○参考人(原科幸彦君) そこまでは詳しく私はフォローしてないので前回の法制化の議論に対しては私答えられませんが、ただ、JICAの制度づくりを私ずっとやりましたので、それで異議申立審査役というのを十年間やりました。だから、その点では、国際協力面では経験があります。
これは、異議申立て制度を導入することのメリットは何かといいますと、事業を行う主体が、大変、環境配慮、前に進むんですよ。つまり、異議申立てが入っちゃうと、きちんとしたアセスやらないと先へ進まなくなっちゃうでしょう。だからブレーキ掛かる、ブレーキ。だからそういうことに対応するようになるんですよね。今の仕組みは異議申立てができないので、少々おかしなことがあっても先へ進んじゃうんですよね。だから、まさに結果が決まっている、結果に合わせるアワスメントなんて言われちゃうんですけどね。ですから、異議申立て制度の意義は本当にそこにあります。
その結果、JICA、さっき申し上げたんですが、二〇一〇年に制度が始まりまして、十年間ずっと審査役やってきましたけど、たった二件です、問題発見。異議申立てはたくさん出るんですよ。でも、そのたびにJICAの担当者がしっかり対応するんです。そうしますと、きちんとした対応しますから問題が解決するんですね。問題が残ったものはフォローアップしなきゃいけないので、登録するんですよ。レジスタードしたのはたった二件、十年間で。同じ十年間、世界銀行の成果見ましたら、五十件あったんです。世界銀行はJICAの事業規模全体の二・五倍ですから、だから、事業規模で割り算すると、それでも年二回になるでしょう。そうすると、年二回対年に〇・二回、十倍ですよ。これはJICAが本当にきちんとやったおかげだと思っております。
だから、そういう効果がありますのでこれは是非入れるべきだし、世界中はそういうことやっているのにどうして日本やらないのかということですね。裁判でやるというのは、本当にもう手遅れになっちゃいますから現実的じゃないですよ。だから、司法的制度との連動ということで異議申立てを入れると、そうすると、審査過程がしっかりしていればこれ大丈夫です。本当に実績あるんですから、これね。夢のような話じゃないんですよね。だから、それ是非、それを参考にしていただきたいと思いますね。
原科幸彦 の他の発言
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 東京科学大学名誉教授の原科幸彦でございます。
この三月までは、千葉商科大学の学長を務めておりました。私、社会工学が専門でございまして、環境計画とか政策の…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) それはちょっと難しいと思って、具体的な条文は私きちっと考えていないんですけど、言いたいことは、そこまで行かなくても、とにかく一つは、意思決定への関与というこ…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 今お話しになったようなことでございまして、ちょっと私の資料の四というところですね、こういう図がありますね。これを見ていただくと、連邦政府は、簡易アセス、スク…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 済みません。手を挙げてしゃべる癖が付いていないので、済みませんでした。
そうですね、これは難しいんですよね。二〇〇六年か七年に環境省がつくったSEA検討…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 大変大事なポイントですね。計画段階という表現使っているのであたかも上位計画のように誤解しますけど、今、配慮書が、これ事業アセスですから、事業の計画段階なんで…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) 日本の考え方だと、一時的なそういう事業に対しては通常やらないんですよ。だから、大規模なものを造ったりして、残すものはやるんですけど、博覧会って壊しちゃうでし…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) まず、政策段階で環境配慮というのは大変難しいんですね。これはテクノロジーアセスメントがなかなか難しいのと同じようなことがありまして、具体の形が見えてこないと…
2025-06-10 · 参議院環境委員会
○参考人(原科幸彦君) これはとても難しいんですけど、ただ、今のお話の例がありますから、やれないことはないんですよね。結局、あの長野県の例は、首長、田中康夫知事がそういうことをやっ…
API / MCP 利用
国立国会図書館 国会会議録 API を構造化
REST: /v1/diet/speeches/search?speaker=原科幸彦
MCP: search_diet_speeches(speaker="原科幸彦")