという、この量と質をしっかり評価をして、日本の防空に跳ね返らせていただきたいなというふうに思います。現状の自衛隊の防空体制が十分なのかという視点は、このロシア・ウクライナ戦争から読み取れるというふうに思います。  また、ドローンを主体とした新しい戦い方と相反するようですが、火力の重要性についても大きく私は教訓として取り上げたいと思います。  現在、ウクライナ軍が正面で小さなドローンを駆使して敵の戦車等を食い止めておりますが、本来であれば、あれは火力の役割であります。本来十分な火力があればその火力を指向して敵の突進を止めているところ、やむなくドローンを使ってやっているというところは、新しいもの、それから旧来あるもの、惑わされないで、しっかりとした伝統的な火力というものも軍事組織においては非常に大切なものだなということは教訓として私は読み取っております。  最後に、キルチェーンと申しまして、目標を発見して同一化し、ターゲティングをして戦力を発揮して火力の効果を評価するという、F2T2EA、ファインド、フィックス、トラック、ターゲティング、エンゲージ、アセスという一連の動作ですね、これをいかに速く回さなきゃならないんだと。そのF2T2EAのサイクルが速く回れば回るほど、地上戦、戦いには勝てるんだなということは、今回の二年間の戦争で見て取れました。それはウクライナ軍が採用したGISアルタという火力戦闘システムにも如実に現れておりまして、こういうのは我が自衛隊も大いに参考にすべきところじゃないかなと思います。  以上です。

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