SEISAKU DB トップ
SEISAKU DB
澤田稔 ·上智大学総合人間科学部教授/教職・学芸員課程センター長

衆議院文部科学委員会(2025-06-13)での発言

第217回国会 ·第第16号号 ·835字
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  現場への縛りということを考えるときに注意したいなと思っているのは、学習指導要領そのものもやはり大事な部分はあると思うんですけれども、つまり、拘束性というものがありますので、学界では、もうそろそろ、一旦、手引的な、戦後の、もう少し柔軟な運用がそれこそ可能になるような部分を、考え直してもいいのではないかという議論も行われているぐらいですので。  しかし、一方で、今、学習指導要領だけを見ていても現場の縛られ感というのが見えない部分があるというふうに申し上げるのは、これは現場の責任も部分的にはあるかもしれないので難しいんですけれども、一つは、検定教科書です。  検定教科書には、学習指導要領の項目を複数回、同じ学年の中で重複して掲載していたりとか、学習指導要領を中心に考えると必ずしもそのページをやらなくても構わない部分があるんですけれども、教科書に頼るという形でやっていると、教科書に縛られてしまって、学習指導要領がそこまで書き込んでいないことも学校でやらなければいけないという感覚に陥ってしまっているという問題があり、もう一つは、間に立つ教育委員会とかが、学習指導要領には、こういうこともできるとか、典型的には道徳の別葉というのがあるんですけれども、それは、作ることもできると書いてあるだけなんですが、ほぼ全ての自治体が作らせているという状態にありますので。  したがって、学習指導要領ではそこまで言っていないことを、検定教科書が丁寧にやっている、そして、教育委員会が丁寧にやらせる。これは全部善意で動いているので非常に難しいんですけれども、そこのところも含めて全体の設計とか全体像をもう少し再構築するという視点がないと、学習指導要領の書き込みだけを考えていても現場の縛り感というのが余り変わらないという可能性も考えられますので、そんなことを考えながら先生の御質問をお聞きしていたというところです。  以上です。

澤田稔 の他の発言

2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  今の御質問をお聞きして、やはり一番痛感するのは、私も昔、京都の公立高校で教員をしておりましたけれども、私が教員になったとき、指導とい…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 先生方、おはようございます。上智大学の澤田と申します。よろしくお願いいたします。  私の専門はカリキュラム・教育方法論ですので、ふだん様々な学校で授業づくりのお手伝…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  私の方で少し補足させていただきたいところで、この視点というのは文部科学省もこれまで認めてこなかったと思うんですけれども、標準授業時数…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  今、高橋先生が御質問いただいたことというのは、私の知る限りでは、学習指導要領という関連でいくと、二〇二一年の一月の末頃に出た令和の日…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  繰り返しになってしまいますけれども、今日、標準授業時数の削減、それから二〇〇三年通知の見直し、そして柔軟な教育課程編成の活用、三つの…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  とても難しい御質問で、私も十分にお答えできませんが、私もやはり現場に関わっておりますので、パブリックコメントとかそういった意見表明を…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  そういった生成AIというような、こちらの方でも使い方に関する明確な答えを持っているわけではないことであるとすると、今、堀田先生もおっ…
2025-06-13 · 衆議院文部科学委員会
○澤田参考人 御質問ありがとうございます。  私も、そういった探求型の学びが拡充していくことというのは非常に大事なことだろうというふうに考えております。  それで、御質問いただ…

API / MCP 利用

国立国会図書館 国会会議録 API を構造化

REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=澤田稔
MCP: search_diet_speeches(speaker="澤田稔")